司法書士という仕事柄、毎日のように印鑑証明書で印影を確認していますので、一般人より、当然印影の照合は、
かなりの精度でできると思っています。
内藤先生のブログから拾ったネタ。
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0・2ミリでも…印鑑証明、
大きく印刷するミス(2012年7月25日 読売新聞)
東京都府中市は24日、証明書用自動交付機で発行された印鑑登録証明書について、
印影のサイズが実印よりわずかに大きくなって印刷されるミスがあったと発表した。(略)
23日になって、金融機関に証明書を提出した市民から、「実印より少し大きい」と連絡があり、
該当する証明書を全部差し替えることにしたという。市では、早急に正しい印影入りの証明書を持参して取得者全員を訪問し、謝罪する方針。
東京管内の司法書士がこのわずかな違いに気付いたと思いたいところですが、その誤差0・2ミリ。
0・2ミリというと、太い髪の毛が0・1ミリですから、髪の毛2〜3本分。髪の毛2〜3本分というと、結構あるともいえますが、
1ミリの5分の1。ちょっとたっぷり朱肉がつくと判別できないレベルじゃないでしょうか。
印鑑のサイズの違いであれば、ペラペラ残像方法だと、発見は微妙で、折り重ね方法だと気付く可能性大でしょうか?
金融機関によっては、下記のような印鑑照合システムを導入しているところもあり、これを使っていれば、すぐに発見できそう。
印鑑照合システム「安照くん」↓
http://www.dipro.co.jp/products/pdfs/anshou.pdf
しかし廉価版でも19万9000円。司法書士が持ち歩くとも思えないですし、決済の場で、こんなことやってたら、「この司法書士何だ?
」と思われてしまいます。
やはり日々鍛錬し、熟練の職人の技を習得するしかなさそうです。
司法書士の皆さんは、ペラペラ残像方法?折り重ね方法?両方?今度みんなに聞いてみよう。