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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2008年06月24日

株主総会ゾクゾク開催

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<JT>ギョーザ問題で社長が陳謝…
株主総会(6月24日 毎日新聞)

 日本たばこ産業(JT)は24日、
東京都内のホテルで株主総会を開いた。冒頭、木村宏社長が中国製ギョーザによる中毒事件について「被害を受けた方、
回収に協力した取引先、株主、全国の皆様に多大なご迷惑をかけ、心からおわびします」と陳謝した。

という具合に続々と株主総会が開催される時期です。

今朝、法務局近くのコンビニで知り合いの司法書士(コテコテ不動産決済事務所)に会いました。
私「申請ですか?」
知人「そうそう。」
知人「どう?忙しい?」
私「この時期、暇だったら、うちの事務所、やばいですよ。」
知人「あっ。会社やってるとこはそうだよね。」

彼にはどーってことない時期かもしれませんが、こちらは本気モード。テンパッた担当者からの電話も一番多い時期です。

そんな時期に先日の

「オンライン申請システムのプログラム等の入替え」

トラブルなかったから良かったものの、勘弁して欲しいもんです。法務省としては「30分ぐらいで終わる作業でゴタゴタ言うな。」
ということなんでしょうか。

22日(日曜日 大安)28日(土曜日 大安)となり、あまりお日柄の良くない今週ですが、
株主総会はどこも平穏無事に終わるでしょうか。

司法書士試験も目前で受験生のアクセスも露骨に減っているブログではありますので、そこそこネタで失礼します。

 

2008年05月01日

読点「、」 1個5,500円。

今日は「読点」のお話。

読点は元々読みやすくするためのもの。こうやってブログを書いていても、「どこに読点を入れよう?」なんて、多少は悩みます。

賞状に読点がないのは、表彰する人に「あまり読む能力がない人のための読点」をつけるのが失礼だかららしい。

普段は読点は、ブログの更新の際に気をつける程度のものですが、今日はこの読点「、」にやられました。

やられたといっても、司法書士がやられたというだけの話なので、一般の方には細かすぎる話なのかもしれません。

今日の出来事です。

今日は5月1日。会社法が平成18年5月1日に施行されて2年が経過しました。この2年間、少なくとも株式会社の設立は、
軽微な補正もなく完全な出来で登記してきました。

「今更、株式会社の設立で失敗なんてありえない。」と自信満々に思っていた今日、スタッフのK君が「あれっ?」と一声漏らしました。

K君は、電子認証の終わった定款をチェックしていたのですが、

「目的」(実際の事例とは変えてあります。)
1.コンピュータソフトウエアの企画、設計開発、販売、保守

K君「これ

1.コンピュータソフトウエアの企画、設計開発、
販売、保守

じゃないですか?」

私「・・・」

違い分かります???

ちゃんと指示したつもりが、「、」なかったようです。普通の添付書類であれば、「、」を打つなんてたいしたことではないのでしょうが、
これは認証の終わった電子定款。物理的に「、」なんて打てません。

急遽公証人役場に連絡して、誤記証明を出してもらうことにしました。もちろん誤記の内容は、「、」を一箇所入れるだけ。

費用は5,500円也。

元々担当していた新人のN君は、当然がっくり。

よせばいいのに、「誤記証明なんて開業以来初だよ。」なんてブツブツ言ってしまったもんだから、N君ますますションボリ。

読点「、」 1個5,500円。

N君にも、私にも高い授業料となりました(笑)。

 

2008年04月23日

増資の登記懈怠

先日支部総会があり、無事終了しました。

さて久しぶりにニュースから。

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増資、
10カ月登記せず=トヨタ系サイト情報会社  (4月23日 時事通信)

 トヨタ自動車の会員制サイト「GAZOO」
(ガズー)に情報を提供する企業が、2007年6月に実施したとされる増資を10カ月にわたって登記しないまま放置していたことが、
22日明らかになった。会社法は増資の登記を実施後2週間以内に行うよう義務付けており、
怠れば100万円以下の過料という行政措置を受ける可能性もある。
 増資登記を放置していたのは、グリーンネットワーク(岐阜県大垣市)。トヨタが筆頭株主の企画会社ウエルネス・フロンティア・
センター(現フロンティア・センター、東京)と、名証セントレックス上場のデータプレイス(現DPGホールディングス)
が4対6の割合で出資して06年8月設立した。GAZOOの地図上に表示するレストランなどの情報を収集し、トヨタに提供している。

一般の方が、この記事を読まれると「うわ〜、悪い会社だなぁ。」なんて思われるんでしょうが、中小企業ではよくある話。
役員変更を数年間放置している会社も少なくはありません。

このように登記を放置していることを業界では「登記懈怠」と呼んでいます。自分の顧客が登記懈怠にならないように、
司法書士事務所の中には、顧客にお手紙を出したりしているところもあります。

登記懈怠も悪いといえば、悪いことですが、ニュースになるほどのことではないように思いますが、
これが今の時代の捉えられ方なんでしょうか。

登記懈怠の巻き添えを食わないように、上場企業は出資先の変更登記後の登記簿謄本の提出を相手方に求めたほうが良さそうです。
DPGホールディングスもこんな形で報道されるなんて夢にも思わなかったでしょうね。

しかし、このネタ、時事通信はどこから仕入れたんでしょうか。グリーンネットワークの担当者の方もお気の毒に。。。

 

2008年03月24日

マニアックな登記

先週末は支部長会のため、更新できず。失礼しました。
さて、前回の支部長会は、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」が施行されて初めてのもの。「あんなのできる訳ねぇ。」
的な発言で一瞬紛糾するかに思えましたが、無事終了?しました。

さて、今日はマニアックな登記のお話。

マニアックな登記ということで、以前「永小作権の設定
と題したブログの中で、全国で1年間に設定された永小作権は11件というのをご紹介しました。うちは都心部の事務所なので、
地方の状況はあまり分からず、実は地方ではソコソコあるかと思っていたが、統計によると、
永小作権の設定もかなりマイナーな登記と判明しました。

「永小作権の設定」が地方固有という誤解があるとすれば、都心部固有と誤解されている登記もあります。

オンライン申請で設立の登録免許税が軽減される法人の種別の中で、「投資法人」は、マニアックな部類。名前は似てますが、
「投資事業有限責任組合」とは違います。私の周りでも「投資法人」をやったことがある人ってあまり聞かないので、
たぶんマニアックな部類だと思います。(困った人は聞いてね。)

この「投資法人」、昨年の投資法人設立は、わずかに10(内東京が9、他は大阪1)。かなり都心部の固有なマニアックな登記。
「投資事業有限責任組合」が昨年493と比較すると、そのマニアックぶりが際立ちます。

都心部固有ではありませんが、商業法人登記の中では、マニアック間違いないものに「未成年者の登記」があります。

さて問題、この「未成年者の登記」、
全国で昨年何件申請があったでしょうか?

A 0
B 4←正解
C 40
D 400

 

 

2008年03月14日

ノドがカラッカラで「取締役の役割・責任・法律知識」の講演

昨日は港支部のセミナーがありましたので、更新できずでした。会場が白金高輪駅直結の高輪区民ホール。私の自宅の近所です。
うちの子供の発表会なども良くこの高輪区民ホールが利用されてます。

その後、当然のように飲み会があったのですが、場所も場所ということもあり、プラチナタワーの和食でやりました。
かなりうまいことはうまいけど、さすがに白金価格。偉い目にあいました。

深く深く飲んだ次の朝、かねてから依頼のあった会社の取締役の方々に「取締役の役割・責任・法律知識」と題した講演をやってきました。
講演はうまいこと行きましたが、飲んだ次の日の朝、ノドがカラッカラで難儀しました。

その後ヘビーな打合せもあり、夕方にはクラクラ。次の本の〆切もせまってますが、今日は早めに店じまいします。

つかれているのか支離滅裂 _(._.)_