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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2016年09月23日

外国のお客様と。。。

先日、法務局から貰った書類を持って、困った顔をした外国の方がオフィスの前にいました。うちの看板にかろうじてLegal Consulting Office と書いてあるので、ここだったらと思って訪ねて来られました。

Please come on in.
Have a seat.
Nice to meet you, I’m Harada.CEO of this firm.
と英語で対応し始めたら、

「私はトルコ語・クルド語と日本語しかしゃべれません。英語で話すのはやめて下さい。」
と、衝撃的な一言。

それを聞いたスタッフがクスクス笑っているのが屈辱的でした。

クスクスしてるスタッフには、業務時間中、英語しかしゃべらんぞ。。。

You bloody fool.

2016年09月20日

エグい画かける奴と東京地検に、にらまれたやつのお話 その4

地検「そうなんですか。私はてっきり先生が、主導して解散と設立の連件申請されたのかと。」

私「はい〜?」

今考えると、先日の会社分割と同じです(笑)。司法書士が積極的・主導的に関与してってやつ。

地検「まあ、そういうことなら、まあいいでしょう。また何かあったら連絡します。」

とこれ以来、地検から電話はありませんでした。

社長め。。。騙しやがったな。。。

わざと100万円を忘れていった理由が、やっとわかりました。彼なりに脱税容疑がかけられていて、それを救済するスキームを組んだことに対する彼なりのお礼だったんだろうなと。。。。

その2年後、役員の任期管理で、株式会社XXXXに連絡しましたが、社長は会社設立後、すぐに亡くなったと聞かされました。

社長亡くなったんだなぁ〜。文句言うつもりだったのに。。。

こんな話は、あれ以来ありません。

執務に対して、襟を正す癖はこれがきっかけかもしれません。

特殊なスキームだなぁと思ったら、最悪の事態を想像するようになりました。

皆さんも、特殊なスキームには、気を付けましょう!

ではでは。

完。

2016年09月16日

エグい画かける奴と東京地検に、にらまれたやつのお話 その3

昨日は、地方に出張しておりました。

前回のつづき。

私「守秘義務がありますので、あなたが本当に東京地検の方か確認させて下さい。」
私「すぐに代表番号に電話しますから、所属とお名前を教えて下さい。」

で、かけ直しました。

地検「納得してもらえましたか。」

私「はい。」

地検「では、本題に入らせて下さい。」

地検「有限会社XXXXを解散させて、同一商号である株式会社XXXXの設立登記は、先生が申請されたんですよね?」

私「はい。」

地検「実は、有限会社XXXXの脱税について調べてまして。」

私「はい???」

私「有限会社XXXXは、ずっと休眠会社だったと聞いていましたが。。。」

地検「はっ?めちゃくちゃ儲かってた会社ですよ。ご存じなかったんですか?」

私「はい。休眠と社長に聞いてましたから。。。」

またまたせこくつづく。

2016年09月14日

エグい画かける奴と東京地検に、にらまれたやつのお話 その2

前回のつづき。

登記も無事終わり、依頼者は満足して帰って行きました。

なぜわざとお礼に100万円を置いていったんだろうなと思ったかというと、突然の電話があったからです。

そんな登記をして、数か月後、「先生〜、東京地検から電話です。」とスタッフ。

東京地検???

なんでじゃ???

東京地検「司法書士の原田先生ですか?」

私「はい、そうですが、」

地検「有限会社XXXXをご存じですよね?」

私「はい。」
あれか有限会社を株式会社にしてやったとこだ。
でも何で電話が地検から???

というところで、またせこくつづく(笑)。

2016年09月13日

エグい画かける奴と東京地検に、にらまれたやつのお話 その1

今日は、エグい画かける奴と東京地検に、にらまれたやつのお話。

といっても私の話です(笑)。

若い司法書士は、知らないかもしれませんが、有限会社が株式会社になるには、今のような商号変更ではありませんでした。

カテゴリー的には、組織変更。
当時は、株式会社には、最低資本金1000万円というのがありました。債権者保護手続きがあり、会社の純資産が1000万円超えている証明書が添付書類でした。

依頼者は、ずっと放置していた会社だから、会社の純資産が1000万円超えている証明書は、準備できないとおっしゃる。

しかし、どうしても有限会社XXXXを株式会社XXXXにしたいともおっしゃる。

仕方ないので、有限会社XXXXの解散と株式会社XXXの設立をやる提案を致しました。当時は、まだ類似商号が今より厳格だったので、この方法しかありませんでした。

依頼者は、とても喜んで帰っていかれました。

依頼者が帰られた後、応接の椅子の上に、封筒に入った100万円が置いてありました。慌てて依頼者を追いかけ、「100万円忘れてますよ。」と現金の入った封筒を渡しました。

今考えると、あれは、わざとお礼に置いていったんだろうなと思います。

というところで、つづく(笑)。