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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2010年11月01日

登記・供託オンライン申請システム等の利用者説明会配布資料

季節の変わり目で風邪引かれないようにご注意ください。

登記・供託オンライン申請システム等の利用者説明会配布資料の掲示について(法務省HP)が掲載されています。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji01_00018.html

 

資料1 新オンラインシステムの概要と現行オンラインシステムからの変更点
http://www.moj.go.jp/content/000055072.pdf

 

資料2 「かんたん証明書請求」について
http://www.moj.go.jp/content/000055074.pdf

 

「かんたん証明書請求」って何だろうと資料を見てみましたが、事前準備が簡素化されているという話で、
パソコンが苦手って人でもかんたんに証明書が請求できるってところまでではないですね。

でもオンラインで証明書を請求する人(企業)は増えるかも。。。

2007年11月22日

遺骨は誰のもの??

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中尊寺ゆつこさん遺骨 2審も夫に所有権認める(2007.11.22産経ニュース)

平成17年に42歳で亡くなった漫画家の中尊寺ゆつこ(本名・小林幸子)さんの夫が、
中尊寺さんの実母に遺骨の一部を引き渡すことなどを求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。原田敏章裁判長は、
夫側に遺骨の所有権を認めた1審横浜地裁判決を支持し、実母側の控訴を棄却した。

バブル全盛期に「オヤジギャル」なる用語を流行らせたほぼ同世代の漫画家「中尊寺ゆつこさん」、
若くしてお亡くなりになって残念と思っていましたら、こんなトラブルになっていたんですね。

先日、アメリカのディズニーランドで許可なし散骨がニュースになっていましたが、遺灰・遺骨は誰のものでしょう?

相続人のもの?のような気もしますが、今回のケースでは、

遺骨の所有権について「慣習に従って葬儀を主宰すべき夫に帰属する」

となっています。法定相続分に応じて遺骨を何分の何という分け方をしても仕方ないですからね。

遺骨で揉めそうな方は、いっそアメリカ式に土葬すればトラブルもないんでしょうけどね。

映画などでお馴染みのとおり、アメリカでは土葬が一般的。日本でも明治の初めの頃は火葬禁止令なるものがあり、
土葬が主流だったようですが、スペースの問題で今のように火葬が主流となったようです。小さい頃の記憶なので不確かですが、
うちのじいちゃんは土葬だったような気がします。今でも地域によっては土葬もあるようですが、東京では難しいようです。

墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例施行規則
(土葬禁止地域)
第十四条 知事は、公衆衛生その他公共の福祉を維持するために土葬を禁止する地域(以下「土葬禁止地域」という。)を指定することができる。

2 墓地の経営者は、土葬禁止地域においては、焼骨のほかは埋蔵させてはならない。ただし、知事が、
公衆衛生その他公共の福祉の見地から支障がないと認めて許可した場合は、この限りでない。

個人的には、私にとって最初の埋葬方法である土葬のほうがしっくりしますが、みなさんはどうですか?

最近では、海に散骨したり、宇宙に散骨したりなど、遺骨からさらに進んだ散骨も増えてきているようです。
遺骨を粉々にしてしまう散骨も抵抗のある遺族はいると思いますが、さらに今の流行は「遺灰ダイヤモンド」でしょうか?
同じ炭素だから遺灰からダイヤモンドも出来るようですが、これも抵抗ある方は相当抵抗ありそう。。。

久しぶりに、さて問題。
この遺灰をダイヤモンドしてしまうサービス、一番安い0.
2カラットの作成費用は?

A 20万円
B 40万円
C 100万円
D 200万円

コメント欄にてご確認下さい。

 

2007年10月04日

笑う相続人ならぬ笑う被相続人

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「私が死んだらびっくりする」 つくばの男性が1億円寄付(2007.10.4
産経ニュース)
  今年3月に87歳で亡くなったつくば市出身の男性が、遺言により同市社会福祉協議会(久保田尚勇会長)
に約1億円を寄付した。これを受け、同協議会は3日、親族に感謝状を贈呈した。
寄付したのは故・皆川重兵衛さん。生前、資産を銀行に託し、死後、銀行を通じて同協議会に大金が寄付された。(中略)生涯独身。
最近は近い親族もなく、平成16年からは石岡市の特別養護老人ホームに入所。周囲には日頃から「私が死んだらびっくりする」
と口にしていたという。

確かに「周囲はびっくり」でしょう。お亡くなりになって有名になった皆川重兵衛さん、さぞ、天国でニヤニヤしていることでしょう。

素晴らしいお話ですが、また生臭い話。この遺言で銀行はかなりの報酬を得ているはず。そしてもっと気になるのは親族。
「最近は近い親族もなく」とのことですが、本当に相続人はいなかったのでしょうか?

「同協議会は3日、親族に感謝状を贈呈した。」どうやら親族はいる様子。

この素晴らしい遺言がなかったら、もしかしたら1億円を手にした相続人がいたかもしれません。

通常は、生前会ったことのない人の相続人になる「笑う相続人」が出てくるところですが、今回ばかりは「笑う被相続人」

笑うはずだった相続人からすれば、厳しい遺言。感謝状を受け取った親族のお気持ちはどんなもんでしょう。

生臭い理由があろうとなかろうと、「お年寄りは大切に(笑)。」

2006年07月07日

草葉の陰から何を思う

 世界で最初の株式会社は、
1602年に設立されたオランダの「東インド会社。」世界史で習いましたよね。では日本で最初の株式会社は何でしょう?
諸説色々あるようですが、日本史好きとしては、1863年結成の浪士結社、商社である「亀山社中」と思いたいところです。

 


日本史マニアの中でも特に人気の高い坂本竜馬が関与したとあって、有名な
「亀山社中」ですが、今日の日経新聞にこの「亀山社中」の記事が出ていました。

 


「未公開株(未公開株の過去ブログはこちら
の販売し、法人税法違反容疑で 中央区にある「亀山社中」他4社が告発されたようです。
よりにもよって悪さした人の中に坂本竜馬ファンがいたようで。。。草葉の陰から竜馬も呆れていると思います。

 


草葉の陰からといえば、今日もうひとつ気になるニュースがありました。

 

 


凍結精子認知訴訟」です。

 


夫が死亡した後、凍結保存された精子で体外受精した女性が、
出産した子を夫の子と認知するよう求めた訴訟の上告審弁論が今日ありました。科学の進歩もすごいけど、
死亡後の夫の子供を産もうと決断した奥さんもすごい。。。

 


科学技術の進歩が法の予定していなかった部分に、影響を及ぼすことは、
これに限らず色々と出てくると思います。法律という「ものさし」だけではなく倫理・宗教など様々な角度で、この問題を考えると、
これが正解とはいえないと思います。

  


認知を認めると、相続登記の実務にすごい影響があります。
仮に認められるとしても、ある一定の範囲でしか認めないとしないと、数百年前に死亡した人の子供なんてなってしまうと、
どれだけ影響があるかわかりません。ジュラシック・パークじゃないですけど、坂本竜馬の髪の毛から、
あるいはアダムの化石から子供が生まれる科学技術でもあった日には、想像もできませんね(笑)。

 


冗談はさておき、
草葉の陰からこの子の父親はどんな風に思っているのでしょうか?
 

2006年06月14日

事務所での服装

 


ジャパン・
ブルーがただのブルーになって2日目。
日本代表のユニフォームを着て、
事務所で仕事しようと思っていましたが、仕事の効率がさらに↓↓↓なりそうなので、止めておきます。
日本全体がワールドカップで過熱していれば、ユニフォームでの仕事もやれると思っていましたが、今ユニフォーム姿はちょっと「ツライ」
ですね。

 


ちょっと事務所での服装について。私は事務所では、普段スーツ姿です。
スーツ姿といっても、スーツは脱いでますから、ワイシャツ姿で働いています。去年のクールビズあたりから、ネクタイをしない姿でも、
あまり非難されなくなったので、余程の場面でない限りは、ノーネクタイです。普段はそんな感じで働いていますが、休日出勤している時は、
当然ラフな格好です。

 


会社設立などの実務本の〆切も近づいていますので、
先週の土曜日は事務所に出ていました。お客と接客することもないので、黄色いアロハを着てリラックスして、執筆作業をしておりました。

 


そんな中、1本の電話が。

 


お話を聞くと、相続関係の話し合いで、
今事務所の近所に集まってらっしゃるようです。遠方から来られている方もいるようで、どうしても今日相談されたいとのことでした。

 


「ご相談にはのれますが、今日休日出勤で、無茶な私服なんですが。。。」
とお断りしようと思っていたら、「こちらも私服なので、構いません。」とのこと。近所にいらしたので、すぐお見えになりました。

 


無茶な私服と言ったものの、まさか黄色いアロハシャツを着ているとは、
想像されなかったようで、あった瞬間、微妙な空気が流れていました。「これから会社を設立します。」みたいな相談であれば、
百歩譲って黄色いアロハもありでしょうが、相談内容は、シビアな相続のお話。

 


深刻な顔をして説明しても、こちらは黄色いアロハ。
一体どれだけの説得力があったでしょうか?


面談が終わり、「今日は、こんなアロハで失礼しました。」と一言。
さすがに笑ってもらえました(笑)。