2007年01月15日
公正証書遺言の信頼性
金曜日は予定通り「賀詞交歓会」に行ってきました。色々な方とお話するいい機会ではありますが、時間的な制約もあり、
皆さんと深くお話することもできなかったかんじです。そんな中、初めてお会いする方の中に、このブログの読者もいらっしゃいました。
「ブログ拝見していますよ。でも想像していたより。。。」
と口ごもる読者。
ごつくてすみません。ひよっこのかわいらしいイメージは、私とは非常に遠いところにあります。。。
さて年末年始、新年会また3連休とブログの更新がうまくいかない日々が続きます。今日もそうですが、いざ書こうとすると、
かなりの抵抗感があります。回復に時間がかかりそうですが、それまで暖かく見守って下さい。色々忙しいのです。。。
前置きが長くなりましたが、今日は、日経新聞のスイッチオン・マンデー「遺言公正証書の信頼保て」の記事から。
法務省が毎年公証人役場の立ち入り調査なるものをやっているようで、その「公証役場検閲結果報告(2003年度)」によると、
全国552人の公証人のうち約6割の328人について何らかの業務上の不備があったようです。また実印と印鑑証明の陰影が相違しているもの
(公正証書遺言が無効になるレベル)など重大なミスが1割も。。。
今後高齢者が多くなりますから、遺言を公正証書で作成する方も当然増えていきます。
詳しく現行の公証人の業務のチェック体制はわかりませんが、公証人だって人の子、間違いだってあるでしょう。
正直チェック体制が機能していないのが、今回の「6割の不備」というお粗末な結果になったのではないでしょうか。
今後、特に問題になりそうなのが、遺言能力の検証作業。限られた公証人の業務時間の中で、どれだけ信頼される結果を出していくのか。
しかし信頼される結果のために、60歳を超えた彼らに過酷な労働を強いる訳にもいきません。せっかく作成した公正証書遺言。
すっきりとした解決方法で、万全のものを残して欲しいと思います。