2009年01月28日
うちの管轄(港)で事件
犯罪収益移転防止法の関係もあり、本人確認は皆さん徹底されていると思います。
しかし手の込んだ色々な書類を偽造した事件もありますから気をつけましょうね。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">契約書偽造:
社長名刺も偽造し使う 南青山不動産売買
東京・南青山の不動産売買を巡る売買契約書偽造事件で、逮捕された不動産会社「三洋興産」役員らが、不動産を所有する「昭和地所」
社長(当時)の名刺や別の売買関係書類も偽造していたことが捜査関係者の話で分かった。警視庁組織犯罪対策4課は、
容疑者らが取引相手を信用させるため広く偽造を行っていたとみて追及する。(平成21年1月28日毎日新聞)
今は名刺や売買関係書類が揃っていたとしても、写真付きの身分証明書の提示を求めたりするのが通常ですから、名刺ぐらいの偽造で、
司法書士が事件に巻き込まれることは少ないのかもしれません。
しかし運転免許証や印鑑証明書なども偽造する悪質な事件では、被害に遭わないのは困難です。
豊富な経験による巧みな本人確認で事件から逃れるのがいい司法書士なんでしょう。
以前、業歴30年超えているようなベテランの司法書士に、この手の事件を避ける秘訣を聞いたことがあります。
経験がどうのこうのみたいな素敵な返事が返ってくると思ったら、
「運だよ。運。」
と一言。身も蓋もありません(笑)。
とはいえ運も実力のうち。鬼太郎のようなアンテナを張るしかありませんね。