2008年05月12日
登記簿改ざんで司法書士ら逮捕
style="MARGIN-RIGHT: 0px">登記簿改ざんで司法書士ら逮捕 埼玉(2008.5.10 02:44産経新聞)
県警捜査4課と武南署は9日、不動産登記法違反などの疑いで、行田市棚田町、司法書士、中本幸男容疑者(62)と、
山口組系暴力団組長ら男2人を逮捕した。平成17年3月の同法改正以後の摘発は全国初。調べでは、
3人は北本市内の建設会社が所有する群馬県太田市内の土地や建物を奪い取ろうと計画。知人だった男性社長(41)
から土地の権利証を借ると、昨年5月上旬、土地が暴力団組長に売却されたかに見せる登記申請を法務局にした疑い。
権利証は「金を貸してくれる人に見せるだけ」などと言って借りたという。その際、
すべての権利証がそろわなかったことから、中本容疑者が司法書士に認められた権利を悪用。「本人確認情報」
と題する書面にうその情報を記載して、登記申請できるようにした。
またまた「あ〜あ。」な事件発生。
不動産登記法の改正で司法書士は資格代理人としてより高い水準で業務を行わなければならないというのに、この事態。
この事件、
義務者の本人確認や意思確認を怠っていたとしても、権利者の本人確認はたぶん出来ていたはず。やばい筋の匂いは当然「ぷんぷん」
していたと思いますが、何がこの司法書士をここまで追い込んだのか?やばい筋に追い込まれたのか???
62歳という年齢からたぶん業歴は長い司法書士と思われますので、
本人確認情報の偽造がどういう意味を持つかは当然に理解していたはず。
たとえ業歴が浅い司法書士でも本人確認情報の偽造がどんな結果になるかは知っています。
どんだけ追い込まれたのか、彼が分かっていて犯罪を犯したのであれば、その胸の内に興味があります。何か弱みでも握られていた???
資格代理人である司法書士の地位向上に日々ご尽力されている日司連の幹部の皆さんには、頭の痛い問題でしょうね。