2011年11月07日
今度は行政書士が1200万円着服
当初今年の4月を予定していた「後見制度支援信託」ですが、関係団体との調整に時間がかかり、やっと来年2月よりスタートするようです。
以前ご紹介した記事はこちら↓
「後見制度支援信託」のお話
http://shihoushoshi.main.jp/blog/archives/002301.html
これにより、成年後見人による不正をある程度は防止されると思われます。後見人の不正には、有益な制度ではありますが、こんな不正↓を防止することはできません。
遺産1200万円を着服=行政書士を逮捕− 兵庫県警(時事通信2011/11/07)
相続手続きで預かった1200万円を着服したとして、兵庫県警葺合署などは7日、業務上横領容疑で、大阪市都島区友渕町、 行政書士椎葉克介容疑者(53)を逮捕した。同署によると、「間違いありません」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は昨年5〜6月、岡山県の女性から遺産相続手続きの委託を受け、 同容疑者名義の一時保管口座で預かっていた約5000万円のうち、1200万円を着服した疑い。
行政書士に限らず、弁護士も司法書士も似た事件を起こしています。職業倫理うんぬんの話をしていても再発するものは再発します。
こういった不正を未然に食い止める方法を各士業が改めて考えなければなりません。司法書士会も苦労しているようですが、倫理研修だけでは、防げそうにないです。困った困った。