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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年10月04日

法テラスの集客力

今週ずっと法テラス関連やってますが、とりあえず今日でおわり。

昨日は、法テラス初日の相談件数などをご紹介しましたが、法テラスのHPにて詳細に公開されています。
ちなみに10月3日の相談件数・相談内容は下記URLにて確認できます。昨日の相談件数は2476件。
司法書士会にも割り振っているようです。

http://www.houterasu.or.jp/content/181003ccreport.pdf

これだけの相談件数の処理、また即日集計し、すぐにHP上で公開。さすが巨大法律情報提供事務所(法テラス)はパワーありますね。
さすがの集客力です。

これだけの数の相談が、法テラス経由で解決されるとなると、
集客力のない民間の普通の事務所で被害が出ているところもあるかもしれません。

ネット上では、「無料法律相談をきっかけにお仕事をゲットしよ〜〜!」というサイトがいっぱいあります。
そんなサイト運営者から見れば、「法テラス」という権威ある巨大法律情報提供事務所の誕生は邪魔で仕方ないのかもしれません。

「お仕事をゲット!!」という発想も営利目的の個人事務所なら当たり前といえば、当たり前です。ネットで「法律相談」
と検索してみましょう。ボランティア色の薄い営利目的のサイトが並びます。
法テラスほど集客力がない個人事務所の中にはネット上に広告を出しているサイトもあります。

さあここで問題。

「法律相談」というキーワードの月間検索数は約2万件。
検索した人のうち約10%がネット広告1位のサイトをクリックしたとしたら、そのサイトの月間の広告料はいくらかかるでしょう?

A 6000円
B 6万円
C 60万円
D 600万円

正解は→C

1ヶ月にこれだけの広告費をかけても法テラスの1日分より少ないです。法テラスおそるべし(笑)。 

2006年10月03日

法テラス順調なスタート?

平日午前9時から午後9時まで土曜日午前9時から午後5時まで、テレフォン・
オペレーターが100名という体制でスタートした法テラスですが、マスコミの報道によると目だった混乱はなかったようです。
しかもほとんどの報道が好意的な内容でした。

法律相談に関する情報提供が法テラスの業務の一部です。紹介先の弁護士会や司法書士会でも、

途中までは、無料法律相談だと思いますが、相談の結果「やはり有料で弁護士や司法書士に頼まなくてはいけない」
という場合も出てくると思います。(実は、ここでも問題ありです。
案件によれば弁護士でも司法書士でも解決できる案件を法テラスはどちらに紹介するのか?
ちょっと研修を受けただけのオペレーターにそういった微妙な判断ができるのか???(ちょっとした研修じゃなかったらすみません。))

無料法律相談も振込み詐欺のように、「そんな葉書、無視してもらえばいいですよ。」的なアドバイスで終了するものも当然ありますが、
「夫が死んでずっとそのまま放置してある不動産があるのですけど、どうすればいいですか??」
なんか司法書士のお仕事に直結する場合も沢山あります。

元々司法過疎の地域であれば、それを解決してくれる唯一の専門家を紹介すればそれで一件落着ですが、
都心部のようにそれを解決できる専門家が大勢いる地域では、誰がその仕事を受託するかといった別の問題も出てくると思います。
誰が平等に割り振るのやら???

突然誕生した権威ある巨大法律総合事務所、コールセンターとして、情報提供しかしないとはいえ、
その集客力たるや民間事務所の比ではありません。

初日だった昨日の法テラス(巨大事務所)
のお問合せ件数は2368件
。問い合わせ上位から352件、200件、
189件といった結果だったようです。想像通りともいえるこの上位の3トラブル。

さて問題、

昨日の法テラスの相談内容で上位3位内に入らなかったものは?

style="MARGIN-RIGHT: 0px">

A 相続でのトラブル
B 職場でのトラブル
C 離婚でのトラブル
D 借金でのトラブル

正解は→コメントでご確認下さい。

普段無料法律相談やっている結果と似てますかね? 



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2006年10月02日

法テラスの問題点

さて法テラスのつづき。
この「法テラス」は、ロースクールや裁判員制度と並ぶ司法制度改革の目玉のひとつです。理念は立派なものですし、
国民のためにとても有益なことだと思いますが、担い手、特に弁護士から問題視する意見が出ています。

午前中問題ありとアップしたところ、やはり問題勃発。弁護士による法テラス反対集会が都内で開かれたようです。(ネタ元:日刊スポーツ)
法テラスと契約しない弁護士は国選弁護ができないという法テラスの制度が問題視されているようです。訴訟に発展する可能性もあるようですが、
どういう結論が出ますやら?

上記の問題の他にも、要員を確保できない、準備不足など解決しなければならない問題は色々ありそうです。

 

もう一つの担い手である「司法書士サイドは問題はないのか?」

私も一応支部長。立場が立場ですから、「法テラス」は素晴らしいといったブログにすればいいのですが、やはり現在問題ありです。
司法書士会は当然完璧な体制で法テラスをバックアップすることになっています。国民のため、
専門家としては協力を惜しまないのは当然のことです。しかし実際に法テラスからの転送された電話の応対をするのは司法書士です。
司法書士会に所属する司法書士全員が応対するなら、個人個人の負担も軽いはずですが、やはり「自分の仕事優先」の方が多い。。。
「自分の仕事優先」言葉は綺麗に聞こえますが、悪い言葉で言うと、実質「自分の金儲け優先」です。。。

「お人よしが損をする」・・・会員間の不公平をどうなくすか、なんとか解決していかなくてはいけません。
(綺麗事を書いてしまいましたが、私も会務をやっていなけらば、当然営利追求してしまいそうです。。。)偉そうな事を書いてすみません。
_(._.)_

つづく。

2006年10月02日

法テラスがスタート

早いもんで10月になってしまいました。という事で10月ネタです。
このブログにアクセスされている方ならほとんどの方がご存知だと思いますが、「日本司法支援センター」、通称「法テラス」が、今日10月2日からスタートです。

http://www.moj.go.jp/SHIHOUSHIEN/index.html

法テラスをご存知ない方のために上記HPより引用

style="MARGIN-RIGHT: 0px">

法テラスってなに??

法テラスは、
全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会を目指し、平成18年10月から業務を開始します。

  法テラスの正式名称は「日本司法支援センター」です。「法で社会を明るく照らしたい。」
「陽当たりの良いテラスのように皆様が安心できる場所にしたい。」という思いを込めて、「法テラス」と名付けました。

法テラスは、全国の都道府県庁所在地(北海道については札幌市に加え、函館市、
旭川市及び釧路市)の計50か所に事務所を設置するほか、大きな都市や、弁護士や司法書士がいない地域などにも、
必要に応じて事務所を設置する予定です。

 

情報提供・・・
  支援センターの専門職員が、一般国民から問い合わせを受け、
その相談内容に応じて、最も適切な相談機関・団体等(弁護士会、司法書士会、地方公共団体の相談窓口等)
の紹介や客観的な法制度に関する情報提供を行います。なお、この情報提供業務は、弁護士が、紛争の内容に応じて、
勝訴の見込み等も含めて法的判断を行い、採るべき手段をアドバイスするといった法律相談とは異なります。

 

以上引用おわり。

一応、年間約120万件の問い合わせを見込んでいるようです。

法テラスの電話番号は、(0570・078374)は「お悩みなし」
と憶えて下さい。

うちのSkype無料法律相談と違って、すぐ相談はできません。相談先の情報提供のみです。お間違えなく!

ここまではいいのですが、この法テラス問題が色々あるようです。詳細はたぶん今日の夕方アップします。

2006年09月27日

平成18年度司法書士試験 合格発表

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今日平成18年度司法書士試験筆記試験の合格発表がありました。今うちの事務所には、
合格者しかいませんから、業務時間中ソワソワするなどもありませんが、多少気になりますので、今日はやはりこの司法書士試験合格発表ネタ。

しかしブログも4年目ともなると、このネタも4回目。そうそう変わったことが書けるもんでもありませんが、お決まりなんで。。。

まずは、法務省のHPで自分の番号を見つけ、うれしくてたまらないあなた。合格おめでとうございます。しばらくは一番心配をかけた家族などと楽しい時間夕食などを楽しんで下さい。
口述試験は過去問を1〜2回やればなんとかなりますから(?)、しばらく安心して幸せに浸って下さい。
無難にスーツなどを着て口述試験を受ければ、なんとかなるはずです。(過去にロン毛・茶髪で口述を受け、
「やっぱり髪切っときゃよかった〜〜。。。」と大後悔した馬鹿者からのアドバイス(笑)。)

合格してもこれからが大事などと偉そうなことを去年のブログに書いてますので、
合格した方はそちらもお読み下さい。

 

さてさて、問題は残念ながら不合格だった人。合格スレスレで落ちちゃった人に「落ち込むなよ。」
などのアドバイスをしても無駄でしょうが、なんとか気持ちを切り替えて頑張って下さい。この業界を目指す限りは、試験に受かっても、結局
「毎日勉強」だから勉強することに変わりはないんです。合格者との違いは来年の合格への不安があるかないかだけ。
この時期に落ち込んでしまうと、余計に来年の合格が厳しくなりますから、早いとこ復活して下さい。

ある意味定年退職がない仕事ですから、この1年遠回りにても大丈夫。などと励ましても

深く深く沈んでる方には聞こえません。

全然点数が足りない方はともかく、受かってると思っていたり、答練でかなりの成績優秀者(全国で10番に入ってたのに落ちた。。。
orz)などはダメージが大きいですからね。今年は法務省のHPで受験生に謝罪があったように2箇所出題ミスがありましたから、
普段かなり成績のいい方ほどそのあたりで悩みに悩んでハマったなど想像できます。

力を振り絞って再度テキストを開く決断をするも良し。思い切って司法書士試験を諦めるのもまた「あり」です。
司法書士になれなくてもあなたの今までの努力が全て否定されるものでもないですから。

受験生のモチベーションに少しでも繋がる内容を日々ブログにアップしていきますから、気分転換にたまにはアクセスして下さい。

ちなみに私も不合格経験ありです。さて問題。

司法書士試験に落ちてしまった私がとった行動は?

style="MARGIN-RIGHT: 0px">

1 さっさと勉強を再開した。
2 再就職のためヘッドハンターと会った。
3 六本木で飲んだくれた。
4 フテ寝した。

正解は2と3でした。だめ人間です(笑)。 



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