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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年03月28日

司法書士の名称は変更すべきか?

 

 



いよいよ年度末です。
年度末ということもあり、皆さんお忙しいでしょうし、 また登録免許税の値上げもありますので、司法書士業界は特に忙しいことだと思います。
その影響かどうかわかりませんが、 2位転落。。。モチベーションも低下しつつあります。応援宜しくお願いします。m(_
_)m


さて、先週末は支部長会でした。支部長会では、
会費の値上げという問題で熱い議論がありました。また当然この件に関して、日司連でも熱い議論がなされたようです。
差し迫ったこの会費の問題などで、司法書士の新名称については、日司連であまり議論する時間が取られなかったようで、支部長会でも、
さらっと説明がなされたのみです。しかし執行部より、「会員に対してアンケートは実施するつもりである。」との説明はありました。
アンケートの時期がいつかはわかりませんが、当然揉めるでしょうね。

 


そもそも司法書士という名称は、昭和10年に司法書士法が制定され、「司法代書人」が「司法書士」となったものです。
明治23年に代言人が弁護士と名称変更したのと比較するとその名称の歴史は、案外短いものです。

 

 


司法書士の名称変更については、司法制度改革の中で、
併せて検討すべき問題なのかもしれません。先日のブログの中で、一般の方は司法書士との接点が少ないという話をしましたが、
これは弁護士とて同じこと。一般の方は司法書士と同様に弁護士とも接点は普段あまりありません。
それでも知名度は圧倒的な差がついてしまっています。映画やテレビドラマでの露出の差はもちろんありますし、司法書士界には『茶髪の風雲児』
はおりません(笑)。もし名称を変えるなら、とことん宣伝し、「司法書士の仕事って・・・」
と説明しなくても分かるような職業になればいいなあと思います。

 


司法書士の名称を変更すべきかどうか、もし仮に変更するとしたら、
皆さんは何がお好きですか?また例によってアンケート調査させて頂きます。ご協力宜しくお願いします。

 


お気軽にアンケートよろしくです!!
 
 

 

相互リンク募集中です。(士業リンク

2006年03月24日

司法書士の名称が変わる。。。


今日は、支部長会です。先日より話題にしていた資料を含め、
色々な話が飛び出すと思います。さて今日は、そんな支部長会資料の中から
「司法書士名称の変更に関する意見照会について(お願い)」
のお話。

 


司法書士法の改正により簡易裁判所における訴訟代理権が業務に加わり、
司法書士の職務内容が従来のものとは一致しなくなってきました。確かに業務として、訴訟代理までできるのに、書類作成の雰囲気が漂う司法
「書」士の「書」の文字には違和感のあるところだと思います。またこの「書」
の文字が安易にかつての代書をイメージさせてしまうといった悪影響もあると思われます。

 


そこで、より司法書士業務の実態にあう新名称を考えるのは、「あり」といえば
「あり」。しかし、当然問題もあります。一般の方が司法書士と接点を持つであろう機会として、不動産取引の立会いなどが考えられますが、
不動産取引が一生に何度もある訳がありません。当然の帰結として司法書士を知らない方が多いのは仕方のないことです。
ただでさえマイナーな職業なのに、何とかある程度、定着した(?)司法書士という名称を捨てるのかという別の問題もあります。

 


私「はじめまして、私は○○士の原田です。」


相手「○○士?」


私「昔の司法書士のことです。」


相手「ああ、そうですか。」


という不毛な会話もあり得ます(笑)。

 


長年この司法書士という名称を愛してきた会員の中には、
とんでもないと否定する方もいらっしゃるでしょう。会社の商号変更みたいなものですから、名刺をはじめとして封筒・HP・
看板などなど変更があればコストもかかります。冗談じゃないという会員もいるでしょう。

 


また司法書士という名称を捨てるのであれば「じゃあ新名称は何にする?」
という熱い議論もでてきます。資料には候補として

 


1法務士


2司法士


3法理士

 


などが挙げられていますが、さてどうなることやら。

  

2006年03月23日

ヅラが被れないソリシター

 

 


司法書士の英訳候補のネタが続いております。

 


アンケートもぼちぼち集まりつつありますが、solicitor(ソリシター)
の人気があるようですね。このソリシターって何でしょう?ソリシターはイギリスの事務弁護士のことです。イギリスには、
弁護士にソリシターとバリスターの2種類があります。法廷で代理できるのはバリスターのみ
(最近ではソリシターも一部代理ができるようですが。。。この一部っていう所が、司法書士っぽい(笑)。)

  


ここまでは、まあ理解できるとして、このソリシターとバリスター、
イギリスでは明確な差があります。小学校の音楽室にヘンデルだのモーツアルトだのの写真があったのを覚えていますか?あの写真、
違和感なかったですか?みんな似た髪型していたと思いますが、あれヅラです。
権威の象徴としてイギリスでは、まだこのカツラが利用されています。そしてこともあろうに、
このヅラが着用できるのが、バリスターのみ。
ソリシターが着用することはありません。。。
この差別的なシステム、イギリスらしいというかなんというか。
。。この微妙な感覚がイギリスの会社を辞めた一因にもなっておりますが、今日はソリシターの話。
このへんを語り始めると止まらなくなってしまう(笑)。

 


簡易裁判所の裁判官が、「少額訴訟は肩肘はらずに、リラックスできるように、
法服を着用しない。」とおっしゃっていましたが、言うことを聞かない人がいる場合は、逆に権威を示す意味で「あえて法服を着用する。」
ともおっしゃっていました。この点、イギリスも同じ。イギリスのちょっと差別的なこのシステムもあえて非日常的な状況をつくり、
権威を示すには好都合なのかもしれません。

 


ソリシターが人気ありですが、このヅラがかぶれない事務弁護士。
ちょっとこの微妙な差別(区別?)が私個人的には、違和感ありありです。

 


明日はいよいよ、司法書士の名称自体を変更するという厳しいネタやります。
 

 

2006年03月20日

司法書士の英訳はjudicial scrivener??


司法書士のいい英訳がないかアンケート実施中です。
私自身悩んでおりまして、まだ投票していません(笑)。考えれば考えるほど深みにはまってしまいます。
外国人がイメージしやすければ、それでOKだと思いますが、これで完璧という表現がなかなかないですね。

 


今回突然中村会長からの文書として急に司法書士の英訳が出てきたのには、
理由があります。司法制度改革の一環として、
日本法令の外国語訳の基盤整備を早急に進めることが決定されたというニュースがあったのを覚えてらっしゃる方がいると思います。
要はその影響です。司法書士の英訳をここで決め、その英訳を連合会が積極的に働きかけないと、このままでは、
「judicial scrivener」が採用されてしまうという理由によるようです。

 

 対応を急いでいるのも、法務省が発行した「外国人のための入国・
在留・登録の手引き」などの書籍の中で、司法書士が「judicial scrivener」
と表記されているからのようです。 それに対して、行政書士は、
certified administrative procedurers specialist
と外国人に理解しやすい表記になっています。司法書士と違って、こちらは、明確。ここまで明確ではなくても、
そこそこ明確な英訳を決定してもらいたいもんです。果たして司法書士の英訳は「judicial scrivener」
かあるいは、それ以外のものになるのか??今後の会の対応が気になります。

 


ピンとくる英訳は難しいと思いますが、思い切ってアンケートに投票して下さい。
司法書士以外の方もお気軽に!!