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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2005年10月03日

動産譲渡登記と債権譲渡登記

NHKのお話にすべきところですが、今日から施行された法律がありますので、そのお話。先月末は例によって債権譲渡の日でした。(過去に徹夜を余儀なくされた債権譲渡に関する日誌はこちら。)この債権譲渡登記の申請が終わると、1〜2日後に、東京法務局民事行政部債権登録課より、申請の代理人のところに、「こんな登記がされましたよ。」と通知書が送られてきます。いつもは80円の封筒に入って送られてきますが、今回は角3サイズの大きめの封筒が送られてきました。

「何だ?これ?」と思って開封すると、いつもの通知書の他に、「債権譲渡登記(質権設定登記)の申請をされる方へ(お知らせ)」なるものが同封されていました。そうです。「債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の一部を改正する法律」(長い。。。)が今日から施行されるに伴って、申請データに変更がありますよ、という恐怖のお達しでした。ご丁寧に申請データ使用まで同封されています。心配なので、また申請データの再チェックしなければなりません(苦)。既発生債権のみであれば変更がないように思えるんですけど、どうなんでしょうか?分かる方、この内容に対応したソフトがあるのをご存知の方いますか??

今回は、動産譲渡登記制度の創設と債務者が特定されていない将来債権の譲渡についても登記可能となる債権譲渡登記制度の見直しです。企業が有する動産や将来取得する債権についても、第三者対抗要件が具備できる仕組みですから、今までにない資金調達の道が開けたことになります。需要は当然ありますので、そのうちに依頼がきそうではありますけど、早速動産登記をやったなどの情報がありましたら、是非教えて下さい。改正直後は、正直辛そうですね(笑)。

2005年09月20日

支部長会にて

先週金曜日は私が就任して3回目の支部長会でした。支部長会では、港支部会員に不利益な事がないよう気を付けて会議に出席するようにしています。しかしながら会議自体は、特筆すべき点もなく、あっという間に終わりました。前回同様、ただ只管、資料をめくっている内に終わってしまったかんじです。

そんな無難な支部長会が終わった後のこと。仲の良い他支部の支部長さんから、「原田さん、静かじゃない。もっと暴れてよ〜(笑)。」と声をかけられました。当然港支部会員の不利益な事があれば、ひよっこ支部長でもはっきり発言しようと思っていますが、さすがにあの無難な内容では暴れられません。もし暴れてしまったら、ただの「暴走機関車」です(笑)。

どの支部も支部会員を支部活動に協力してもらったり、支部に顔を出してもらうのに苦労しています。同じ地域で開業していますから、ある程度の利害は共通しますので、支部の必要性もありますが、違う側面から見ると、同じ支部会員はライバル。そんなライバルをいかに支部に呼びこむか、どの支部長も頭を痛めています。先週は飲み会が続いたため、支部長会の後の飲み会には参加しませんでしたが、今後は積極的に他支部の支部長と意見交換したいと思います。

「きれい事言いやがって!」という無難な内容になってしまいました。危険なブラック支部長をお望みの方はクリックを(笑)!

2005年09月14日

司法書士倫理

先日、東京司法書士会の山本会長から電話がありました。ちょうど『危険なブラック支部長日誌』というタイトルのコラムをアップした直後でしたので、「さすがにあれはマズイと思うよ。」みたいな指摘だったらどうしよう。と小心者なだけにドキドキしていたのですが、結局全く関係ない案件でした(笑)。

司法書士には司法書士倫理というものがあり、その倫理綱領の中に「司法書士は、常に品性を陶冶し、名誉と信義を重んずる。」とあります。倫理とは、非常に曖昧なものですから、「品性を陶冶し」といっても、明確な基準がある訳ではありません。現在、うちの事務所の広告が駅にありますけれど、ちょっと前までは司法書士の広告もこれに引っかかるとされていました。

今では電車の車内広告やインターネット上の広告にも、司法書士のものが結構ありますので、ご覧になった方も多いかもしれません。今は、見ても珍しくない広告ですが、昔(ほんの数年前)はウェブ上に、事務所名や連絡先を載せるのは如何?という意見もあったようです。時代時代によって、同じウェブでも扱いは当然変わってくるんでしょうね。

品位を保持しつつ、面白い内容をアップできるよう心掛けます。

あともうちょっとで上位3位入賞です。順位を確認してみて下さい。

2005年09月12日

危険なブラック支部長日誌

サイトのタイトルが【ひよっこ支部長の司法書士ブログ】というセコイ名称に変更になりました。これも先週末より参加し始めたブログ・ランキングのためです。より強いインパクトあるコピーじゃないとアクセスは増えないだろうという理由で、禁断のキーワードである支部長をタイトルにしてしまいました。正式には【なぜか支部長のひよっこ司法書士ブログ】の方がより実体に近いと思いますけど(笑)。

読んで頂いている方には、伝わっていると思いますが、支部長やっているから仕事が増えるという事はありません。むしろ色々な支部の雑務の負担が重く、日々の業務時間の1〜2割程度を割いているのが現状です。160名の会員がいますから、本会・連合会に提出しなくてはいけない司法書士会の登録事項の変更だけでも、週に1、2件あります。皮肉な事に、真剣に支部と向き合えば向き合うほど、忙しくなってしまいます。そんな状態での業務日誌ですから、以前より帰宅時間が2時間ほど遅くなる始末です。せめて支部長の役得なる部分でもないとやってられませんから、タイトルに肩書きを使わせてもらいました。

更なる煽りコピーに「現役支部長の本音をズバリ!」等と書いてしまってますが、身を削って本音を書けば、反響も多い分、反感も多くなります。辛口なコメントをたまに書いたりする事もありますが、1日分の辛口日誌を書いた後に、全部削除したりもしています(笑)。←小心者です。

危険なブラック支部長日誌に期待される方は、1クリックお願いします。1位になったら身を削ります(笑)。

2005年08月29日

地元の高校に行ってきました。

支部長就任後、初の支部セミナーも無事終わりました。以前よりセミナーの参加者は増えていますが、支部会員の半数以上の参加を目標とするとまだまだです。さらに内容の濃いものを企画していきたいと思います。また先週末は、リーガルサポートの研修もありましたので、結局、金曜の夕方からずっと司法書士に囲まれていました。

そんな司法書士に囲まれた週末を送った今日、朝から地元の商業高校に行ってきました。港支部では、毎年高校生向けの講座をやっていますので、その打ち合せを兼ねて、担当の先生にご挨拶をしてきました。滅多に高校に足を踏み入れる機会はありませんが、朝早くから部活に打ちこむ生徒や、ハンドボールのゴールなど昔懐かしいものばかりで、新鮮な気分になりました。校内で出会う高校生も、皆礼儀正しく、我々のような部外者に対しても明るく挨拶してくれます。テレビで見るような高校生のイメージとのギャップにちょっと驚いてしまいました。

商業高校ということもあり、生徒の半数は就職するようで、社会に出るための必要最低限の法律上の知識を提供しようという趣旨のもと、消費者問題など身近なテーマでの講義になります。講義自体は、他の司法書士がやりますが、支部長として初めの挨拶などをしなくてはなりません。その部分のみが難点ですが、とにかく気分のいい週明けでありました。