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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年09月07日

うちのグループ全員受かってました。

私がチューターをさせてもらったグループ全員が無事考査合格しました。合格率が今回低かったので、グループ内のだれかが不合格になっても不思議ではありません。全員から合格の連絡を受け、正直ホッとしました。というのも、今回の3回目の特別研修は、私自身の考査から1年を経過してます。うまく教えようとしても、当時の記憶が曖昧になっている部分もあります。また考査合格後、ご存知のように積極的に訴訟業務を行っていた訳でもない私がチューターでうまく機能したか疑問もあります。他のグループがほとんど合格して、うちのグループだけ不合格者続出となると、当然チューターの責任になってきます。研修中1度も飲みに行くこともなく、真面目に取り組んだ甲斐がありました。
新人研修と違って、特別研修は参加者の年齢・経験・合格年度がバラバラです。司法書士試験合格したばかりの経験のない若い子もいますし、もう記憶力がないと歎く開業何十年の大御所(但し、司法書士試験から何十年も経過している)もいます。そういったバラバラのレベルの参加者を画一的な研修で全てを合格させるのは非常に難しいです。合格率が7割切ったのも仕方ないかなとも思います。
でもうちのグループは全員合格なので、誰に気にすることもなく祝賀会が開けます。早速来週やることになりました(笑)。

2004年09月01日

気になる合否

先程、第3回特別研修で私がチューターをさせてもらっていたグループの一人から電話がありました。考査自体はずいぶん前に終わりましたから、すっかり考査のこと忘れていましたけど、やっと今日の夕方考査の合格者が発表されたようです。電話の主は幸い合格したとのこと。良かった良かった。グループ全滅だったりすると、「チューターが悪いんじゃないの。」とか言われそうだったので、ちょっと安心です。他の受講者はどうだったか気になるところですけど、さすがにこちらから連絡することもできません(笑)、もしこの日誌を読まれていたら、是非ご連絡下さい。合格祝賀会やりましょう!!
さっきまで法務省のHPが混んでてアクセスできませんでしたが、やっとデータを入手しました。
今日発表された法務省の資料によると
考査受験者数(A) 3351名
認定者数(B) 2342名
認定率(B/A) 69.9%
前回、前々回と比較すると、ちょっと合格率の低いのが気になります。確率でいくと、うちのグループから1人は落ちるデータですけど、どうですかね。。。うちのグループは絶対全員受かってる!と思ってましたけど、ちょっと不安になってきました。
今回は司法書士会の有名人が多数受験されましたけど、こちらの合否も気になるところです。

2004年08月27日

司法書士の広告

今日はちょっと変わった「広告」の話。司法書士が「コウコク」というと「公告」か「抗告」ですけど、法律関係ではない「広告」のほうの話です。最近になって、やっと規制緩和の一環で司法書士も広告することができるようになりました。
この広告、今までは品位に問題があるとして、中々認められていませんでした。その影響かどうかはわかりませんが、日本司法書士会連合会では、「テレフォン人生相談」という番組の提供を行い、司法書士の新たな業務である簡裁訴訟代理関係業務のPRをラジオで流すようです。(ちなみに放送は9月1日から3ヶ月間、ニッポン放送で11時から11時20分まで。CMは月〜金、番組は月水金です。)お金があれば、個人事務所でもこのようにラジオやテレビにCMを流しても良くなったようです。ラジオやテレビとまでは行かなくても、皆さんの中には、電車の中刷り広告などで、司法書士事務所の宣伝を見たことがある方もいらっしゃると思います。
しかし司法書士と一般の方との接点はあまりにも限られています。頻繁に不動産取引をされる人もいないでしょうし、相続がしょっちゅうある訳もありません。会社設立や自分の会社の定款変更を頻繁にやる人もおりません。電車の中刷りをご覧になればわかりますが、広告を出している司法書士の業務のほとんどは「自己破産」「債務整理」です。これなら多少は広告の効果がありそうです。
なんで今日急にこんな話をしているかというと、実は広告代理店から電話があり、「東京メトロの麻布十番駅のホームに電気看板(プラットホームに掲示されるもの、結構サイズが大きくて120センチ×170センチ。)出しませんか?」というお誘いを受けたからです。うちの取扱業務が業務なだけに一般向けの広告で効果があるとは思えませんが、名刺がわりにどうかなあと思っています。
こんな広告出すのどう思います??

2004年08月26日

司法書士業務賠償責任保険

法人後見委員会での担当地区の至急案件が添付ファイル23個の大容量で送られてきました。明日までに返事をしなければならないのですが、こんな沢山のファイルをいつ読めというんでしょうか。。。助けて下さい。
今日東京司法書士協同組合から保険のご案内がきてましたので、今日は「司法書士業務賠償責任保険」のお話。
司法書士は、その特有な業務のため特種な保険に加入しています。(ほとんどの司法書士が加入しています。)例えば不動産登記の仕事で、地面師に騙されて所有者に損害を与えたり、
権利証の盗難にあったりした場合、最大で2億円までの損害を賠償する保険です。地方だとこの2億円の金額で十分カバーされる仕事が多いと思いますが、都市部で仕事をしていると2億円を超える高額の不動産の取引も多いので、私個人的にはこの2億円の上限をもっと引き上げて欲しいと思っています。お客様から見ると、司法書士がこのような保険に加入していることは大きな安心に繋がると思います。
東京司法書士会では、今年11月から会員である司法書士全員を被保険者とする全員加入制度を導入します。(この全員加入の保険は上限1000万円まで)
今までは、ほとんどの司法書士がこの手の保険に加入しているとはいえ、一部では保険に加入していない司法書士がいたりしていました。これが全員加入となりますから、より大きな安心を与えられるようになります。
といっても仕事上の事故を起こさず、この保険のお世話にならないように用心していきたいと思います。(高額な取引では、いつもビクビクしています(笑)。)

2004年08月23日

債権譲渡登記 完結

一般の方には、なんのこっちゃという話を続けてしまいましたが、これも今日で最後です。連日のメダル・ラッシュでネタがないため、お茶を濁させてもらいました。
数時間経過したある瞬間、「これか。。。」あるミスに気づきました。
債権の譲受人は、タックスヘブンであるケイマン等に本店のある外国会社がほとんどです。これらの会社名は当然カタカナ。
入力する会社の商号がカタカナの場合、例えばエイビーシー・コーポレーションの法人名には「エイビーシー・コーポレーション」そのふり仮名は「エイビーシー・コーポレーション」ではなく「エイビーシーコーポレーション」。そうです。『・』が多かったのです。いくらやっても、これじゃ気づかないです(笑)。
恐る恐る債権チェックのソフトにCOMMONファイルを入れます。
数秒後。
「検査は正常に終了しました。」とのメッセージが表示されました。時間を見るとやり始めてから24時間が経過してます。
データファイルさえできれば、こっちのものです。あとは簡単です。普通の登記と違うことが多いのですが、なんとか無事完了です。
当時、この仕事を安請け合いした相手方の会社には、こんな苦労した話はしませんでした。良く覚えていませんが、たぶん強がって、「楽勝でした。」みたいな話をしたと思います(笑)。
今では債権譲渡登記用のソフトも発売されてますので、私がやった頃の苦労をする必要はないと思います。今後初めてやられる方、気合いを入れてやるより、ソフト買ったほうが楽です(笑)。
P.S.
あとこの登記、対抗要件の関係で、登記事項証明には何時何分と登記申請した時間まで記載されます。「朝一番で申請してくれ。」と言われているのに、朝寝坊したのはすぐ分かります。気をつけて下さい(笑)。