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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2003年09月16日

阪神優勝

阪神ファンの皆さん、優勝おめでとうございます。本当に優勝しちゃいましたね。
私の地元宮崎には巨人軍が毎年キャンプで訪れるので、地元はジャイアンツファンばかりでした。しかし私はジャイアンツファンではありません。特にどこのファンということもなく、野球には残念ながら興味がありません。どうやら幼い頃のトラウマが影響しているようです。
私が小学1年生の頃、野球に詳しくない父がなぜかファーストミットを買ってきてくれました。地元の少年野球チームに入りましたが、6年生が守るファーストのポジションが奪える訳もありません。ファーストミットを持った1年生の扱いにコーチも困っていたようで、練習らしい練習もさせてもらえませんでした。みんなと違うグローブに私も困ってしまい、やがて練習にも行かなくなりました。それからというもの野球というとあの『恥ずかしいファーストミット』が頭に浮かび、野球に夢中になることなく成長してしまいました。
教育する側に確かな知識がないと、こんな不幸を招いてしまいます。司法書士会港支部では、卒業してすぐに就職する地元の商業高校の生徒を対象に「消費者問題、クレジット・サラ金問題」をテーマとした講義を行っています。社会に出てすぐに騙されることのないよう契約などについて簡単に説明したりしています。事前にある程度の知識があれば、変なトラウマを抱えることなく、社会に踏み出せる訳です。
業務に関係のない野球の話で終りそうだったので、一応業務日誌にするため、少々強引な内容になってしまいました(笑)。
P.S.
先週TBSで中村玉緒が司法書士役というドラマをやってました。ご覧になりました?

2003年07月01日

パスポートの再発行

6月末の債権譲渡登記も終わり、とうとう7月です。今日からタバコ税が値上りしましたが、ヘビー・スモーカーの皆さんは買いだめされましたか?私はたっぷり買いだめしときました。
7月になり、なんやかんや苦しみながらも業務日誌はめでたく5ヶ月目に突入しました。(業務日誌というより、最近コラムのようになりつつあるのが気になりますけど。)今後ともご贔屓に。
今日はまた恒例の成年後見の面談の日。2週間ほどイタリアに旅行に行くので、日本を留守にしますとのこと。ロイターの社員の頃と違って、すっかりドメスティックになった今、海外旅行は夢のまた夢。羨ましい限りです。老いてますます盛んな様子にちょっと安心しました。海外でトラブルに巻き込まれないことを祈るばかりです。
海外でのトラブルといえば、ロイターに入社して初めての出張でクアラルンプールに行った時のこと。いよいよ帰国という最終日にパスポート・お財布・航空券を盗まれたことがあります。一緒に出張に行った同僚が次々と帰国して行くのを寂しく見送り、日本大使館でパスポートの再発行をしてもらいました。大使館からの帰り、交通事故に遭うし、自分の運のなさにクラクラした記憶があります。とはいえ、結局パスポートの再発行に1週間かかったので、公休扱いになり、のんびりとバカンスを楽しめたので良かったのかもしれません。ただ、久しぶりに出社した時、部長のトムに「お前誰?」とか「あのままクアラルンプール・ロイターにいれば良かったのに。」と言われたりしたので、自分の将来がすごい不安になりました(笑)。

2003年06月05日

キリマンジャロ−その10(完結編)

テレビで「おい、眠るな!」と言いながら相手の顔をひっぱたく遭難シーンがありますが、それと同じで、すっかりクタクタの私は眠くなってきました。「10分眠る。あとで起こして!」と冒険野郎見習に吐き捨てるように言うと雪の中に座り込み寝てしまいました。
「Masa , wake up!」どうやら10分たったようです。見ると自分の体全体を雪が覆ってました。「こりゃ、眠ると死ぬな。」テレビのシーンは本当みたいです。
歩いても歩いてもキャンプ地に到着しません。
日も暮れそうになった時、遠くにいたシェルパが我々を見つけてくれました。やっと寝れる。そんなことをぼんやり考えてました。自分では遭難というより、ちょっと迷子になったぐらいに思っていたのですが、キャンプ地につくと大騒ぎになってました。皆さんに謝った後、グッスリ寝てしまいました。
小1時間たった頃、無理やり起こされました。「疲れていても高度が低いところに移動したほうがいいから。」というもっともな理由で、すぐに降りることになりました。ふらふらになりながらも、数日前にいたマンダラハットに到着。カップラーメンを食べて、すぐ吐いて寝てしまいました。
次の日ようやくゲートに到着。山を降りる時の記憶はあまりありません。ただ麓のホテルで数日ぶりに浴びたのシャワーが気持ち良かったことだけ憶えています。やっと娑婆に戻れた感じがしました。(完)
P.S.
結局10日分の大作になってしまいました。「どこが業務日誌じゃ〜!」とお叱りを受けそうな内容が続いてしまいましたが、明日からは従来の形式に戻ります。またネタ探しに悩まされる日々が続きそうです。

2003年06月04日

キリマンジャロ−その9

でもここまで来たら行くしかないですよね。カップのふちをしばらく歩くと太陽が昇ってきました。真っ暗だったあたりが急に明るくなりました。回りの風景はクールミントガムの包装紙のようです。(イメージ湧きますか?)あちこちに青白い巨大な氷の壁があります。
赤道直下なのに南極のような景色です。途中で一度足を滑らせました。大きな雪の塊がすり鉢の中を転げていきます。後で聞いたところによると、他のグループは私が落ちたと思っていたそうです。くわばら、くわばら。半歩半歩あるくのが苦しく、気のせいか手にはめたグローブや上着が重く感じられます。よっぽどグローブと上着を捨てようかと思いました。今考えるとどうにかしてますね(笑)。
キボハット出発して9時間ぐらい経過したでしょうか。とうとうウフルピーク(5,895m)に到達しました。そこには小さな看板があり「Highest point in Africa」と書いてありました。冒険野郎たちは待ちくたびれた様子でした。ベテランのシェルパはこの頂上でなんと煙草を吸って待っていました。(こっちは酸素がないっていうのに信じられません。)育った環境でスゴイですね。
あとはひたすら降りるだけです。気分もどんどん良くなるはずです。
冒険野郎はこの高度なのに走って降りて行きました。結局イギリス人の冒険野郎見習と降りることになりました。登りと違って下りは楽です。しかし私の体調が良くないので、他の人たちと離されてしまいました。そのうち、他のグループをすっかり見失ってしまいました。3時間も降りればもとのキャンプ地に着くはずです。ところが4時間たっても5時間たってもキャンプ地に到着しません。どうやら降りるルートを間違ったみたいです。
イギリス人の冒険野郎見習とは口論が続きます。人間って極限では本性でますね。相手をいたわる気持ちが無くなってきます。
冷静に考えても考えなくても我々は遭難したみたいです。

2003年06月03日

キリマンジャロ−その8

夜12時に起きて朝食を取りました。(ビスケットと紅茶)が、すぐに吐いてしまいました。
とても登れるかんじではありません。しかし「一生何もできない奴(ヘタレ)」になりたくない一心で登ることにしました。基礎体力なかったら、終わってたと思います。2度3度吐いてたら、いよいよアタックの時間になってしまいました。午前1時、あたりは真っ暗です。ここまでなだらかだった山が突然険しくなりました。斜面が急過ぎるので、ジグザグしながらでないと登れません。空気が薄く、深呼吸しても酸素が入ってきません。分厚い蒲団の中にもぐって口をタオルでふさいでいるようです。一歩一歩登ることもできなくなり、半歩ずつ登ることになってしまいました。あたりはすっかり深い雪山です。
途中チョコチョコ吐きました。みんなよりペースが遅いので、大分離されてきます。
キボハット側から登ると頂上はギルマンズポイント(5,685m)というところです。
ところがこの山とても意地悪な形をしています。
キリマンジャロの山頂はすり鉢(というよりカップ)のように中央がへこんでいます。へこみの部分は数百メートルの深さがあります。意地悪な形というのは、キボハットから頂上を目指す通常の登山ルートで行くとギルマンズポイント(5,685m)に到着するのですが、そこから見えるこの大きなカップの反対側のほうがちょっと高いのです。つまり本当の山頂(ウフルピーク(5,895m))に到達するには、高度5700メートルのカップのふちをエンエンと半周(約4キロほど)歩きつづけなくてはならないのです。しかもカップのふちは5メートルから20メートルぐらいの幅しかありません。落っこちたら簡単に死んでしまいます。この山の一番厳しいところです。そんな事情のせいかここまで来て引き返す人たちも結構います。(ちょっと言葉で表現するの難しいです。ご理解頂けましたでしょうか?)
P.S.
考査終わってるのに、ダラダラとキリマンジャロのネタばかりじゃないかとお叱りを受けてしまいそうですが、もう少しで終わりますのでお付き合い下さい。
今日考査問題をアップしました。要件事実の勉強をしっかりやっていれば、簡単だという人もいますし、深読みすると難しいという人もいます。興味ある人はトライしてみて下さい。
お読みになったご感想を是非お聞かせ下さい。