2010年09月29日
尖閣諸島の登記簿閲覧してみた つづき
昨日のつづき。
例の島の登記簿謄本ですが、
所在 石垣市字登野城○○島
地番 2392番
地目 原野
地積 3641983平方メートル
石垣市字登野城大正島2394番の所有者は大蔵省となっておりますが、この島は個人が所有されています。
乙区には、賃借権が設定されており、賃借権者は総務省。賃料は、年間2112万3492円。高いんだか安いんだかわかりません。
登記簿の所有者に名前があれば、その人に所有権があるのが常識ですが、さすがにそういった常識も通用しないリスクがある物件です。
今まで考えたこともないリスクですけど、リスクはリスク。
まあ所有は無理としても、この島に本籍を置くことはできます。かなり昔のニュースですが、
尖閣に18人が本籍 石垣市役所で申請手続き(2005年5月18日八重山毎日新聞)
日本と中国、台湾が領有権を主張し、石垣市の行政区となっている尖閣諸島に18人が本籍を有していることが17日、分かった。
民主党の岩国哲人衆院議員の質問主意書に政府が答えた。石垣市によると、尖閣諸島に本籍を有しているのは七組、18人。
いずれも住民票には記載されていない。本籍地の変更は石垣市役所の窓口で手続きされた。
本籍地の登録は、日本の領土内であれば、他人の土地、先に他人が登録している地番であっても可能。申請されれば、
法的にこれを拒むことはできないという。
皇居や甲子園球場に本籍を置く人は多いようですが、ここに本籍がある人もいるんですね。(今は無人島のようですが、
昔は鰹節工場があったようです。)
ニュースな登記簿は実際に見るに限ります。