2009年06月04日
また不祥事 被後見人の預金無断借用
水漏れのお話のはずだけど、また司法書士の不祥事。なんかこんなニュースばっかりだと、司法書士不祥事ブログになってしまう。。。
style="MARGIN-RIGHT: 0px">被後見人の預金無断借用 司法書士を業務停止 福井法務局(6月3日 産経新聞)
成年後見人制度で福井家裁から後見人に選任された司法書士が被後見人名義の預金を無断借用していた問題で、福井地方法務局が、
司法書士法に基づき成年後見人の財産管理義務違反があったとして、この司法書士を業務停止6カ月の懲戒処分にしたことが2日分かった。
県司法書士会などによると、司法書士は、
鯖江市内に住む80歳代の女性の後見人として財産管理をしていた平成19年8月に女性の預金から295万円を無断借用するなど計約371万円を流用。
女性が昨年8月に死去したあと、親族が通帳を調べてわかった。司法書士は全額返済している。(以下略)
無断借用と報道にはありますが、ばれなきゃ借用じゃなかったんじゃなかろうかと思います。
一人の司法書士の悪事が、どれだけの影響があるか6か月間じっくり反省してもらいたいです。
以下私見。
他人様の財産を預かる成年後見業務を行う司法書士は、金銭的に恵まれていなければならないと思います。「魔が差す」
では済ませられない業務。
現実的な意見ではないと思いますが、
いっそのこと
「リーガルサポートなりに300万円ぐらい預けられる司法書士でないと後見業務やれない」
ぐらいの運用をしないと市民が不安に感じる日が来るのではないかとも思います。
300万円が無理なら100万円でも。
そんなキツイ運用じゃ今のリーガルサポートの方々の反感を買うと思いますが、こう次から次に問題が起こってるから仕方ない気もします。
実際にそんな運用にすれば295万円を借りたりはしないでしょう。(でも会員が激減して、市民の要請に応えられないのも困るし、
参ったね。)
元リーガルサポートの法人後見委員としては、腹立つニュース。
司法書士試験まで1か月となりましたが、こんな懲戒を受ける司法書士ばっかりじゃないですから、
テンション落とさずにラストスパートしてください!!