2005年03月29日
桜咲くころ
私の実家のある宮崎では、桜が開花したようですが、東京はまだまだです。のんびりとお花見に行きたいとは思っていますが、そんな日は訪れるのでしょうか(笑)?東京でお花見ができる頃は、企業に新人が入社して暫くたってからです。私がサラリーマンだった頃、新人研修がやっと終わったばかりの新人に「今日の君達の仕事は花見の場所取りだから。」と理不尽な指令を出したりしていました。「いい大学出たのに、俺なんでこんな事してるんだろう?」外資系企業に入り、期待に胸を膨らましている新人には酷な事をしたと思います。今の時代、このような事をしている企業はあるんでしょうか?
働きすぎる日本人には、珍しいこのノンビリとしたお花見。場所取り以外の仕事のない新人達は、みんなが来るまで色々な事を同期と話し合ったり、また宴会では、普段話す事も躊躇ってしまう先輩とお話できたりするいい機会だったりします。組織に溶け込むには、いいきっかけとなるこの春の行事ですが、組織として、せめてこのくらいのゆとりは必要なのかもしれません。
いよいよ年度末。忙しいのに、急ぎの仕事も入ってきます。余裕なく、ギクシャクしてしまいそうな時期ですが、「今日の君達の仕事は花見の場所取りだから。」みたいな台詞が言える悠然と構えた所長になりたいもんです(笑)。