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2015年06月01日

 ゴーン社長の時給

日産、役員報酬14億6000万円 ゴーン社長が6割占める(SankeiBiz 5月30日)
 日産自動車は29日開示した株主総会の招集通知で、2015年3月期にカルロス・ゴーン社長ら取締役11人に支払った役員報酬の総額が14億6000万円だったことを明らかにした。
 15年3月期は取締役の交代などがあったため、単純比較できないが、14年3月期に取締役9人に支払われた報酬総額は16億5600万円。このうちゴーン社長は9億9500万円で約6割を占めた。

ゴーン社長、相変わらずの役員報酬でございます。招集通知では、社外取締役1名だけに200万円の報酬ということも記載されており、単純に比較はできないものの、ゴーン社長の評価が突出してますね。

年収9億9500万円という数字があまりにピンとこないので、ゲスいですけど、時給を計算してみます。

一般的な日本人労働者の労働時間2000時間で割ると時給50万円。立場が立場なだけに3000時間くらいは、働いているとしても時給33万円(笑)。

分給も1万円近いので、ちょっと立ち話するだけで、相当な価値。

毎年彼の役員報酬が話題になりますが、儲かっている企業でも、なかなかゴーン社長並の報酬は支払えておりません。彼の激務を想像し、対価である9億9500万円を妥当であると考えるのかどうか。従業員の方々は、どう思ってるんでしょうね。

日産招集通知
http://www.nissan-global.com/JP/IR/SHAREHOLDER/116_index.htm