2010年05月06日
あなたも検察審査員?
裁判員制度の影になり、なかなか脚光を浴びることのなかった検察審査会ですが、
小沢氏起訴相当などの報道で徐々に世間に認知され始めました。
一般の方には、馴染みのなかった検察審査会ですが、情報を整理しましょう。
犯人を逮捕するのは、基本的には警察のお仕事。
その犯人を取り調べ、起訴するかどうか判断するのが、検察官のお仕事。
HEROでキムタク演じる久利生公平のお仕事をイメージして頂くといいと思います。
犯人を起訴するかどうか決めるの起訴権限を行使できるのは、検察官のみ。起訴してもらえば、あとは裁判で結果が出ます。
問題は検察官が起訴しなかった場合、法律のプロである検察官の判断が必ずしも絶対正解とは限りません。
そんな検察官の権限に民意を反映させましょうというのが、検察審査会。ドラマのHEROでも一瞬登場しました。
この検察審査会を構成するのが、11名の検察審査員。実はこの検察審査員は一般人から選出されます。任期は6ヶ月。
私の説明で分かりにくい場合は、最高裁HP
「検察審査会ってどんなところ・・・」をお読み下さい。
http://www.courts.go.jp/kensin/kensatu_sinsakai.html
目立つことの少ない検察審査会ですが、結構な数をこなしています。
http://www.courts.go.jp/kensin/pdf/jyuri_giketu_kensuu.pdf
選出され方など裁判員と同じですね。
となると司法書士は、検察審査員になれるのか気になりますね。
検察審査会法
第六条 次に掲げる者は、検察審査員の職務に就くことができない。
一 天皇、皇后、太皇太后、皇太后及び皇嗣
二 国務大臣
三 裁判官
四 検察官
五 会計検査院検査官
六 裁判所の職員(非常勤の者を除く。)
七 法務省の職員(非常勤の者を除く。)
八 国家公安委員会委員及び都道府県公安委員会委員並びに警察職員(非常勤の者を除く。)
九 司法警察職員としての職務を行う者
十 自衛官
十一 都道府県知事及び市町村長(特別区長を含む。)
十二 弁護士(外国法事務弁護士を含む。)及び弁理士
十三 公証人及び司法書士
最後に出てきます(笑)。