2010年03月03日
司法書士にとっての休暇分散化
style="MARGIN-RIGHT: 0px">地域でずらして春秋5連休を=休暇分散化で政府案−観光本部(3月3日
時事通信)
政府は3日、観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)の分科会を開催し、
ゴールデンウイークなどに集中している休暇の分散化案を提示した。春と秋の2回、全国5地域ごとに日程をずらして5連休を創設。
混雑緩和による観光需要拡大や観光地での雇用安定化を目指す。祝日法改正などが必要なため、
実際の導入は早くても2012年以降となる見通しだ。
海外では、この休日分散を導入している国もあるようですが、賛否両論あると思います。
この地域によって休日が異なるこの分散化案が導入されると、我々司法書士の業界はどうなるのか、ちょっと考えてみます。
全国展開を行っている司法書士法人は、企業に比べると少ないため、支店によって休日が異なることになったとしても、
現実には影響が少なそうです。
すぐ思いつくのが、法務局の休日。この分散化案によると、どうやら法務局もそれぞれの地域で休日が分散されそう。そうなると、
地域毎の休日をしっかり管理していないと、いざ申請しようと思った相手先法務局が休日で、申請できないという
「今まででは考えもしなかった失敗」をしてしまう司法書士も絶対いないとは言い切れません。
また地域によって異なる休日がシステムにうまく反映されないといけませんから、法務省のオンラインシステムの不具合もありそうな話。
登記情報提供サービスが地域毎に取得できないというのは、考えにくいので、これは影響なしでしょうか?
司法書士事務所によると思いますが、顧客が全国に散らばっていると、そもそも休みが取れないという悲しい状況もあるかもしれません。
司法書士という商売柄(もちろん登記がメインというところでは)、法務局が休みでないと休みにくい状況でありますので、
顧客や申請先が全国に散らばっていない限りは、世間と同調して休むのも難しくないと思われます。
となると、渋滞が緩和された休日を楽しめることになりますね。
しかしこの制度、思いっきり遠出をする場合はいいかもしれませんが、私のように、連休をもっぱら近場で過ごす人にとっては、
結局同じ渋滞に悩まされるような気もします。
どうなりますやら?