2011年01月26日
運転免許証の秘密
(c) つん|写真素材 PIXTA
最近、本人確認等で運転免許証を確認することが多くなりました。
ただ運転免許証で生年月日、住所なんかを確認しても味気ないもんです。
でも運転免許証の番号の秘密を知っておくと、つまらない作業も「へ〜」と思うことがあって楽しくなります。
運転免許証の番号は、識別と同じ12桁。
最初の2桁は、運転免許証を取得した都道府県の番号です。
北海道・・・10、函館・・・11、旭川・・・12、釧路・・・13、北見・・・14
青森・・・20、岩手・・・21、宮城・・・22、秋田・・・23、山形・・・24、福島・・・25
東京・・・30
茨城・・・40、栃木・・・41、群馬・・・42、埼玉・・・43、千葉・・・44、神奈川・・・45、新潟・・・46、山梨・・・
47、長野・・・48、静岡・・・49、
富山・・・50、石川・・・51、福井・・・52、岐阜・・・53、愛知・・・54、三重・・・55、
滋賀・・・60、京都・・・61、大阪・・・62、兵庫・・・63、奈良・・・64、和歌山・・・65
鳥取・・・70、島根・・・71、岡山・・・72、広島・・・73、山口・・・74
徳島・・・80、香川・・・81、愛媛・・・82、高知・・・83
福岡・・・90、佐賀・・・91、長崎・・・92、熊本・・・93、大分・・・94、宮崎・・・95、鹿児島・・・96、沖縄・・・
97
とても覚えられないですけど、
北海道は10番台、東北は20番台、東京は30番、関東近県は40番台、中部は50番台、近畿は60番台、中国は70番台、
四国は80番台、九州は90番台とざっくりとは覚えられます。
「免許は九州で取ったんですか?」
と相手をビックリさせたり、あるいは、偽造を見破れたりもできるかもしれません。
3桁4桁は
免許を取得した西暦の下2桁。
1984年に取得したのであれば「84」
2009年に取得したのであれば「09」
「免許は大学1年の時に取ったんですね?」なんてことも言えます。
最後の12桁目は、免許証の紛失回数。
案外ずぼらなのかもとか、きっちりしてるなとか分かります。
運転免許の番号ではないですけど、交付年月日の横の5桁の番号ありますよね。
小泉元総理秘書官飯島勲氏によれば、最初の2桁は写真撮影装置の番号、
下3桁は、撮影した順番。
朝一だと若い番号になりますし、ゆっくりだと大きい数字になります。彼はこれでやる気を判断していたようです。
http://president.jp.reuters.com/article/2010/08/15/C2976F0C-A440-11DF-96C9-42293F99CD51.php
権利証を紛失した方の本人確認情報を作成していて、運転免許証を見ると、免許証番号の最後の数字が2以上だったりすると、
「そりゃ紛失もする性格の人だな。」とか「朝一で活動するのは苦手なんだな。」とかなんとなく納得します。
これらの数字は、新人の採用には案外便利な情報かもしれません。
重要な書類を預かることの多い司法書士は、運転免許の最後の一桁は「0」でありたいもんです(笑)。