2004年12月10日
新名称は「振り込め詐欺」
ご参考までに、今年の申請は12月28日までです。うちの事務所もこの日で仕事納めになります。あと11営業日、ラストスパートです。
今日は、「オレオレ詐欺」改め「振り込め詐欺」の話。
元々は「オレオレ」と言って騙していた「オレオレ詐欺」の手口が、オレ以外の警察や弁護士、保険会社を装う巧妙な手口に変わり、詐欺の実態と呼び名が違ってきました。そこで、先週ぐらいに警察庁がこの詐欺に新しい名称を募集していました。
「なりすまし詐欺」とか色々候補は出ていたようです。どんな名前になるだろうと思っていましたが、新名称は「振り込め詐欺」。定着するかは分かりませんが、架空請求などと併せて、要は「この銀行口座に金を振込め。」というものは、全てこの分類になるようです。
そもそも架空口座がなければ、基本的には成立し得ない犯罪です。多重債務者などの弱みにつけこんで、新規に口座を開設させて、その口座を利用したり、口座を売買したりしてる訳です。法改正を含めた対策が取られるようですが、成果に期待したいですね。
超高齢化社会ですから、正常な判断が難しい老人は世の中に沢山いる訳です。名称が変わろうとこれらの弱者を狙った犯罪は減ることはないと思います。多重債務者の救済や成年後見制度など、私達が弱者を守っていかなければいけない時代のようですね。