2011年10月17日
オリンパスの代表取締役解任 つづき
先日のオリンパスの続き。
上場企業には、珍しい社長解任劇ではありますが、所詮内部のゴタゴタだろうと思っておりました。先日ネタにしたのも、単に「特別利害関係のあるため、議決に参加しなかった」的な取締役会議事録の話をちょっとしようと思ったから。
しかし英フィナンシャル・タイムズ紙が、
「オリンパス、解任のウッドフォード氏が真相を語る」として大きく報じています。
こちらの記事によると、
同氏の下での経営体制においては、「グローバル化のネクストステージへ」をスローガンとする2010年経営基本計画の実現が困難
という解任理由とは、全く違う別のものが見えてきます。
解任されたとはいえ、同氏はまだ同社の取締役。軽々しく自社の株価に影響を与えるようなコメントを大手のマスコミにするとも思えません。
このままどこまでエスカレートしていくのでしょうか。
普段、招集通知は司法書士として拝見しておりますが、今回は単なる好奇心で拝見させて頂きました。
前回の同社の招集通知です。(↓)
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/event/meeting/pdf/meeting143p_04.pdf
一見すると無難に株主総会を乗り切るためのものに見えます。
真相はどこにあるか分かりませんが、取締役のためのセミナーの題材にもなりそうな話ですし、NHKのドラマで放送されそうな話でもあります。
では。