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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2003年11月28日

司法書士報酬

やっぱり月末はしんどいです。例によって債権譲渡の日でもありましたが、午前中立会いやってきました。債権額が大きかったので、印紙売りのおばちゃん的にはホクホクですが、登記する私的にはビクビクです。申請書は債権額が一桁多いだけなので、通常のものと大して差がありません。債権額が一桁多いだけで、司法書士報酬がこんなに高いの?と思われたりしますが、リスクも一桁多くなりますので勘弁してもらいたい所です(笑)。今回も関係者が多かったので、持って行った名刺が無くなってしまいました。
今日ちょっとお客さんに聞かれたのですが、司法書士報酬は今事務所によって違います。昔は司法書士報酬額基準というものがあり、一律に決められていたのですが、今年の1月1日にこの基準が廃止されました。(公正取引の問題があったそうです。)ただその基準が廃止されましたが、以前の基準を参考にはしている事務所は多いようです。実際問題として、報酬は決められているほうが見積もりは出しやすいです。(私は太っ腹なので(実物も(汗)。)ついついオマケしてしまいますから(笑)。)
いよいよ月曜日で師走に突入です。徐々にスケジュール帳に「忘年会」の文字が増えてきました。若かった頃と比べると、連日飲むのが苦しくなってきました。体調を崩さないように来月を乗り切りたいもんです。

2003年11月21日

ゼミのOB会

やっと週末。3連休はありがたいです。ちなみに今年の法務局の御用納めは12月26日です。例年は12月28日までなんですけど、今年はうまい具合に土日があるので、26日でお終いです。法務局が開いていると休めない司法書士にとって今年は長めの冬休みになります。
明日は早稲田大学のゼミのOB会があります。このゼミの教授は民法で有名になってしまった近江先生です。私がゼミ生だった頃は、まだ講師で、助教授にもなっていなかった先生ですが、今や国Tの試験委員をやられるような偉い教授になってしまいました。法学博士を自慢している(博士は卒業式の時にマントと変な帽子が着用できる)へんな先生です(笑)。
我々の代は先生とも年齢が近く、しかもただの講師だったので、先生との距離は非常に近く、毎晩のように一緒に麻雀をやったりしていました。(当時独身だったこともあり。)しかし、今の大学生にとって近江教授は国Tの試験委員をやられるような立派な教授ですので、かなり遠慮(敬遠(笑)。)しているように見えます。
前回のOB会では、私が先生のダメな部分について延々説教をしてしまいましたが、先生は、「今、回りに注意してくれる人がいないんだよ〜〜。」となぜかうれしそうでした。
我々と違って普段体力の余ってる学生と飲み慣れている教授は、明日も朝まで飲む事でしょう。付き合わされないように注意したいと思います。

2003年11月20日

無断外出

昨日「最寄りの法務局も余裕があるようです。」と書きましたが、昨日申請した設立が今日完了していました(驚)。設立の場合(確認会社を除く)は、資本金を銀行に払いこんでから、登記簿謄本が取得できるまでの間、ずっと引き出せなくなりますから、登記完了は早ければ、早いほどお客様にとっては有利です。「12月5日ぐらいには完了するかも。」とお伝えしておいたんですが、昨日の今日での完了にお客様もビックリです。
話は変わって、昨日の夜私の携帯に見知らぬ番号の着信がありました。いたずら電話かな??と思って電話に出てみると「○○○○病院です。○○さんの後見人だとお聞きしてご連絡しました。」
え??まさか??何かあったのか??
「こちらに、今入院されているのですが、無断で外出されたようで、心当たりに連絡しているのです。」と病院の方。何かあったんじゃないかと思いましたから、ちょっと安心しました。
結局その日のうちに病院にはお戻りになり、今日退院されたようです。元気なのはいいけれど、無断外出には困ったもんです。
今回は何事も無く終りましたが、成年後見をやる以上は、地方出張も控えたほうがいいかもしれません。

2003年11月19日

地方の出張

先週ちょっと時間に余裕があるような話をしましたが、最寄りの法務局も余裕があるようです。おとといの申請が2日で完了していました。通常港出張所の商業登記では、申請から登記完了まで約2週間かかります。特に忙しい6月の定時総会後の時期には3週間かかったりします。いつもこのくらいの期間で完了すると便利なのですが、そううまくはいきません。
ちなみに地方の出張所では申請した日に完了する場合もあります。不動産登記の申請では、申請と権利証などの回収で計2回法務局に行きますが、朝申請して夕方には完了する場合には、1回の出張で済んでしまいますので、とてもラッキーです。この場合朝から夕方まで時間がありますから、ちょっとした観光ができたりします。
権利証などを回収して東京に帰る場合に、申請件数が多いと権利証などがダンボール数個になる事もありますから、新幹線・飛行機の中でも権利証を盗まれないようにダンボールを持ってトイレに行ったりします。新幹線で、出張帰りのおじさんがよくやる缶ビールで一杯は当然できません(笑)。そんなおじさんを見ないように、コーヒーを飲んだりしています。
やっぱり地方の出張は、金曜日に申請して(手ぶらになります。)、その後暇になるというパターンが最高ですね(笑)。

2003年11月18日

読書の秋

読書の秋です。皆さん本は読まれてますか?私も読むには読むんですが、ものすごく狭い時代(戦国時代のみ)の歴史小説ばかりです。
今日はちょっと遠方のお客様のところに行きました。電車で移動したのですが、悲しい習性で「ネタないかなあ。」とキョロキョロしておりました。最近は電車の中では、本を読んでいる人より、携帯のメールに夢中の人が多いような気がします。真新しい携帯をうれしそうに見ているおじさんがいました。ふとそのおじさんの隣りを見るとまだ若い女性が本を読んでいました。ブックカバーをしてなかったので、何を読んでいるんだろう?と本のタイトルに目をやると『家族が自殺に追い込まれるとき』でした(汗)。せめてそんな本を読むときぐらいは、ブックカバーをしてくれればいいのに。とか思いながら、電車に揺られていました。
以前自殺した方の遺書の話を書きましたが、我々の司法書士の仕事は、相続登記があったり、成年後見があったりしますから、普通の方より人間の死を身近に感じています。お客様にも「ああ、相続登記ですね。」とか「これが遺言ですね。」とか淡々と事務手続を進めてしまってます。相続が発生(←この言い方がまさに事務的。)して我々に依頼するまで、結構時間が空くものなんですが、たまに相続発生後すぐに依頼があったりすると、事務的な私でさえ「よくこんなすぐに依頼できるな。」と相続人の顔をじっと見てしまったりします。相続人の中には、この業界でいう『笑う相続人』(以前ご説明した)もいるぐらいですから、仕方ないのかもしれませんね。