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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2003年10月14日

餅は餅屋

先週末、街頭相談会に行ってきました。
駅前にテントを張った会場です。10月とはいえ日が沈むと寒いです。体調のこと考えるとやっぱ参加しなきゃ良かったかなと思いつつ、相談員やりました。おかげでまだ咳き込んでいます。
相談時間は2時間でしたが、約50名程の一般の方々が相談に来られました。去年の相談会では裁判の相談があるとすぐに他の相談員に担当をお願いしていましたが、今年は簡裁代理の認定受けてますので逃げる訳にいきません(笑)。結局裁判の案件を含めて7件の相談を受けました。事前に広告などしてなかった割には盛況だったと思います。
この相談会に限らないのですが、無料相談の案件は「もっと早く相談してれば良かったのに。」と思うケースが多いです。日本はアメリカのような訴訟社会ではありませんので、「ちょっと裁判沙汰には。。。」と躊躇されているうちに手遅れになる場合が多いような気がします。
登記・裁判・成年後見・クレサラと窓口を複数置いた相談会でしたが、やっぱり登記の窓口に座っていた相談員が一番リラックスしていたようでした。餅は餅屋なんでしょうね。

2003年10月10日

またしても

また今日の午後も怪しい人たちが来ました。
客「とにかく急いで今日代表者を変更したい。」
私「今他の件で忙しいので今日中は無理です。来週ならなんとかなりますけど。」
客「報酬はずむから今日出せない?ちゃっちゃっと書類作ってよ。」
昨日飛びこみ客で権利証がないのは気を付けてると書きましたが、会社登記で気を付けるのはこの『代表者変更』です。よくあるのが、お父さん(社長)の知らない間に息子(取締役)が勝手に代表者を変更して、会社所有の不動産を処分したりするパターンです。会社の登記だからって軽く処理してしまうと、後が大変です。
本来登記の必要書類じゃないですけど、実印を押印した辞任届(印鑑証明書付)をお客には要求してます。
私「実印を押印した辞任届(印鑑証明書付)準備できますか?」
客「いやあ、社長死んだんだよ。ここにいるのが息子さん。」
死亡の場合は認め印を押印した親族からの死亡届があれば登記はできますが、
私「死亡が確認できる戸籍とかありますか?」
客「本籍遠いからすぐには無理だよ。」
私「株主は何人ですか?」
客「この息子さんだけだよ。だから株主総会もなにもないんだよ。」
会社の株式も相続財産ですから、株式を死亡した社長が100%所有していても、それだけで息子が100%所有してることにはなりません。相続人間で争いがあるやもしれません。
結局死亡の事実の確認もできず、株主が1名である確信も持てません。ついでに会社の謄本にはしっかり怪しい履歴が残ってました。
私「戸籍で死亡事実を確認できないと困ります。」
客「いろいろ固い事いうなあ。他行こう。」と去っていきました。
なんだかんだと腰が引けてる1週間でした(笑)。
P.S.
体調万全ではないですけど、街頭相談会に行ってきます。

2003年10月09日

また権利証がない

最近どうも権利証がないっていう案件が多くて困ってます。司法書士が犯罪に巻き込まれるのもそのほとんどが保証書(権利証の代用)案件ですし、司法書士が損害賠償を求められる事件も保証書事件です。
開業したての頃は権利証がないだけで、相当ビビッてましたが、今も結構腰が引けてます。印鑑証明書の偽造や印鑑の偽造、あげくに運転免許証の偽造までかなりレベルが上がってますので、権利証がないと相当慎重にならないといけません。中には権利証の偽造もあります。(聞いた話ですが、30年前の古い和紙なども手に入るそうです。)
今日初めて来た不動産業者も権利証がない案件でした。外見がヤバイ人ではなかったので、とりあえず話は聞いてみる事にしました。
ま、権利証を紛失するってのはあっても不思議じゃないです。親族間の売買もある話です。
でもおかしいなあと思う点がいくつかありました。
まず、不動産業者には免許番号があり(例(1)12345号)かっこの中の数が多いほど登録が長い業者になります。この業者は相当古いはずなのに、どうして知ってる司法書士を使わないんだろう??聞いてみると返事が曖昧でした。
次に権利証。複数回にわたって不動産の持分を取得してましたから、権利証も複数あります。1番古いものだけないならともかく、全部ないとの事。さらに怪しい感じがしてきました。
さらに売主の住所が遠方で、私が本人の意思を確認できないようです。確認はできますか?と尋ねると、「事前に複数の委任状は預ってますから大丈夫です。」との事。でもそれじゃ全然大丈夫じゃないです(笑)。
本人の意思確認ができないと困りますと伝えると、「やっぱり、気味が悪いですか。」と言うとお帰りになりました。実際は心配し過ぎなのかもしれませんが、この腰が引けたスタンスは変えないでおこうと思います。

2003年10月08日

街頭無料法律相談

昨日の支部役員会の後の飲み会でアルコールの摂取を控え、今日の飲み会が中止となったので『白目ぶよぶよ病』は治りつつあります(笑)。金曜日までに風邪が治れば街頭無料法律相談会という企画に出ます。
この相談会はテントを張って完全に屋外でやる企画です。(去年は11月の終りだったので、とても寒く、今の体調では、また熱がでそうです。)
具体的な場所・時間は今週金曜日(10日)午後5時から7時までJR田町駅西口2階『自由通路広場』です。街を歩いてる人にチラシを配ったりしてますので、もし通りかかることがありましたら声をかけて下さい。
目の前に座られ、いきなりいろんな分野の相談が始まりますので、街頭無料法律相談は、普段飛び込みの客に慣れていない若い先生のいい勉強になるようです。(幸か不幸か私は名刺もらってびっくりするお客や名刺もらわなくてもお仕事がわかるお客に普段鍛えてもらってますから、あまり刺激にはなりません(笑)。)
P.S.
なんといっても無料相談ですから、普段うちの事務所の相談料が高いと不満をお持ちの方は是非いらして下さい(笑)。

2003年10月07日

パタパタ

かなりパタパタしてますので、今日は無理です。
今から支部の役員会です。