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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2007年01月24日

隣の裁判官とNHK初の口頭弁論

テレビ関連のニュースから。ダイエット中の私としては、「発掘!あるある大事典II」の情報を参考にしてきたところ、
例の納豆問題発生。先日その番組打ち切りが決まった時間枠で「スタ☆メン」が拡大放送されていました。

この番組で「隣の裁判官」なるものを紹介していましたが、みなさんはこの言葉ご存知でしたか?

「隣の裁判官」とは、裁判の傍聴が趣味という変わった人々のこと。番組では裁判傍聴にハマる若い女性を紹介していました。
裁判員制度も始まりますから、こういった変わった趣味を持つ人が増えるのはいい傾向だと思います。
また同番組では青春18切符で全国の裁判所へ傍聴に行く男性が紹介されていました。

また隣の裁判官は、熱心に自分のブログにその成果を報告しているようです。テレビでは刑事裁判を熱心に傍聴するそういった
「隣の裁判官」に密着していました。

そんな今日、こういった刑事裁判に興味を持っている「隣の裁判官」が傍聴したかどうかはわかりませんが、
民事で注目の裁判がありました。そう例のNHKの受信料不払いの裁判です。

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受信料不払いに対してNHKが簡易裁判所を通じて支払いを督促し、
東京都内の女性が異議を申し立てた訴訟の第1回口頭弁論が24日、東京簡裁(若生朋美裁判官)であった。女性側は出廷しなかったが、
争う意思はなく書面で分割払いを希望したため、若生裁判官は「和解に代わる決定を検討する」と述べた。
近く督促額の5万3010円を分割で支払うよう命じる決定を出す。

 NHKが、受信料不払い者に対して初めて法的措置(支払い督促)
を取ったことをめぐる一連の訴訟で、初の口頭弁論。

 NHKは昨年11月、都内の受信料不払い世帯・
事業所33件を対象に簡裁を通じた支払い督促を実施し、16件が支払った。滞納額は約10万7000〜約4万1000円。

 また、今月10日の時点で異議を申し立てていた8件が訴訟に移行。
このうち3件は分割払いを希望しており、別の2件は地裁での審理が相当として東京地裁に移送された。異議申し立てがなく、
支払いにも応じない4件にNHKは仮執行宣言付きの督促を簡裁に申し立てており、これにも異議申し立てがなければ、
確定判決と同じ効力を持ち、差し押さえなども可能となる。残る5件は未送達。(平成19年1月24日産経新聞より引用)

記念すべきNHK受信料の裁判なのに、書面で分割払いを希望してしまったようです。こんなんなら、始めからやんなきゃいいのに。。。

あっさりと(たぶん)敗北してしまった第1号ですが、こうなっては「地裁での審理が相当として東京地裁に移送された」
2件の裁判の結果を見守るしかないですね。

 

2007年01月19日

新刊が出ました。(^^♪

昨日はお通夜、支部無料相談会、その後新年会を兼ねた打ち上げ会と支部長の会務っぽい1日でした。今日は千代田支部の新年会、
毎日司法書士と飲んでいるような気がします。こんなはずじゃなかったんですけどね(笑)。

新年会が多いのとブログランキングが1位でないので、ついつい手抜きになりがちですが、今日も時間がありませんので、宣伝です。


新刊が出ました。(^^♪

条文完全制覇!司法書士試験「試験に出る 憲法・刑法条文問題セレクト316」

これで司法書士試験全科目が揃いました。少ない時間をうまく活用して栄冠を手に入れて頂ければと思います。

特にマイナー科目は知識がなかなか定着しないもんです。何度も繰り返して長期記憶となるよう頑張って下さい。答練も始まりました。
答練は、いいペースメーカーになりますので、成績優秀者になるよう気を抜かず頑張って下さい。

 

2007年01月17日

株式分割で踊らされない

中央支部の皆さん、昨日はお疲れ様でした。「なかなか支部会員が集まらない支部」と変なところで有名だった支部ですが、
五十嵐支部長や執行部の皆さんの努力もあって昨日は大盛況でした。第1ブロックの事業に是非ご協力頂ければと思います。
宜しくお願いします。

明日は港支部の無料相談会&軽めの内々での新年会、あさっては千代田支部の新年会と飲む口実が続きます。


寝正月でメタボに拍車がかかって反省してから、まだダイエットは続けています。でもお酒を飲むとラーメンが食べたくなりますね。
昨日は酔った勢いで今話題の禁断の「メガマック」(写真はこちら
に手を出してしまいました。。。ご覧の通り、お肉を4枚が強烈なメガマック。大人気だそうで、数量限定発売となってしまいました。
確かに強烈にうまかったです。メタボでない方、一度は是非!

お肉4枚で350円のメガマック。もしも、もともとマックに高額(?)なメガマックしか商品がないとしたら。

「メガマックは高く、中高生がなかなか手が出せない。いっそお肉1枚のハンバーガーを4分の1の値段で発売すれば安いし、
中高生も買えるようになり、購買層も広がります。」的な発想が株式分割です。(ちと強引なネタふりですみません(笑)。)

そう、今日の日経新聞の一面の記事が「三菱UFJの株式分割」

10分割になるようですから、今まで手が出せなかった個人投資家はこれを機に購入可能になります。
株主限定金利優遇などの特典があれば、さらに安定株主が増えますね。

実際は分割の前と後で株価は変わらないはずです。ところが「株式分割は買い」
というネットバブル時の神話を鵜呑みにしている投資家がバランスを崩してしまいます。そしてこの「株式分割」の情報を悪用したのが、
これ↓

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ジャスダック上場のマンション販売会社「セイクレスト」(大阪市淀川区)
が2005年に実施した自社株分割の内部情報を公表前に入手し、同社株を購入したとして、
大阪府警捜査2課と証券取引等監視委員会は16日、同社経営企画室課長・榊山周一郎容疑者(34)(同)ら3人を証券取引法違反
(インサイダー取引)容疑で逮捕した。

 警察によるインサイダー取引事件摘発は異例。

 他の逮捕者は、いずれも榊山容疑者の知人で、紳士服販売会社社長・吉村崇(37)
(大阪市都島区)、会社員・善野新吾(38)(同市港区)両容疑者。

 調べでは、榊山容疑者はセ社の経営企画課長代理だった05年11月、
自社株の5分割が決定したとの内部情報を入手し、吉村、善野両容疑者に漏えい。その上で3人で共謀し、
同12月9日の株式分割公表の前日までの9日間に、吉村、善野両容疑者の妻名義で計25株を約1250万円で購入した疑い。
(1月16日読売新聞より引用)

経営企画室課長といえば、株式分割の登記を我々司法書士に頼む担当者だったりしますので、情報を知っていて当然。
逮捕された担当者を知る司法書士もいるでしょうね。まさか今回の「三菱UFJ」の情報でこっそり儲けようと企んだ人はいないと思いますが、
「株式分割の裏にインサイダーあり」みたいなのは珍しくないですね。

株式分割で踊らされない投資家が増えれば、こんな事件もなくなるはずなんですけどね。

 

2007年01月16日

「ネクター」が大好き

今週来週あたりまで、連日のように新年会です。今日は、中央支部の新年会に行ってきます。今日は少しだけ。

ケチなおばちゃんじゃないんだから。

とうとう不二家の社長が辞任するようです。
「賞味期限はおいしく食べられる期限が切れているだけ。1日ぐらい大丈夫、大丈夫。」なんてことは、私もたまにやりますが、
いくら私でも消費期限切れ、しかも牛乳の消費期限切れはキリキリとお腹が痛くなりそう。

個人的には、子供の頃から「ネクター」が大好き。ぺこちゃんの空き缶も何種類か持っています。

雪印が以前問題になった日以降、未だ雪印の製品は購入していません。いくら「ネクター」「ぺこちゃん」好きでも、
今後購入しないでしょう。

消費期限切れなんかで浮いた材料費はいくらなんでしょうね。ケチなおばちゃんの「もったいない」とは大違いです。

代表取締役の変更登記で今回の件は終わりそうもなく、大げさな組織再編の登記にまで発展しそうな雰囲気です。

 

2007年01月15日

公正証書遺言の信頼性

金曜日は予定通り「賀詞交歓会」に行ってきました。色々な方とお話するいい機会ではありますが、時間的な制約もあり、
皆さんと深くお話することもできなかったかんじです。そんな中、初めてお会いする方の中に、このブログの読者もいらっしゃいました。

「ブログ拝見していますよ。でも想像していたより。。。」
と口ごもる読者。

ごつくてすみません。ひよっこのかわいらしいイメージは、私とは非常に遠いところにあります。。。

さて年末年始、新年会また3連休とブログの更新がうまくいかない日々が続きます。今日もそうですが、いざ書こうとすると、
かなりの抵抗感があります。回復に時間がかかりそうですが、それまで暖かく見守って下さい。色々忙しいのです。。。

 


 

前置きが長くなりましたが、今日は、日経新聞のスイッチオン・マンデー「遺言公正証書の信頼保て」の記事から。

法務省が毎年公証人役場の立ち入り調査なるものをやっているようで、その「公証役場検閲結果報告(2003年度)」によると、
全国552人の公証人のうち約6割の328人について何らかの業務上の不備があったようです。また実印と印鑑証明の陰影が相違しているもの
(公正証書遺言が無効になるレベル)など重大なミスが1割も。。。

今後高齢者が多くなりますから、遺言を公正証書で作成する方も当然増えていきます。
詳しく現行の公証人の業務のチェック体制はわかりませんが、公証人だって人の子、間違いだってあるでしょう。
正直チェック体制が機能していないのが、今回の「6割の不備」というお粗末な結果になったのではないでしょうか。

今後、特に問題になりそうなのが、遺言能力の検証作業。限られた公証人の業務時間の中で、どれだけ信頼される結果を出していくのか。
しかし信頼される結果のために、60歳を超えた彼らに過酷な労働を強いる訳にもいきません。せっかく作成した公正証書遺言。
すっきりとした解決方法で、万全のものを残して欲しいと思います。