2006年09月26日
法務大臣に長勢甚遠氏
安部新内閣が発足しました。私個人的には、誰が大臣になろうが関心はあまりありませんが、
強いて挙げるなら法務大臣ですね。結局森派の長勢甚遠氏になりました。
一般の方には、あまり縁がない法務大臣(もちろん司法書士の私にも縁はございません(笑)。)ですが、
ここ数日法務大臣がスポットライトが当たるニュースがいくつかありました。
そのうちのひとつがご存知でしょうが、「オウム真理教の麻原彰晃被告の死刑確定」です。(実に事件から11年を経過していたんですね。
まだ私がロイターのサラリーマン時代に、会社の最寄り駅にかなりの数の救急車が集結、同じセクションにいた女の子が被害に遭い、
後遺症に悩まされてました。)
そして今日のニュースですが、こちらは記憶に新しいと思いますが、「奈良の女児誘拐殺害事件で元新聞販売店員小林薫被告に死刑が言い渡される」です。
これらの事件のニュースと法務大臣を結ぶキーワードはずばり「死刑執行」です。死刑執行は、実は法相の職責とされているんです。
おなじく今日のニュースで「杉浦法相が死刑命令書に署名拒否」
のいうのがありました。マスコミではあまり取り上げられませんが、この方になるまで1993年から歴代の法務大臣
(在任の期間の短い人を除く)は署名していました。
と、4つのニュースがお互い絡みあったところで、恩赦のお話。これはさすがに皆さんご存知ですね。
恩赦は国家的なお祝い事などがあると刑が減刑されたりするもののこと。恩赦が出ると当然に死刑囚にも恩赦が出ると思っていませんか?・・・
そう簡単には出ません。
と、そこで問題。今日は「みのもんた」風にお読み下さい(笑)。
「戦後の代表的な恩赦のうち、
殺人罪で死刑が確定したものに減刑が行われたのは?」
style="MARGIN-RIGHT: 0px">A 日本国憲法公布
B サンフランシスコ講和条約発効
C 国際連合加盟
D 昭和天皇大喪の礼
正解は→「B」でした。