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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2006年02月28日

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ひよっこ支部長★おすすめ士業リンク★


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2006年02月27日

ライブドアの役員変更 つづき2

 


ライブドアの役員変更の話のつづき。

 


現行の商法では、株式会社の場合取締役が最低3名必要となっていますので、
6月開催予定の臨時株主総会まで、逮捕者が取締役という異常事態になってしまっているのです。商業登記法上、
仮に熊谷史人容疑者が辞任届を出しているとしても、取締役は3名いませんから、後任者を選任しないと退任の登記ができません。
「退任登記ができないない=熊谷史人容疑者が取締役の権利義務を引きずる」という展開になります。
経営の意思決定への参加も「壁越しに弁護士を通じて」という極めて異常な状態です。

 


プレスリリースを読んだ方なら、さらに異常な部分に気づかれたと思いますが、
「平成18年2月14日の取締役会で代表取締役が逮捕された場合には、
代表権を移動させることを決議していた。」
とあります。こんな決議ありなんですかね???。実際には、
「代表権を移動させることを決議」ではなく、「逮捕された場合、代表取締役は辞任し、新たに代表取締役を選任する決議」
のことだと思われます。

 


私は、仕事柄色々取締役会議事録を見る機会はありますが、
こんな決議をしている取締役会議事録なんて見たことありません。当時すでに逮捕されるの予感でもあったんですかね。
本当に決議していたとなると、その取締役会は異様な空気に包まれていたことでしょう。「俺が逮捕されたら、後はお前ね。」みたいな決議ですから(笑)。

 

2006年02月23日

なぜ司法書士という職業を選択したか


 


昨日のつづき。


書き込み頂いた「いちこさん」のお話もそうですが、司法書士それぞれ、
司法書士という職業を選ぶまで、色々な物語があります。私は会務が多いので、割と色々な本職とお話する機会が多いのですが、「えっ?」
みたいな仕事をされていたりと人間に歴史ありです。

 


さて私の話。業界が見えてくるという話でした。


ペリーが浦賀に来航して日本が大騒ぎした1853年の2年前、
1851年にロイターは設立されました。当時の最新技術である「伝書鳩」を活用してです(笑)。(ちなみにロイターのシンボルは伝書鳩です。
)その後、1865年リンカーン大統領暗殺に関するニュースをスクープし、誰よりも早くロンドンで配信します。
このあたりから企業として成長していきます。そして独自の通信網と情報を武器に飛躍的に成長してきました。世界的にも有名になり、
私の好きな漫画「ゴルゴ13」にもロイターの社員(もちろん架空)が登場するくらいの知名度になりました。

 


これだけ有名な会社に就職したということ、またその外資系企業っぽい給与、
また内部でそこそこ出世していたことなど考えると、普通転職しないのでしょう。しかしそんな中、
「独占的な通信網の優位性がインターネットの進歩によって狂い始めるんじゃないかなあ?」なんてことを考え始めるのと、

 


「俺って、これでいいのかなあ?」

 


と考え始めるのが、同じ時期でした。

 

司法書士原田事務所(東京都・港区)

2006年02月20日

駅の看板広告の効果は0


今日、1年半前からやっている駅の看板広告の更新期限でした。色々な広告媒体がありますが、
うちの事務所の今の看板の内容では、駅の看板広告の効果は0です(笑)。
麻布十番が地元ですから、単に名刺代わりに設置してあるだけです。

 


よく司法書士の広告を電車内や駅のホームで見かけますが、その大半は
「債務整理」です。この分野であれば、そこそこの効果があるらしいのですが、あいにくうちの事務所では、
この債務整理業務を取り扱っていませんので、そういう意味でも効果0です。

 


「あれだけの看板出してれば、それ見てお客さん来るんじゃないの?」
とおっしゃる方もいますが、この1年半で「たった2人。」
この数字だけで見ると、全く広告効果なしです。だいたいうちのスタッフにも「え?駅に看板あるんですか?
」などと言われていますので、効果なんてたかが知れています。

 


地元の人に「ああ、原田事務所ねえ。聞いたことある。」と言われれば、
それで御の字です。事務所に良く来られるお客さんにも、「看板どこにあるの?」なんて言われてしまってますので、
お金をドブに捨てているような気もします。。。

 


「さすがに今回は広告の延長は止めよう。」そう考えていましたので、
今日の写真も看板の見納めのつもりで撮影したものです。「広告の更新はなし。」と考えていたのですが、散々迷った末、「今回も延長」
することに決めました。

 


「理由はただ何となく。」経営者としての判断としては×なんでしょうが、
あと半年、更に名刺代わりに置いておきます←馬鹿ですかね(笑)。

 

 

2006年02月17日

司法書士とサラリーマンの比較

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揺れに揺れている耐震強度偽装事件ですが、昨日ヒューザーの破産開始決定が出ました。
思ったより早い決定に住民の方々もほんの少しだけ良い結果となりました。
130億円とも言われる被害を賠償しなければならないとなれば当然債務超過となるようです。

 


偽装マンションの住民には、気の毒ですが、
まだローンを組んで日も浅い方が多いようですし、心機一転、思い切って破産して1からやり直すという手段もあります。そんな中、思い切った
「破産」という手段に出れない方がいるようです(あくまでも噂ですが)。そう、
破産してしまうと商売できなくなってしまう弁護士など士業です。

 


昨日の司法書士の年収の話で、
「単純にサラリーマンの年収と比較するのは難しいと思う。」と書きましたが、単純に比較できない問題として士業特有のリスクがあります。
サラリーマン時代は、「これで失敗したら破産してしまう。」というリスクはありませんでした。出世に影響するようなことは、
色々ありましたけど(それが収入に大きく影響してしまいますが)、失敗=破産という図式はありませんでした。

 


司法書士は、破産してしまうと商売ができなくなります。それこそ一大事。
「これ失敗したら、どうなるんだろ?」そんな心配をしながらの業務ですから、サラリーマンと給与だけで比較されてはやってられません。
もちろんサラリーマン時代とは経費面で優遇されている部分もあったりはしますが、絶えず続く緊張感には参ってしまいます。私の周りの先生も、
この気苦労が絶えない方が多いようです。

 


「とりあえず会社に出てれば給料もらえるもんなあ。」
私と同じ頃、会社を辞めてサラリーマンとは別の道を歩み始めた上司が飲むたびにこぼしてました(笑)。
社内政治だのなんだのと、当時は当時なりの気苦労がありましたが、私個人的には、「こっちのほうが数段しんどいです。」

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