2006年10月10日
代理出産裁判の行方
今日は品川区が抗告したというニュースが入りましたので、向井亜紀さん夫妻の代理出産についてのお話。
代理出産という手段で授かった向井さん夫婦の双子の子どもについて、アメリカ・
ネバダ州裁判所で親子関係を認めた確定判決が出されました。そして先日、
その結果を重く見た東京高裁は品川区は出生届を受理するよう命じたニュースがありました。
そして今日、品川区はこれを不服として最高裁へ許可抗告を申し立てました。
分娩で親子関係としてきた法秩序にまたしても科学の進歩が混乱を招いています。出生届を受理し、
子の福祉を優先すべきという考えには同調できますし、子供に恵まれない方々の気持ちを考えると仕方ないような気にもなります。
しかし、代理出産には、当然リスクが伴います。「代理母の生命のリスクをとってまで、
不幸な子宝に恵まれない方の希望が優先されるのか?」「代理母のリスクは金で買えるのか?」
科学の進歩は以前ブログにて紹介した「凍結精子認知訴訟」
なども司法を混乱させました。法が予定していないのだから当たり前ではありますが、日本人の倫理観なども含め、難しい問題が色々あります。
アメリカの代理母には、出産経験がある事や年齢や健康状態など色々な条件があります。
白人の代理母のほうが高額であるなど変な問題もあるようです。
さてここで問題。
アメリカで代理出産した場合の費用はいくらでしょう?(医療費・
代理母への謝礼・宿泊費・旅費・保険・エージェントの報酬など全て含みます。)
A 約600万円
B 約1200万円
C 約6000万円
D 約1億2000万円
正解は→コメント欄にてご確認下さい。