2014年09月18日
専門家の心構え
依頼者の希望に沿ったゴールを目指す場合に、通る道順がいくつかあることがあります。障害は少ないけど手間や時間のかかるAのルート、
普通の弁護士や司法書士が考える平均的なBのルート、障害は多いけど最短距離で行けるCのルート等々。
当然それぞれのルートによって費用も変わります。どのルートを選ぶかは最終的には依頼者なんですけど、「Aがいいですよ。」とか
「Cがいいですよ。」とか提案するのは専門家。
難しいケースだと依頼者が判断するのも難しくなり、結局は専門家の提案通りになったりします。
事務所が儲かるのがAルート、儲からないのがCルートだとしても、意識的にAルートを勧めることをせず、
客観的に依頼者の利益になるルートをフラットに提案できる専門家でありたいと思います。
きれいごと書きましたが、全く事務所が儲からない提案をしたばかりなので、なんとなく書いてみました(笑)。