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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2014年05月30日

役員の10年の任期満了

ここ数年で一番忙しいみたいです。。。

さてミーハーなお話から。
今日事務所に芸能人が来所されました。
とはいえ、守秘義務もあるので、ただそれだけの話。

今度は会社法の話。
会社法が施行されてだいぶ経ちますが、ついにうちの事務所でも役員の10年の任期満了の会社の登記が出てきました。

3月決算の会社で、役員は平成16年5月の定時総会で重任となっています。平成18年5月の定時総会で、
会社法の改正に伴い役員の任期を10年に伸長。

そこからついに10年。

会社法が施行されてすぐの5月の定時総会で10年に伸長した会社はそうないと思いますが、
これからぼちぼち10年後に重任となる案件が出てきそうではあります。

10年経つと、お客様と連絡が取れないケースも十分考えられますが、任期管理忘れないようお互い注意しましょう。

では、よい週末を!

 

2014年05月28日

外国会社の種類株式

やっと明日の午前中に開催される取締役会の資料等の納品が終わりました。連日〆切〆切で正直この時期はきつい。

そんなきつい状況の中、かなりの規模の外国会社の登記案件の資料が届きました。当然全資料英文。通常は、
定款から登記事項をピックアップしますが、今回は、定款のページ数が60ページを超えており、全体を把握するのも一苦労。

まだざっとしか目を通しておりませんが、かなりの数の種類株式を発行している様子。会社法上で理解できない種類株式もあるようで、
どの程度登記簿に記載すべきか、かなり悩みそうであります。

正直登記する実益に乏しいと考えますが、どうしたもんでしょうか???

 

2014年05月21日

無理っすわ。。。

例年この時期は、6月の総会に向けてスケジュールを確定しながら、予定された会社の対応をやったり、
同じく3月決算ではあるけれど5月に総会しますというそう大きくない会社の予定された登記の準備をしていればいいはずなんです。

しかし、今年はなぜか予定されていない会社のずっしり重めの案件が追加され追加され、訳がわからなくなっております。

なんとか時間を確保するため、貴重な週末を犠牲にするか考え中。

みなさんの興味あるネタまでいましばらくお待ち下さい。。。
 

2014年05月15日

印鑑カードが磁気不良の場合

「印鑑証明書をとって〜」と、お気楽な感じで事務所に来られる社長さんがいます。
色々詰まってそうな厚手のお財布から印鑑カードを取り出し、印鑑カードを置いて、すぐ帰られます。

印鑑証明書を取得し、連絡して、通常はすぐに終わる作業なのですが、
しばらくしてスタッフが「印鑑証明書が取れない。」と言ってきました。

あまり例はないのですけど、どうやら印鑑カードの磁気不良のようです。厚手の財布に何でも詰め込み過ぎてるせいだと思いましたが、
仕方ありません。

あいにく地元の管轄の会社ではなかったので、管轄法務局まで行かなくてはなりません。

費用がお高くなることを社長にお伝えすると、「行ってきて〜」とお気楽なお返事。

スタッフに管轄法務局まで行ってきてもらいました。ずいぶん前に磁気不良で交換した記憶はありましたが、
具体的な手続きはすっかり失念していました。

確認したところ、
管轄法務局では、印鑑カードの磁気不良が確認できると、その場で申請書に記載して(押印は不要)、
すぐに新しいカードを発行してもらるようです。

印鑑証明書1通取得するのには、ちょっとお高い費用となりましたが、社長の分厚いお財布には、全く影響ないみたいでした(笑)。

2014年05月12日

通帳の残高変造事件

こんな変造ありそうだなあと思っていたら、やっぱりあったというニュース。

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<通帳残高改ざん>容疑の茨城・古河市立小教諭ら逮捕(毎日新聞 5月12日)

 顧客が会社を設立する際、法務局などに提出する預金通帳の残高を改ざんしたとして、警視庁組織犯罪対策1課は12日、(略)
茨城県古河市関戸、同市立小学校教諭(略)ら3人を有印私文書変造容疑で逮捕したと発表した。(略)同課によると、(略)容疑者は
「借金があり、1件1万円で10件程度やった」と供述しているという。

会社法が施行されてから、会社設立時の資本金の振り込みに銀行が発行する払込金保管証明書が原則不要になりました。

実際は銀行の通帳の原本の確認もなく、通帳のコピーで登記できてしまうので、容易に変造できてしまうなあと危惧しておりましたが、
やはりこういった変造事件が起こってしまいました。

こういった不正登記を回避するためには、やはり司法書士が銀行の通帳の原本の確認を行うなりの手続きを踏まないと、
問題があるような気がします。

犯罪収益移転防止法の本人確認時に、銀行の通帳の原本の確認をついでに行うなり、一応工夫されればよいかなと思います。

不正登記の対策として、また昔の払込金保管証明書が復活なんて苦労するだけですし、
なんとか今の実務で問題がないよう水際でくいとめましょう。