昨年の7月1日に監査法人トーマツが有限責任監査法人トーマツに名称変更しました。昨年は7月1日に登記が完了しました。
手元にある当時の謄本を見ると、
名称 監査法人トーマツ
平成2年2月1日変更
有限責任監査法人トーマツ 平成21年7月1日変更
平成21年7月1日登記
これは登記簿に記録されている閉鎖されていない事項の一部であることを証明した書面である。
平成21年7月1日
東京法務局 港出張所
登記官 ○○○○
これは7月1日に変更し、7月1日に登記申請し、7月1日に登記が完了し、7月1日には登記簿謄本が取得できたということです。
すべて1日の出来事。なんで1日で登記が完了するの?
それは他社への影響が大きすぎるから。法務局とトーマツの打ち合わせがうまく行ったのでしょう。
そして今年はあずさ監査法人が名称変更しました。
名称 あずさ監査法人 平成16年1月1日変更
平成16年1月5日登記
有限責任あずさ監査法人 平成22年7月1日変更
平成22年7月1日登記
これは登記簿に記録されている閉鎖されていない事項の一部であることを証明した書面である。
(東京法務局東京都新宿区新宿出張所管轄)
平成22年7月2日
東京法務局 港出張所
登記官 ○○○○
こちらも力技で申請の翌日には登記が完了しています。入念な打ち合わせがあったようです。
残念なのは登記簿謄本が取得できたのが今日だったということ。
7月1日にどうしても登記しなければならない事情があった会社にとっては、この1日の差が3万円の被害(笑)。
トーマツにできてあずさができなかった理由は何かあったのでしょうか?
ここからは受験生向け
3月決算の上場会社の多くが6月29日に定時株主総会がありました。会計監査人は当然6月29日みなし重任。
監査法人の登記簿に上記のような名称変更の記載が読み取れる場合は、いったん6月29日重任の登記を入れて、
7月1日に名称変更の登記を入れます。
そもそもみなし重任は議事録に記載がありませんし、監査法人の登記簿謄本を良く見ないと名称変更も落としてしまいます。
気をつけてね。
添付書類に定款が必要でないかよくよく検討して下さい。
207条もう1回確認ね。(←毎年言ってる(笑)。)
試験頑張れよ!!