2006年09月06日
ヤフーオークションで不動産
今日は、めでたくも皇室にとって41年ぶりの男の子誕生。
以前紀宮様の話題の際に
「皇族にも我々の戸籍に当たる「皇統譜」というのがあります。」と皇室関係の登記のお話をブログにアップしてあります。
普段あまり意識しない登記手続きに興味のある方は是非ご一読下さい。
会務会務とうんざりな日々を送っているようですが、そんな会務も嫌なことだけではありません。
会務で集まった司法書士との情報交換がとても有益です。
最近では、会社法に関する情報交換がとても有益でした。「この登記は、
あの法務局ではOKだけど、あそこではNGらしい。」とか法務局での不統一事例に振り回されてしまうことの多い会社法実務でしたが、
毎回の会務のたびに情報交換。「悩んでるのは自分だけじゃないんだな。」と安心したり、「そんなことまで知っているんだ。」
と焦ったり、次の日の実務に直結するネタが多いだけに充実した情報交換(ただの飲み会)となります。
そんな情報交換の中で、ヤフー・オークションの話になりました。
もちろんヤフー・オークション自体は知っていましたが、ヤフーオークションで不動産やっているのご存知でしたか
(笑)?
別荘地が入札価格1万円とかの情報満載です。
実際にオークションで落札されると、当然登記となりますが、ネット・
オークションという性質上、物件についてそうそう調査されるものでもなく、場合によっては、個人間の取引。
登記簿謄本を確認することもなく、
抵当権がついているか知らない中での購入であったり、境界がどうなっているか、あるいは現場を確認さず、WEBの写真だけで「売買」
を判断したりと不動産の立会い実務ではありえない取引が平然と行われています。
「そんな危険な立会いを受託するか?」現在では珍しい形態での取引ですが、
今後依頼がないとも言えません。新形態での登記実務。興味半分でおおいに盛り上がりました。