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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2011年11月24日

立川談志さんの訃報

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立川談志さんがお亡くなりになりました。75歳でした。ご冥福をお祈りしたいと思います。
実は、先日ご紹介した野球を知らない父も75歳。
自分の同世代の訃報にも、複雑なものがありますが、父親と同世代の方の訃報には、更に複雑なものがあります。

天才肌、異端児、問題児などと様々な呼ばれ方をされた彼は、テレビの芸能ニュースや新聞での訃報は扱いも大きく、色々な方が悲しみのコメントをしています。そういう報道も当然と言えば当然でしょうが、個人的には「75」という数字の印象が強く、どうも意識が別のところに行ってしまいます。

今夜は、孫の声でも聞かせます。

2011年11月21日

清武代表解任は書面決議 私が野球に興味のない理由

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日本シリーズの瞬間最高視聴率(関東地区)が35.8%だったようです。そこそこの数字であるし、だいぶ盛り上がったようですね。しかし日本シリーズを含めて、私は、野球にどうも興味がありません。

というのも、私と野球とは縁がなかったようです。過去のブログでもちょっとだけ紹介していますが、また語ります。

むかしむかし、
私の子供の頃、スポーツ漫画といえば、やっぱり巨人の星。キャプテン翼なんて無い時代ですから、「男の子がスポーツするなら野球」という時代でした。

私が小学校1年生の時、巨人の星の影響もあって、父に「野球がしたい。」と言ったようです。(記憶が曖昧。)

父は、早速、次の日グローブを買ってきてくれました。

そして、その買ってもらったばかりのグローブを持って、地元の野球チームの練習に行きました。

(ここまでは良かった。)

練習に参加すると、なぜかみんなにジロジロ見られます。私のグローブを指さして笑う上級生もいます。

他の子供たちのグローブを見て、笑われる理由が分かりました。

父は、野球知らなかったようです。

父の買ってくれたグローブがファーストミット。。。

ファーストミットって分かります?妙な形してます。受けやすいように、とにかく大きいグローブです。当時、6年生でファースト守ってる子も普通のグローブの時代。そんな変なミット持ってる子供なんか誰もいるはずもありません。たぶん野球を知らない父は、他のグローブよりも大きいから、使いやすそうと思って買ったんだと思います。

当然、いきなり変なファーストミット持って現れた1年生は、守備につけません。たぶん監督も「こいつどうしようか?」と思っていたと思います。結局守備練習もなく、ファーストの近くで見学して、その日は終わりました。

子供心に、グローブが高いのは、なんとなく分かってましたから、「違うグローブを買って」と父に言えるはずもなく、父に文句も言いませんでした。ただその日を最後に、野球の練習に行くこともなく、プロ野球中継を見ることもなくなりました。

そんな野球と縁がない私は、ジャイアンツが株式会社だということを考えたこともありませんでした。

会社法の319条1項の手続きに従って解任を決議 (2011年11月19日スポニチ)
 巨人・桃井会長の会見に同席した枡本喜郎弁護士は、清武代表解任の手続きについて「会社法の319条1項の手続きに従って行った」 と語った。

これ俗に言う書面決議です。

第三百十九条 取締役又は株主が株主総会の目的である事項について提案をした場合において、当該提案につき株主(当該事項について議決権を行使することができるものに限る。)の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の株主総会の決議があったものとみなす。

私ぐらい野球に興味がないなら、書面決議でもいいんでしょうが、ファンとしては、実際に開催してもらいたかったんじゃないでしょうか。

いずれにしても野球の話は、心がモヤモヤします(笑)。

2011年11月16日

また後見人逮捕

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昨日リーガルサポートの研修でした。単位取得のためとはいえ、テーマはまた倫理。
でも成年後見制度に不正が必ず絡んでくるようであれば、こういった研修も仕方ないでしょうし、「後見制度支援信託」の活用も仕方ないでしょう。

講師の弁護士も、「弁護士や司法書士の不正がありますね。」と言っていましたが、研修の翌日にまたもやこんなニュースが流れるとは思っていなかったと思われます。

成年後見人の元弁護士ら逮捕=土地売買代金4億円横領か―警視庁(時事通信 11月16日)
 99歳で死亡した東京都渋谷区の女性が所有していた土地の売買代金約8500万円を横領したとして、警視庁捜査2課などは16日、 業務上横領容疑で、第1東京弁護士会に所属していた元弁護士柴田敏之(75)=中野区中央=、無職宮城淳一(54) =千代田区三番町=両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。(略)

私の記憶では、横領としては過去最高額。またしても成年後見制度の根幹を揺るがすニュースが出たという感じです。

「後見制度支援信託」だけでは、防ぎきれない部分も多いだけに、なんとか次の手を考えなければなりません。

とりあえずは、「後見制度支援信託」が機能する運用を期待するしかないですね。

2011年11月14日

脱税などの不正の多い業種って?

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司法書士は、税理士さんにお客さんを紹介してもらったりしています。いつも紹介してもらうだけではなく、たまには、逆に税理士さんにお客さんを紹介したりもします。

お客を紹介されると税理士さんは、単純にハッピーかというとそうではありません。どんなお客さんでもいいかというと、そう言う訳でもないようです。

たいていの税理士さんは、「どんな業種ですか?」と聞いてきます。
「○○○○業なんですけど。」

○○○○業が、脱税などの不正の多い業種だと、「そこはちょっと。。。」と腰が引けてしまうようです。じゃあ、どんな業種が問題があるかというと、こんな業種です。

法人税の脱税額、 ワースト1位はパチンコ業界 1件あたり4700万円、2位に1000万差(2011年11月12日MONEYzine)
 国税庁が発表した平成22年度の法人税の調査によると、パチンコが1件当たりの脱税額で1位となった。
 同調査によると、法人税の不正で発見割合の高い業種は、「バー・クラブ」が50.9%で1位、2位に「パチンコ」40.4%、3位が 「廃棄物処理」31.3%となった。4位は「土木工事」30.2%、5位は「一般土木建築工事」29.7%が並んだ。「パチンコ」 は不正発見割合では9年連続で2位となっている。(略)

 

どれもこれも許認可が絡んでいる業種です。脱税の実績(?)がこれだけある業種だと、税理士さんも腰が引けて当然。

司法書士にしても、脱税の実績がこれだけある業種が、法令遵守している可能性は低いので、税理士さん程ではないにしても、腰が引けてしまいます。

司法書士が、法令遵守している可能性は低いと腰が引けますとか「法令遵守、法令遵守」といったところで、「職務上請求書の不正利用1件1万円で、1万件やってました」みたいな報道がでてしまうと、どうも説得力がありません。

ご参考
平成22事務年度 法人税等の調査事績の概要
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/hojin_chosa/01.pdf

2011年11月11日

職務上請求用紙の偽造、司法書士逮捕

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職務上請求書の悪用は、懲戒案件のメジャーなもの。何ヶ月に1回は、月報司法書士に掲載される事例です。東京司法書士会も職務上請求書の悪用がないように、かなり厳格に管理されていますが、今回は、「職務上請求用紙」を偽造、そして逮捕という最悪の事態。

警察幹部の戸籍不正取得か 愛知県警、 司法書士らに逮捕状(2011年11月11日 中日新聞)
 戸籍謄本や住民票などを不正に取得したとして、愛知県警捜査四課などは、偽造有印私文書行使や戸籍法違反などの疑いで、 東京都内の司法書士や元弁護士ら5人の逮捕状を取った。11日午前に一部を逮捕した。県警は、 司法書士らが暴力団捜査を担当する捜査幹部らの個人情報も入手したとみて調べる。捜査関係者が明らかにした。
 司法書士らは、職権に基づいて特別に認められている「職務上請求用紙」を偽造。愛知県内の自治体に申請し、 第3者の戸籍などの交付を受けた疑いが持たれている。請求用紙は不正使用を防ぐために厳格に管理されており、 司法書士らは足りなくなったため偽造したとみられる。(略)

よくテレビドラマでこんなシーンがあります。

 

「おたくのかわいい娘さん、○○ちゃんだっけ?小学校の帰り、交通事故に気をつけないといかんなぁ。」

「娘は関係ない。娘には手を出さないでくれ。」

「だったら、こっちの言うことを聞いてもらおうか。」

 

こんな脅迫のために、職務上請求書の悪用されてるとはね。

 

昔は、今ほど個人情報が管理されていませんでしたから、職務上請求書を悪用しなくても、簡単に情報を入手できていたのかもしれませんが、今の時代はこの手法によるのが簡単なんでしょう。

職務上請求は、司法書士に与えられた特権ですから、こんなことないように、しっかり管理しましょうよ。