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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2011年11月09日

偽造印紙にご注意!

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相当数の偽造印紙がかなり広い範囲で出回っているようです。

 

リンク先に偽造印紙の写真あります。↓
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011110690095235.html

 

表面がざらつくそうですが、写真を見ると「ミシン目が割と雑」なかんじがします。

一応ブラックライトにも対応しているようですので、購入にはくれぐれもお気をつけ下さい。

昔、「印紙あまったので、買ってくれませんか?」という怪しい方々が、事務所に来たことがありますが、あれもたぶんアウトだったんだろうと思います。

2011年11月08日

過去の損失計上先送り

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オリンパスが急展開。というか想像通りの展開になりました。

過去の損失計上先送りに関するお知らせ
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/data/tes/2011/pdf/nr20111108.pdf

第三者委員会の調査対象拡大及び人事異動のお知らせ
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/data/tes/2011/pdf/nr20111108_2.pdf

株価もエグイことになってます。

常勤監査役の山田秀雄氏は辞任の意向を表明しました。
ちなみにオリンパス社のHPによると、常勤監査役の山田秀雄氏の経歴は、
2003年6月 当社取締役
2004年6月 当社常務執行役員
2005年4月 当社CSR本部および監査室担当
2006年4月 当社経営企画本部担当
2007年4月 当社貿易管理室担当
2007年6月 当社専務執行役員
2009年4月 当社コーポレート担当
2009年6月 当社副社長執行役員
2011年4月 当社社長補佐(コーポレート・監査室担当)
2011年6月 当社常勤監査役(現任)

というかんじ。

ご自身が過去の損失計上先送りに関与されていたとすれば、その監査としての機能は、ないも同然です。

また「日本のコーポレートガバナンスは。。。」と海外から非難されるんでしょうね。

2011年11月07日

今度は行政書士が1200万円着服

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当初今年の4月を予定していた「後見制度支援信託」ですが、関係団体との調整に時間がかかり、やっと来年2月よりスタートするようです。

以前ご紹介した記事はこちら↓
「後見制度支援信託」のお話
http://shihoushoshi.main.jp/blog/archives/002301.html

これにより、成年後見人による不正をある程度は防止されると思われます。後見人の不正には、有益な制度ではありますが、こんな不正↓を防止することはできません。

遺産1200万円を着服=行政書士を逮捕− 兵庫県警(時事通信2011/11/07)
 相続手続きで預かった1200万円を着服したとして、兵庫県警葺合署などは7日、業務上横領容疑で、大阪市都島区友渕町、 行政書士椎葉克介容疑者(53)を逮捕した。同署によると、「間違いありません」と容疑を認めているという。
 逮捕容疑は昨年5〜6月、岡山県の女性から遺産相続手続きの委託を受け、 同容疑者名義の一時保管口座で預かっていた約5000万円のうち、1200万円を着服した疑い。

行政書士に限らず、弁護士も司法書士も似た事件を起こしています。職業倫理うんぬんの話をしていても再発するものは再発します。

こういった不正を未然に食い止める方法を各士業が改めて考えなければなりません。司法書士会も苦労しているようですが、倫理研修だけでは、防げそうにないです。困った困った。

2011年11月04日

司法書士の世界でも商標権侵害差止等請求事件

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先日「別府はとバス」と「はとバス」の話をしました。「お客の商号が不正目的の商号使用の差止めにならないように、気をつけましょう。」という話でしたが、お客の話だけでもなく、「自分のところも気をつけましょう」という話。

とりあえず読んでもらったほうが話は早いので、こちらをどうぞ。

平成22年(ワ)第1232号 商標権侵害差止等請求事件
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20111104100253.pdf

似た名前の司法書士法人があるなとは思ってましたが、こんなことになってました。えぐい数字が載ってますので、なにかの話のタネにでも。

2011年11月02日

とうとう「別府はとバス」は商号変更

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今回も商号変更のお話。

「別府はとバス」社名変更へ=「はとバス」 との訴訟和解―東京地裁(時事通信 11月1日)
 東京の観光ツアーで知られる「はとバス」(東京都大田区)が、観光バス会社「別府はとバス」(大分県別府市) に商号の使用禁止を求めた訴訟があり、東京地裁(阿部正幸裁判長)で1日、別府はとバスが社名を変更することで和解が成立した。 はとバスが発表した。
 訴状によると、同社は社名が違った1950年から、はとバスの愛称を使用。63年には社名をはとバスに変更した。一方、 別府はとバスは66年に設立された。

めでたく(?)和解が成立したと表現したいのか「はとバス」のHPには、

 

「別府はとバス鰍ノ対する商号の使用禁止等を求めた訴訟 和解合意に関するお知らせ」
http://www.hatobus.co.jp/newsrelease/111101.pdf

 

という真面目そうなタイトルとは、かけ離れた脱力感のあるイラストが載っています(笑)。

 

別府はとバスは66年に設立とありますので、こちらの歴史もなかなかのもの。しかし同社のHPの脱力感もなかなかのもの。
http://www6.ocn.ne.jp/~b-hato/

 

東京地裁で争った2社ではありますが、どちらもほっこりしてますね。

これにより「別府はとバス株式会社」は、株主総会で商号変更することになります。交渉を始めてから2年半でようやく決着です。

会社法で、類似商号規制は廃止されましたが、今回のような不正目的の商号使用の差止めは、ない話ではありません。気をつけましょう。