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体調不良ということもあり、ブログとびとびではありますが、またお付き合い下さい。
さて今日は相続の話。
仕事柄、相続に関係することは多いけれど、こんな映画かドラマに出てきそうな案件には、お目にかかったことがありません。
床下に相続した金の延べ棒210本 7億円脱税の罪起訴 (2011年10月4日朝日新聞)
相続税7億5千万円を脱税したとして、長野地検は3日、長野県岡谷市湊1丁目の岡谷結束糸工業社長、山岡忠典容疑者(61) を相続税法違反の罪で起訴した。
地検によると、昨年、関東信越国税局の査察の際、山岡容疑者方の土蔵の床下から、1本1キロの金の延べ棒210本 (5億6300万円相当)と現金6億7千万円が発見された。延べ棒や現金は、 不動産賃貸や株式投資で財産を築いた容疑者の実父のものだという。
映画やドラマだと、土蔵の床下から金の延べ棒210本、現金6億7千万円が出てきたところで、査察の方々がガッツポーズするんでしょうな。
ドラマなんかだと、もっと複雑な場所に隠したりしているようですから、土蔵の床下なんかだと簡単に見つかりそうな気もします。しかし、この時代、これだけのものを隠すからには、滅多には見つかることのないような場所だったんでしょうね。
実父が不動産賃貸で財産を築いたとありますから、たぶん相当な不動産を相続されたと思います。相続した不動産の部分まで誤魔化すことはできませんから、最低でも申告しなければいけない不動産の名義変更くらいをどこかの司法書士に依頼して、あとは全て土蔵の床下で、目立たない時まで、じっと我慢するつもりだったんでしょうかね。
迫力ある「金の延べ棒210本、現金6億7千万円」も見てみたいけど、査察に見つかった時の容疑者の顔が見てみたいかな。
一般人にはとんと縁のないお話でした。
でも「相続登記は忘れずに!」