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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2009年09月03日

過払い金返還請求の宴ってどーよ。

今日もスタッフ残業。何かバタバタ。

色んな人が「あれ読んだ?」と聞くので、

今更ではありますが、「週刊ダイヤモンド8月29日号  弁護士大激変! 2万5041人の意外な実態」をちょっと読みました。

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週刊ダイヤモンド8月29日号 
弁護士大激変! 2万5041人の意外な実態(ダイヤモンド社HPより)
1950年に6000人足らずだった弁護士人口は、昨年2万5000人を突破した。この劇的な増加、活動領域の広がり、
そして意外な格差拡大まで……弁護士業界の内情を徹底調査、激変する法曹ビジネスの実態を浮き彫りにした。

Part
1 過払い金返還請求の宴
Part 2 弁護士の使い方入門
Part 3 弁護士非情格差
Part 4 タレント弁護士の本音
Part 5 法科大学院の蹉跌
Part 6 ヤメ検人脈の系譜

 

最も面白い?のは「Part 1 過払い金返還請求の宴」

過払い返還額 TOP19 弁護士編
過払い返還額 TOP19 司法書士編

2007年から2009年5月までの広告バブルTOP10

こちらも弁護士編と司法書士編

広告費司法書士TOPは7億7290万円、1億円超も7事務所あります。

 

まあ、これだけお金をかけていれば、電車、TV、ラジオ、新聞、雑誌と司法書士が露出するのは無理もないお話。

これから接客があるので、長々とは書きませんが、じっくり読んで追加記事を近々アップします。

では。

 

2009年09月02日

簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格発表だったみたい

昨日、簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格発表だったようです。

昨日のネタと関連しているので、昨日気づくべきでしたが、うちの事務所で受験した新人がそのことを内緒にしていたので、
分かりませんでした。(報告しろよ。。。)

でも合格おめでとう。

 

ちなみに合格率は59.9%、初めてバイチンショウ以外からの出題ということもあり、合格率は過去最低。

考査受験者数(A) 1,493名
認定者数(B)   895名
認定率(B/A) 59.9%

ほとんどが平成20年の合格者だと思いますので、お寒い結果です。

ちなみに試験問題

http://www.moj.go.jp/SHIKEN/NINTEI/090901/mondai21-1.pdf

 

合格者の皆さん、おめでとう。

清く正しく積極的に取得した資格を活用して下さい。

 

 

2009年09月01日

司法書士の活躍と司法書士の報酬

ちょっとバタバタしてますので、軽め軽めで。

債務整理の過大広告や依頼者とのトラブルが目立つ認定司法書士ではありますが、債務整理ではなくて、本来の(?)
簡易裁判所の案件をやられている認定司法書士もいるようです。

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「張り紙で家賃督促は不法行為」
大阪簡裁判決(2009年8月28日朝日新聞)
 支払い済みの家賃を未納とされ、玄関ドアに退去を迫る文書を張り付けられて居住権を侵害されたとして、
兵庫県宝塚市の借り主が家賃保証会社に慰謝料など計120万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、大阪簡裁であった。山本晃與
(あきよし)裁判官は張り紙による督促を不法行為と認定し、同社に20万円の支払いを命じた。
 支援団体「全国追い出し屋対策会議」事務局長で、原告代理人の堀泰夫司法書士は「業界に追い出し行為の禁止を迫る判決で、
抑止効果が期待できる」と評価している。(以下略)

こういう報道がなされて、認定司法書士の活躍が世間に認知されるのは喜ばしいことではあります。過払い過払いに走らず、
こういう分野でも活躍して欲しいと思いますが、気になるのは、司法書士報酬。

不法行為を認定させるだけの聞き込みに要した時間、訴状などの書類作成に要した時間、期日に裁判所へ出向いた時間、

勝手な推測ではありますが、1〜2時間で終わる作業ではありません。似たような訴訟を何件もやられているなら、
ある程度の効率いいのかもしれませんが、実際どうなんでしょうか?

ずいぶん昔に、1回だけ法廷デビューした私だと、トータルで10時間ぐらいはかかるでしょうか?あるいは、
もっとかかるかもしれません。

仮に10時間かかったとすると、やっぱり10万円くらいの報酬は欲しいところ。しかし支払いを命じられた額は20万円。

「半分ちょーだいね。」みたいな価格では依頼者もお気の毒です。

経済的な利益の20%が仮に相場だとすると、4万円。

これじゃこちらの身が持たない。

こういった分野での司法書士の活躍を願いつつも、変なところが気になっちゃいました。

 

2009年08月31日

バタバタ

バタバタしているので、すみません。

 

 

2009年08月27日

チェンバース社長のような生き方

代表取締役の変更=仕事ではありますが、今日はこんなニュースから

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日本板硝子 藤本会長が社長に復帰 
(8月26日22時3分配信 毎日新聞)

 日本板硝子は26日、スチュアート・
チェンバース社長(53)が9月30日付で退任し、前社長の藤本勝司会長(66)
が10月1日付で社長として再登板するトップ人事を発表した。08年6月の就任から約1年での早期交代で、同社は
「チェンバース社長の家庭の事情」と説明している。藤本会長の後任には出原洋三取締役会議長(70)が就任する。(略)

 チェンバース氏によると、
辞任を決意したのは8月初め。夏期休暇中に英国に住む16歳の長男と会った際、「このままでは見知らぬ他人のような関係のまま、
もうすぐ独立する息子と別れることになる」と感じ、10日に藤本勝司会長に辞意を伝えたという。(以下略)

日本板硝子HP
http://www.nsg.co.jp/press/2009/082601.html

スポーツ新聞なんかでは、違う趣旨の報道になろうかと思われます。というのが、この後任の藤本勝司会長は、あのタレント「千秋」
のお父さん。

「千秋のお父さん社長復帰!」みたいなミーハーな報道がなされると、「ふーん」で終わってしまいそうですが、
このチェンバース氏の辞任理由が、やはり私には衝撃的というか印象的。

 

子供と一緒に生活する時間を犠牲に働くお父さんは日本にはいっぱいいると思います。
そういう私も子供との時間を削ってこんなブログを書いているくらい。

日本の上場企業のトップに立つ人間のほとんどが子育ては終えているので、こんな悩みはないと思いますが、彼の決断は立派だと感じます。

 

彼の「上場企業のトップ<一人の息子のパパ」という価値観、日本人に理解されるのは難しいでしょうか?

 

日本に比べると55歳くらいの早期退職の多い海外の事情を考えると、そう早い引退ではないのかもしれません。

でも彼は55歳までも待てなかったんでしょう。マスコミに流せない事情が裏にあったとは考えずに、
素直に彼のような生き方に拍手を送りたいと思います。

あと1時間くらいは、私は事務所に残っていますが、今日は彼を見習って早く帰ろうと思います。

 

何が大切か考えてみますか?

 

 

では。