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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2007年08月06日

新任取締役が選ぶ理想の経営者

有名な社長や会長というと、誰を連想しますか?私は釣りバカ日誌の鈴木建設の鈴木一之助(三國連太郎)を連想してしまいました。。。
評価される人、尊敬される人、単に事件で有名になった人(ミートホープの田中稔社長)など色々いますね。
そんな中現役の取締役にアンケートがありました。

日本能率協会(会長富坂良雄)を中核とする関連9法人で構成する日本能率協会グループは、この7月、
上場企業の新たに就任した取締役と執行役員に対し意識調査を行い、新任役員の現在の意識を多面的に探った。
1998年より10回目の調査となる。(2007年8月2日共同通信より)

さて問題。調査の結果、新任取締役が選ぶ理想の経営者のトップは誰でしょう?

A「本田宗一郎」
B「松下幸之助」
C「ビル・ゲイツ」
D「豊臣秀吉」

正解はA。

2007年08月03日

樹海の看板 借金の解決は必ず出来ます。

月曜日は東京司法書士協同組合の総代会、火曜日は港支部の無料法律相談会、水曜日は港支部の役員会、
そして今日はお通夜。連日のように同じメンバーと会っています。。。

さて今日は自殺の名所、樹海のお話。
樹海といえば自殺の名所。まさか樹海と司法書士に接点があったとは。。。

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『借金の解決は必ずできる』 青木ケ原樹海の看板が反響
(2007年8月2日中日新聞)

 自殺者が多いことで知られる青木ケ原樹海(山梨県富士河口湖町)
に設置された看板が、大きな反響を呼んでいる。多重債務者の救済運動を展開する「全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会」(被連協、
事務局・東京)が「借金の解決は必ず出来ます!」と呼びかける看板で、設置以降、被連協には、多重債務者からの相談電話が殺到している。
 (白井康彦)

 これまでに、
樹海から携帯電話で相談してきた自殺志願者二十人以上の命を助けたほか、
被連協の活動をマスコミ報道で知った多重債務者らから約千五百件の相談が寄せられた。

 被連協では「多重債務は弁護士会や司法書士会、
多重債務者支援の市民団体に相談すれば解決できるケースがほとんどだが、それを知らないまま自殺を考える人がいかに多いかを、
あらためて感じた」と話す。 

樹海にはごろごろと白骨が転がっているのはTV番組などで、ご覧になった方も多いかもしれません。樹海に入っていくには、
色々な理由があると思いますが、多くは借金苦。弁護士会や司法書士会に1本電話をかければ、
あるいはどこかの司法書士事務所に1本電話を入れれば死なずにすむ場合も多いはずなんですが。。。

司法書士の仕事をしていると自殺者がからんだ案件に出会うこともたまにあります。
うちの事務所は会社関連が多いので、他の事務所よりは少ないかもしれませんが、それでも年に数回あります。

冷静な(?)「自殺者の相続人」は、うちの事務所に1本の電話をかけれるのに、
精神的に追い込まれた自殺志願者はそんな余裕がありません。
人の命を助けようなんて崇高な志を持ってこの司法書士という仕事をしている訳ではありませんが、
1本の電話さえあればなんとかなったのにと思うこともしばしばあります。

司法書士からすれば、借金や生活保護の受給を巡るトラブルも別に解決できない程、深刻なものではありません。

「今あなたの抱えている問題は大したことじゃない。」

司法書士がメジャーになり、どんな仕事をしているか広く市民に理解してもらえれば、助かる命もあるような気がします。

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2007年08月02日

登記義務者が認知症だった。

司法書士がハマったかんじのニュース。認知症がからむとやはり毎日新聞。

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<不動産担保>抹消求め、アイフルを提訴へ 広島の女性(7月31日 毎日新聞)

 広島市の女性(63)への融資で自宅を担保とする際、
所有者で連帯保証人とされた夫(72)は重い認知症で意思が確認できる状態になかったとして、
この夫婦が近く消費者金融アイフルを相手取り、担保の抹消手続きを求める訴えを広島地裁に起こす。訴訟には、
不動産担保ローンの問題点を浮き彫りにする狙いもある。 

司法書士には呪文のように唱える言葉があります。不動産の立会いにおける「人の確認、物の確認、申請意思の確認」というフレーズ。
これらを確認することが大事というのは、司法書士受験生でも知っていること。

最近では銀行なんかでも本人確認が相当うるさくなっているのはご存知だと思います。司法書士業界とて同じ。不動産登記で、
高齢の当事者が出てきた場合は、認知症であるかないかは、基本中の基本です。

このケースは72歳、認知症を疑うにはちょっと早い気もします。しかしながら72歳の本人に今回の登記で意思確認するのは当たり前。

月報司法書士という司法書士内部の書籍がありますが、懲戒事例として公開されるものに、この手の事例は少なくありません。

懲戒対象というだけでもOUTではありますが、司法書士に過失ありとして、損害賠償請求されるのも当然の話です。かなりの確率で、
この事件に巻き込まれた「人の確認、物の確認、申請意思の確認」を忘れた司法書士がいるようです。あ〜あ。。。

 

2007年07月31日

(株)伊藤園第1種優先株式 上場承認

以前ブログにて「伊藤園の定款変更 無議決権優先株
をご紹介しましたが、東証がその「株式会社伊藤園第1種優先株式」の新規上場を承認したようです。

新規上場銘柄の承認について
(株)伊藤園第1種優先株式−2007/7/30東証
 
当取引所は、新規上場申請のあった株式会社伊藤園第1種優先株式(種類:優先株式、所属部:市場第一部)について、新規上場を承認しました。
当該銘柄の概要及び「上場申請のための有価証券報告書」については、当取引所のホームページをご覧ください。

平成19年9月3日に上場される予定です。その昔、ソニーが子会社連動株式を上場して以来の久しぶりの優先株式の上場となります。

新規上場銘柄概要

会社法施行後の第1号となりますが、今後は物言わぬ株主用として採用する会社も増えそうです。

2007年07月31日

法人後見委員会卒業!

昨日は東京司法書士協同組合の総代会がありました。長年の理事長お疲れ様でした。>小村さん。
今回で任期満了の理事の皆様もお疲れ様でした。新任の皆さん、これから宜しくお願いします。

なぜか毎回成年後見の記事が多い毎日新聞より。

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<成年後見制度>悪用防止へ契約マニュアル作成 司法書士ら(7月31日 毎日新聞より)

 成年後見制度の悪用が社会問題化する中、司法書士らでつくる社団法人「成年後見センター・リーガルサポート」東京支部は、
契約の履行状況を組織として監督し、財産の処分などを規制する契約マニュアルを作成。8月から運用を始める。
再発防止と制度の信頼回復に向け、全国の支部でも同様の動きが広がるとみられる。
 

ご存知「法人後見委員会」でこのマニュアルを時間をかけて検討・研究を行っていました。
2面契約、3面契約など法人後見委員会でも特に熱い議論があった部分です。一応我々のの成果の一部でもありますので、
ご利用される方は是非ご活用下さい。

(性善説に立つなら2面、性悪説なら3面。性善説を採用したいのも山々ではありましたが、
結局性悪説から逃れることはできませんでした。)

約4年程、成年後見の虎の穴「法人後見委員会」に所属させて頂いておりましたが、ようやくこのほど卒業することができました。
全国の報告書のチェックを始め、長時間(1日10時間の頃もありました。)に及ぶ会議に疲れ果てておりました。制度の欠陥が露呈し、
これからの運用が注目される微妙な時期に委員会を卒業するのは、心苦しいものはあります。

しかし私の最優先課題はホットな港支部運営にあります。リーガルの社員が特に少ない支部でもありますので、
多くの会員が成年後見制度に前向きに取り組んでもらえるよう、近々初心者向けのセミナーも予定しております。

リーガルから足が洗えたなど思っておりませんので、今後も宜しくお願いします(笑)。>矢頭東京支部長、川口元法人後見委員長。