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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2005年10月26日

ロイター時代とどちらが?

24日に米連邦準備理事会(FRB)の議長にベン・バーナンキ氏が指名されました。18年FRB議長を務めたグリーンスパン氏の後任です。私が社会人になった頃から、FRB議長はグリーンスパンでした。日本の総理大臣が次々と入れ替わっても、FRB議長=グリーンスパンという公式(?)は不変でした。金融マーケットにいる人間であれば、知らないものはいない大物です。彼の一言一言に惑わされた方も大勢いると思います。

私も、サラリーマンを辞めてからというもの、昔のように議長の発言に注目しなくなってしまいましたが、間接的に(いや、寧ろ直接的に)、影響を受けて生活しているのは、間違いありません。直接的に影響力がある訳ですから、もっと注視していてもいいはずですが、専ら不動産登記法の改正や新会社法に振りまわされ、FRB議長とは無縁の生活を送ってしまっています。

彼の発言を、他の通信社より何秒早く情報発信できるかに一喜一憂していたサラリーマン時代。微妙に昨日のつづきとなりますが、サラリーマンが良かったのか、独立して正解だったのか、この件に関しては、何とも言えないところです。

2005年10月25日

愚痴ばかり。。。

まだ火曜日だというのに、すでに疲れ果てています。これもフル稼働した先週の土曜日の影響でしょうか??わかっていましたが、休日って大事ですね。最近は3連休が多かったため、なおさら強く感じます。企業にお勤めの方の有休がとても羨ましく、サラリーマン時代には、ここまで大切と気付かなかった有休の良さをしみじみ感じています。

独立して、いやな上司に苦しめられる事はなくなりましたが(私自身が嫌な上司になっているという噂もありますが(笑)。←笑えないという話もある。)、得られたものと引き換えに失ったものもあるようです。これ以上、書いても愚痴ばかりになりそうなので、今日はこのへんで。

2005年10月24日

民法に誤訳?その2

先週末は、無料法律相談員、司牡丹の会と大忙しでした。予定通り(?)朝まで飲むこととなり、今日はこの時間まで、口に入れたのはコンビニの「ザルそば」のみという状態です。やはり日本酒は効きますね(笑)。

さて、先週の寄付行為のつづき。誤訳の根拠を探しているうちに、穂積陳重の「法窓夜話」(まだ読まれていない方は一度読んでみてはどうでしょうか?)に辿りつきました。その中に、「フランス民法をもって日本民法となさんとす」という夜話があります。その夜話によると(以下一部抜粋)、『江藤新平氏は初め制度局の民法編纂会が開かれた時、箕作麟祥博士をしてフランス民法を翻訳せしめ、二葉(によう)もしくは三葉の訳稿なるごとに、直ちに片端からこれを会議に附したとの事である。また江藤氏が司法卿になった後には、法典編纂局を設け、箕作博士に命じてフランスの商法、訴訟法、治罪法などを翻訳せしめ、かつ「誤訳もまた妨げず、ただ速訳せよ」と頻(しき)りに催促せられたとの事である。』とあります。

そうです。この「誤訳もまた妨げず、ただ速訳せよ」との催促の結果、フランス語のacteを「規則」と訳さず、そのまま「行為」としてしまったのではないでしょうか?私は民法学者でもなんでもありませんので、ただの想像にしか過ぎないのですが、この理由が一番しっくりきます。本当のところをご存知の方いらっしゃいましたら、是非ご訂正下さい。

2005年10月20日

民法に誤訳?その1

ネタ探しに2時間使ってしまいました(泣)。書き始めるまで、結構苦労した今日は、寄付行為のお話。一般の方には『寄付行為』という言葉はあまり馴染みのないものだと思いますが、民法の勉強をしている人にはお馴染みの用語、総則の前半で出てきます。寄付行為とは財団法人のルール、社団法人や会社にとっての定款のことです。

私が民法を勉強し始めの頃、この「寄付行為」という言葉に違和感を持っていました。「なんで社団法人は定款なのに、財団法人では寄付行為なの?」どうしても寄付行為=財団法人の規則に思えなかったからです。

そんななぞが、先日ある程度解明しました。ある知り合いの司法書士に、「あれはフランス語のアクトをそのまま訳してあるから、行為になったらしいよ。噂だけどね。」その時は、これはいい日誌のネタを頂いたと思ったのですが、いざ今日その根拠を探そうとして2時間経過してしまいました。。。

英語のactはフランス語でacte。このacte、日本語では@行為A証書、法律などの意味があります。「本来Aの意味なのに@の行為と誤訳した、それがそのまま民法で寄付行為として定着している。」もっともらしい説明です。散々調べてみましたが、そのものずばりの根拠はどこにもありません。

あえてそうだろうなあと推測される記事が穂積陳重の「法窓夜話」にありました。長くなりそうなので、つづく。

せこくつづくにしてしまいましたが、苦労してます。

2005年10月20日

口は災いの元

寄付行為のつづきのはずですが、インパクトのあることがありましたので、今日はそのお話。いや本当に口は災いの元です。

現在、結構複雑な相続の案件を抱えており、今日は、その件で、税理士事務所で打ち合わせがありました。打ち合わせ場所の事務所には、既に弁護士さんも来ておりました。三人寄れば文殊の知恵と言いますが、さすがに三士業が集まると、打ち合せが早い早い。半端ない速度で、それぞれの役割分担が決まります。かなり複雑な事案も、少しずつほぐれていきます。

あっという間に、打ち合わせも終わり、エレベーター・ホールへ。皆さんもご経験が、おありだと思いますが、エレベーターが来るまでの間、会話がないと気まずくないですか?私は、ほとんどの場合、当たり障りのない話題(お天気の話など)をすることにしています。今日はその税理士事務所に、普段見かけたことのないスタッフが働いていましたから、
私「あれ?新しい男性スタッフが入ったんですね?」
すると、しばらく沈黙が。。。やがて他のスタッフの笑い声が聞こえてきました。
私「???」
ちょうどその時、エレベーターがフロアに到着したので、エレベーターに乗りこみました。
税理士「妹だよ。」
私「え??」
税理士「俺の妹。」
私「あっ。。。げっ。」言葉にならない言葉を残して、エレベーターは閉まってしまいました。思いっきりやっちゃいましたね(笑)。打ち合せがうまくいっても、これじゃあ。。。どうしてわざわざ「男性スタッフ」と言ってしまったのか。普通に「スタッフ」と言えば良かったんですけど。

たった一言ですが、やっぱり口は災いの元ですね。皆さんは似た失敗ありますか(笑)??

ちなみに明日は午後1時より、司法書士会館にて無料法律相談の相談員をやります。相談が終わると、幹事をさせて頂いている司牡丹(高知県の日本酒)の会に出席します。(なぜ宮崎出身の私が高知県の司牡丹の幹事をやっているかは、こちら。)ちょっと忙しい週末になりそうです。(飲み会は朝まで続く予定です(笑)。)