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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2005年02月01日

内容証明は書きません。

先月、「飲み代を払ってもらえない。このままでは時効が来てしまう。」という方がいらっしゃいました。先日日誌に書いた高級クラブの方とはまた別の方です(笑)。

ちょっと話はズレますが、アクセスログというものがあります。その中に検索エンジン(ヤフーとかグーグル)で何というキーワードでうちのサイトに来たか分かるようになっている機能があります。もちろんそんなキーワードのほとんどが法律用語です。そんな法律用語の中に「高級クラブ」というキーワードでうちのサイトにアクセスされた方がいらっしゃいました。本来の目的とずれたサイトにさぞガッカリされただろうなと、思わずニヤニヤしてしまいました。

さて話を戻します。飲み代を払ってもらえない方は内容証明を書いてもらいたがっていました。この手の解決方法の第一歩は、内容証明なのですが、お話をお伺いするとどうやら内容証明を出さなくても解決しそうな内容でした。

昔、といっても数年前までは、司法書士には簡裁の代理権はありません。訴訟代理人になれませんから、当時は当然直接相手方と交渉することができません。仕方なしに内容証明を送ったりしていました。しかし今は違います。

「まず、直接お話してみます。一応今月中に振込まれればOKですよね。それでダメだったら、次の手を考えましょう。」と説明し、その日は帰ってもらいました。内容証明を書こうとしない私に半信半疑のようでしたが。。。

そして今日、「全額振込まれてました。」と、その方から弾んだ声で連絡がありました。結局報酬も頂き、めでたし、めでたしです。いつもこんな事案だったら良いんですけどね。

追伸
といってもうちの事務所のメイン業務は登記です。お間違えのないように(笑)。

2005年01月31日

月末の風景

1月もあっという間に終わってしまいました。今日は月末だけに、どこの事務所も人手不足のようで大変だったみたいです。

普通どの司法書士事務所も書類を作成する内勤部隊と立会い・申請・回収が中心の外回り部隊とにスタッフを分けています。忙しい日でなければ、私を知っている外回りの人は、港区の申請が終わると、うちの事務所に顔を出しては、油を売って帰って行きます(笑)。ところが今日は外回りの人だけではなく、普段外回りしない内勤の人達も外回りに借り出されていたようです。そんな忙しい状況でしたので、今日港出張所に来られた方々は皆、私の事務所に一瞬顔を出しては、油を売ることもなく、大急ぎで帰っていきました。

私も一緒に油を売りたいところでしたが、うちの事務所も、今日はなぜか遠方の申請が多く、1日中バタバタしていたので、愛想なしです。結局、お互いの切迫した顔を見ただけの一日でした(笑)。

P.S.
ネタなしのため、この薄い内容の日誌を書くのに2時間悩んでしまいました(泣)。

2005年01月28日

同期と新年会

先週末は休まず働いていたので、今週は長い1週間でした。ほっと一息つきたいところですが、明日も改正不動産登記法の研修があります。かなりの回数の研修がありましたし、また今後もある予定ですが、実務にどれだけ影響してくるかまだピンときません。そんな不安を感じてか今日はこれから司法書士の同期と新年会があります。

前回の飲み会では簡裁代理権の特別研修の話題が中心でしたけど、今回は間違いなく改正不動産登記法の話題です。しかし集まるメンバーの大半はまだ独立開業していない勤務司法書士です(イソ弁みたいなもの)。基本的には所長の指示に従えばいい立場なので、危機感はあまりないかもしれません。まあそれでもメイン業務である不動産登記に関することなので、ある程度は充実した情報交換の場になりそうです。

ご存知のように、司法書士の業務はいろいろありますから、事務所によって、仕事は様々です。今日はそれぞれが経験した(失敗した(笑))ことなどを吸収させてもらって来ます。

2005年01月27日

またやってしまいました。

予想を裏切らず、イチローのネタです(笑)。あのイチローに任天堂の相談役から任天堂株5000株が贈呈されるそうです。時価5800万円だそうで、庶民の私から見ると羨ましい限りです。確かに5800万円分の株式が貰えるのは、羨ましい話ですけど、贈与税が待っています。

普段貰いなれてない一般の方は、この贈与税を甘くみてますが、贈与税はガッツリきます。このケースでは2787万5000円を払わなければなりません。(この計算で合っていると思いますが、私は税理士でないので、正確でないかもしれません。)ガッツリ貰った人はガッツリ払わなくてはいけない世の中です。でもイチローなら余裕でしょうけど(笑)。

イチローの顔を知らない日本人はあまりいないと思いますが、もしイチローを知らないで、イチローに偉そうに野球のコーチをしてしまったら、後で大変恥ずかしい思いをします。それに似た恥ずかしい思いを今日してしまいました。名刺をくれないお客さんに過去何度か痛い目に会ってますから(詳しくは過去の日誌で)、気をつければいいのに、今回もやってしまいました。

詳しくは守秘義務がありますので書けませんけど、あんな立派な方に「先生、先生。」と呼ばれていたかと思うと、目眩がします(笑)。やっぱり大物は身分を隠しますね。また水戸黄門の印籠を見せられてしまいました(笑)。

2005年01月26日

給与所得になりましたね。

仕事柄、弁護士や税理士と飲みに行くことが多いのですが(最近は司法書士とばっかりですけど(笑)。)、やはりお互いの業務に関連する話は良くします。弁護士さんとは成年後見の実務の話になったり、根抵当権の話になったりします。また税理士さんとは、改正商法の話になったり、相続や事業承継の話になったりです。しかし3士業共通の話題は、ありそうでなかったりです。

でもさすがに今回、最高裁の下した「ストック・オプションの利益は、給与所得」は、3士業共通の話題です。今まで地裁レベルでは、納税者が勝ったり、国税が勝ったりしていました。何回か給与所得になったりしてましたので、これで決まりかなと思っていると、今度は一時所得。一時所得で決まりかなと思っていたら、今度は給与所得。それぞれの言い分に理由があり、私はそれぞれ納得してしまいそうですが、給与所得で決まりです。

高額な不動産を、若くして、現金で購入する方がいらっしゃると、この購入資金はストック・オプションかな?と羨ましく思ったりしてましたが、今回の判断はこれらの方にどんな影響を与えるのでしょうね。