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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年09月09日

商業登記のオンライン申請2

今まで法務局はコンピューター庁とブック庁のどちらかでしたが、最近新しくオンライン庁というのが出来ました。(なぜか中野出張所と市川支局。たぶんインフラ等が整備されていたと思われる。債権譲渡登記が中野出張所で取り扱っているのもこのあたりの事情か。)実際まだほとんど申請はないようですが、このオンライン庁では既にこのオンライン申請が始まっています。オンラインで申請するからには、それなりの準備が必要となります。いくつかの数のソフトをダウンロードしなくてはいけませんし、OSやブラウザのバージョン等も気にしなくてはいけません。今日の準備にと、一応資料を読んでみたのですが、内容はパソコン雑誌の記事となんら変わりません。(ご丁寧にSSLとはとかの説明がある。)なかには英語表記のみのダウンロードサイトが準備されてますから、インストールが完了するためのハードルは、パソコンが苦手の先生には高いものになってます。
そもそもオンラインで申請するためには、それなりの安全な通信が確保されてなければなりません。そのため法務省認証局自己署名証明書を取得します。また代理人が司法書士であることの証明として司法書士の電子証明書も必要になります。(日司連認証局はICカード方式、まだ法務省が対応していないため、日本認証サービス社の属性認証型の電子証明書を利用するしかない。)そして登記申請書作成支援ソフトウェアを利用して司法書士の電子署名を付けて送信することになります。
はじめての債権譲渡登記のように、とりあえずインストールしてみないと、どれだけ大変かわかりません。今からこれらの内容を説明しなければなりませんが、パソコンが苦手な先生にわかりやすく説明するのは無理っぽいです。その先生の事務所の若いスタッフに説明したほうが良さそうです(笑)。

2004年09月08日

商業登記のオンライン申請

明日司法書士港支部の集まりで商業登記のオンライン申請について説明することになりました。港支部ですから、司法書士制度のIT化対応の中で「商業登記」が当然感心の高いものであるからです。この司法書士制度のIT化対応は商業登記だけに留まりません。「不動産登記」「債権譲渡」「成年後見」「民事訴訟」「督促手続」「供託」「電子公告」といった分野でも続々とオンライン化されていきます。(しかも平成16年度中)これらを今日全部説明するわけにもいかないので、とりあえず明日発表しなくてはいけない商業登記オンラインについてちょっと説明します。
過去の日誌をお読みの方であれば、登記申請が当事者出頭主義であるのはご存知だと思います。商業登記の申請は法務局に郵送ではなく、港区の会社であれば港出張所、大阪市内であれば大阪法務局に直接申請書を持参して申請しなければなりません。不動産登記であれば、大事な権利証を郵送するのは難しいでしょうし、同一物件に申請が入るとどちらの申請が先か後かという問題もありますから、当事者出頭主義であった実益はあったと思いますが、商業登記ではそこまで当事者出頭主義にこだわる実益はないように思っていました。(確かに印鑑証明書や議事録など大切といえば大切ですが、同じ会社に同日で複数の申請がある可能性はない。)この当事者出頭主義を根本から覆すのが、オンライン申請です。
長くなりそうなので、明日につづきます。

2004年09月07日

うちのグループ全員受かってました。

私がチューターをさせてもらったグループ全員が無事考査合格しました。合格率が今回低かったので、グループ内のだれかが不合格になっても不思議ではありません。全員から合格の連絡を受け、正直ホッとしました。というのも、今回の3回目の特別研修は、私自身の考査から1年を経過してます。うまく教えようとしても、当時の記憶が曖昧になっている部分もあります。また考査合格後、ご存知のように積極的に訴訟業務を行っていた訳でもない私がチューターでうまく機能したか疑問もあります。他のグループがほとんど合格して、うちのグループだけ不合格者続出となると、当然チューターの責任になってきます。研修中1度も飲みに行くこともなく、真面目に取り組んだ甲斐がありました。
新人研修と違って、特別研修は参加者の年齢・経験・合格年度がバラバラです。司法書士試験合格したばかりの経験のない若い子もいますし、もう記憶力がないと歎く開業何十年の大御所(但し、司法書士試験から何十年も経過している)もいます。そういったバラバラのレベルの参加者を画一的な研修で全てを合格させるのは非常に難しいです。合格率が7割切ったのも仕方ないかなとも思います。
でもうちのグループは全員合格なので、誰に気にすることもなく祝賀会が開けます。早速来週やることになりました(笑)。

2004年09月06日

印紙が買えない

どうでもいい話ですが、先週末、急に5時過ぎてから印紙が必要になりました。コンビニで販売しているところもありますが、そのほとんどが200円の印紙です。必要だったのは結構高額でしたので、コンビニには売っていません。法務局の印紙売り場も郵便局も既に閉まってます。困り果ててしまいましたが、印紙売りのおばちゃんに連絡してなんとか土曜日中に手配できました。機動力のある印紙売りのおばちゃん、本当に頼りになります。
その土曜日事務所に出ると、事務所の一帯は、例の月9の撮影隊でいっぱいでした。よくよく見ると織田裕二が自転車に乗ってうろうろしていました。事務所の前の道路までは、カメラに入っていましたが、事務所までは写ってなかったようです。残念、残念。でも当分の間、頻繁に撮影はあるようなので、運が良ければ、事務所に来られる際に見学できるかもしれません。
今週は夕方から、司法書士会関連の行事が結構多いので、日誌の更新がうまくできるかわかりません。ご了承下さい。

2004年09月03日

宣誓供述書

月9といえば、ご存知だと思いますが、フジテレビの月曜21時から始まるドラマです。今は「東京湾景」やってますが、10月から「ラストクリスマス」が始まります。何で急に月9の話かというと、「今度月9の撮影を近所(斜向いのマンション)でやりますから、近隣の方のご迷惑にならないように撮影しますので、よろしくお願いします。」と撮影スタッフが挨拶に来たからです。主演は月9が13年ぶり(東京ラブストリー以来)の織田裕二だそうです。ミーハーな私としては、業務そっちのけで見物してしまいそうです。(斜向いのマンションは織田裕二の住むマンションという設定らしい。)空気がうまいとはいえない港区ですが、こんな所で都会っぷりを発揮してますね。
話変わって外国会社の設立の話。いろいろな外国会社がありますけど、その多くは本店がアメリカやイギリスなどの先進国です。設立登記の添付書類に宣誓供述書(AFFIDAVIT)が必要になることがあります。アメリカやイギリスの大使館では、これらの手続は当然慣れてます。しかし、小さい国(この表現は失礼かも)の大使館では、この手続自体に不慣れなところが多いようで、いろいろと困ることがあります。
以前外国会社の設立でこのAFFIDAVITをお客に取りに行ってもらった時に、お客が「このようなことは初めてなので緊張します。」と大使に言ったところ、その大使が「私も初めてなので緊張してます。」と言われたそうです(笑)。世界は広いので、本当にいろいろありますね。