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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年08月26日

司法書士業務賠償責任保険

法人後見委員会での担当地区の至急案件が添付ファイル23個の大容量で送られてきました。明日までに返事をしなければならないのですが、こんな沢山のファイルをいつ読めというんでしょうか。。。助けて下さい。
今日東京司法書士協同組合から保険のご案内がきてましたので、今日は「司法書士業務賠償責任保険」のお話。
司法書士は、その特有な業務のため特種な保険に加入しています。(ほとんどの司法書士が加入しています。)例えば不動産登記の仕事で、地面師に騙されて所有者に損害を与えたり、
権利証の盗難にあったりした場合、最大で2億円までの損害を賠償する保険です。地方だとこの2億円の金額で十分カバーされる仕事が多いと思いますが、都市部で仕事をしていると2億円を超える高額の不動産の取引も多いので、私個人的にはこの2億円の上限をもっと引き上げて欲しいと思っています。お客様から見ると、司法書士がこのような保険に加入していることは大きな安心に繋がると思います。
東京司法書士会では、今年11月から会員である司法書士全員を被保険者とする全員加入制度を導入します。(この全員加入の保険は上限1000万円まで)
今までは、ほとんどの司法書士がこの手の保険に加入しているとはいえ、一部では保険に加入していない司法書士がいたりしていました。これが全員加入となりますから、より大きな安心を与えられるようになります。
といっても仕事上の事故を起こさず、この保険のお世話にならないように用心していきたいと思います。(高額な取引では、いつもビクビクしています(笑)。)

2004年08月25日

パケット定額

FOMAのおさいふ携帯『F900iC』を買った話をしましたが、せっかく新しい携帯にしたのに、新しすぎてiアプリやサイト自体がまだ、この端末に対応していなかったりと不自由さを感じておりました。しかし先日ようやくドラゴンクエストやファイナルファンタジーが対応可能になり、オリンピックの睡眠不足に続き、携帯での睡眠不足という情けない状況になっております(汗)。しかもiモーションなどの容量の大きいファイルを調子に乗ってばんばんダウンロードしたので、パケット料もとんでもない額になっている事に昨日気づき、今日慌ててパケット定額にしました。時すでに遅しですけど(笑)。パケット料を心配する司法書士、聞いたことないなあ(笑)。携帯でのウェブ接続初心者であることが露呈してしまいました。
このように携帯でもパソコンでもインターネットに相当接続しておりますが、私のところには未だ「架空請求」が送られてきません。私の知り合いも何人かこの請求書を受取ったことがあるみたいなのですが、以前ご説明した通り、これらの請求に対しては「断固無視」の対応を心掛けて下さい。架空請求は、ほとんどの場合、普通のハガキで送られてきます。本気で裁判やるのであれば、内容証明(業務日誌2004年1月22日(木)にて既出)で送られてきますので、簡単に区別がつきます。普通のハガキに比べると内容証明は郵便代が高くつきますから、架空請求業者(こんな呼び名あるかな?)も出せないでしょうね。
でも架空請求がそもそも送られてこないために、安易にクリックするのは止めましょう。

2004年08月24日

ネタなし、スランプです

スランプになりそうなくらいネタなしです。ワードに向って書き始めるまで、1時間。(←つらそうでしょ(笑)。)迷える私に愛の手を。今だネタ募集中です。
ちょっとしたネタを日経から拾ってきました。無理やり見つけたネタを強引に司法書士に関連づけていますから、あんまり面白くないです。(すみません。本当にスランプかも。。。)今日の話は「標準的な家族」。最近出生率の低下、少子化が問題になっています。家族の構成が両親と子供2人という標準的な家族が少なくなっているそうで、その標準的な家族をターゲットにしてきた商品が売れなくなってきたそうです。東京では1世帯に占める一人暮しの割合が40%を超えているそうですから、そんなマーケットに家族向け商品がヒットするはずもありません。
司法書士の仕事でこのような家族の形を考えるとすると、やはり相続なんかに影響が出てくるんでしょうか。相続登記をやる際に、相続関係説明図というものを作成します。家系図のようなものです。「産めよ増やせよ」の時代には、子供が6人・7人いる家族もいっぱいありました。今の相続は、こういった時代を生きてこられた方がお亡くなりになるケースが多く、ある人がお亡くなりになると、ネズミ算式に増えた子や孫が相続人となり、相続関係説明図(ピラミッド型です。)の作成で苦労するのは勿論のこと、遺産分割協議で揉めに揉めというのが、今私の感じる家族の形です。
あと何十年かすると、この標準的な家族(相続)の形が変わってきます。4人のおじいちゃん、おばあちゃんの孫がたった一人というのも珍しくありません。相続関係説明図はとてもシンプルなものになります。相続人が一人だけというのも珍しくなくなるでしょうから、面倒な遺産分割協議なんて必要ない時代がもうすぐそこまで来ています。相続だけに限らず、色々な影響が出てきそうです。

2004年08月23日

債権譲渡登記 完結

一般の方には、なんのこっちゃという話を続けてしまいましたが、これも今日で最後です。連日のメダル・ラッシュでネタがないため、お茶を濁させてもらいました。
数時間経過したある瞬間、「これか。。。」あるミスに気づきました。
債権の譲受人は、タックスヘブンであるケイマン等に本店のある外国会社がほとんどです。これらの会社名は当然カタカナ。
入力する会社の商号がカタカナの場合、例えばエイビーシー・コーポレーションの法人名には「エイビーシー・コーポレーション」そのふり仮名は「エイビーシー・コーポレーション」ではなく「エイビーシーコーポレーション」。そうです。『・』が多かったのです。いくらやっても、これじゃ気づかないです(笑)。
恐る恐る債権チェックのソフトにCOMMONファイルを入れます。
数秒後。
「検査は正常に終了しました。」とのメッセージが表示されました。時間を見るとやり始めてから24時間が経過してます。
データファイルさえできれば、こっちのものです。あとは簡単です。普通の登記と違うことが多いのですが、なんとか無事完了です。
当時、この仕事を安請け合いした相手方の会社には、こんな苦労した話はしませんでした。良く覚えていませんが、たぶん強がって、「楽勝でした。」みたいな話をしたと思います(笑)。
今では債権譲渡登記用のソフトも発売されてますので、私がやった頃の苦労をする必要はないと思います。今後初めてやられる方、気合いを入れてやるより、ソフト買ったほうが楽です(笑)。
P.S.
あとこの登記、対抗要件の関係で、登記事項証明には何時何分と登記申請した時間まで記載されます。「朝一番で申請してくれ。」と言われているのに、朝寝坊したのはすぐ分かります。気をつけて下さい(笑)。

2004年08月20日

債権譲渡登記のつづき その2

メダル・ラシュが続いてます。テレビで深夜まで応援しているので、不摂生がたたり、とうとうまた風邪を引いてしまいました。週末安静にします。
今日から、ここ麻布十番では麻布十番祭りです。去年は3日間で30万人の人出だったようで、東京の下町風のお祭りでは最大規模です。(安岡)力也を初めとして、芸能人も大勢きます。地下鉄の駅が出来てから、人出も多くなり、お正月の明治神宮並みの混雑です。遅くなると帰るのに一苦労しますので、今日はとっとと帰ります。
さてつづき。
エラー・ログを個々確認すると確かに1スペース少ない箇所とかがあります。入力の最初の部分で間違えると、後のデータは全部1スペースずれてしまいますから、3000のずれがあっても仕方ありません。「ああ、これが原因か。」とちょっと安心し、該当部分を訂正し、再度チェックします。
エラーの数2800。溜息しか出ません。
何度見ても入力ミスは無さそうなのになぜ??またしても1行ずつ丁寧に見るしかありません。朝方までかかってもまだ完成しません。こんな遅い時間、事務所には私一人です。集中力も切れてます。疲れているからだろうと、その日はあきらめ、一旦寝ることにしました。もうぐったりです。パソコンの画面を見っぱなしの目はもうショボショボです。
次の日、気を取り直して、再度CREDITファイルに向います。しかし何度やってもダメ。
仕方ないので、法務局に問い合わせの電話をします。でも何を質問したら、解決するのかわかりません。結局問い合わせしても、うまくいきません。
ほとほと困り果てました。
つづく。