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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年08月19日

債権譲渡登記のつづき

暑かったですねえ。
今日の日本経済新聞は、まるでスポーツ新聞のようになっています。オリンピック関連の記事が大量に掲載される中、北島200平の金、良かったですね。昨日もリアルタイムで観戦していたので、睡眠不足が続いてます。
一般の方には興味があまりないと思いますが、債権譲渡登記のつづき。最初に債権譲渡登記をやったのは、まだ自分の知り合いの誰もこの登記をやったことがない頃です。このくらいの登記なら簡単。と安請け合いしたのが運の尽きでした。
申請したことのある人がいませんから、誰に聞くこともできず、法務省のHPで入手した資料だけを参考に作成しました。しかしこの資料が細かい細かい。このデータとこのデータの間はスペースが2個とか、こことここは4個間を空けるとか、ここでエンターキーを1回とか細かい作業の連続です。債権の数の分だけCREDITのファイルに入力していきます。1スペースでも入力ミスがあると申請できませんから、1行1行確認しながらの地味で根気のいる作業です。この時点でかなり遅い時間になりました。
一通りデータの入力が終わると『債権チェック』という法務省が用意したソフトで入力ミスがないか確認します。「これで完璧!」と自信を持ってチェックすると入力ミスがあるというエラーが出ます。エラーの箇所を確認しようとエラー・ログを見ると、なんとエラー箇所が3000個!!3000という数字を見て力が抜けました。「これだけ真剣にやって3000のエラーってなんだよ。」と文句を言ってもどうしようもありません。悲しいけど作業を続けることにしました。
つづく。

2004年08月18日

リクエストにお答えして

連日のメダル・ラッシュで体内時計がすっかり狂ってしまってます。ちょっと体調がくずれてしまいそうです。(鼻と喉の調子がおかしい。。。)
誕生日が10日ほど過ぎましたが、今年は免許の更新があります。(今の免許の更新は誕生日を1ヶ月過ぎてもOKって知ってました??)暇なこの時期に行こう行こうと思ってはいるのですが、なかなか行けません。なんとか今週中には更新したいところです。
さて今日は掲示板にてリクエストのあった債権譲渡の話。(ネタ募集してます。メールでもいいです。))債権譲渡というと抵当権の移転だと思われる方もいると思いますが(一般の人でなくて、一般の司法書士の中では。一般の人でそう思っていたら、ちょっと怖い(笑)。)、今日は東京法務局中野出張所(日本でなぜかここだけ)に申請する方の債権譲渡登記です。以前何度か「今日は債権譲渡の日です。」と日誌に書いたこともあるので、民法の債権譲渡の対抗要件に関する民法の特例だというのをご存知の方もいらっしゃると思います。(詳しくは、2003年3月31日(月) 債権譲渡登記の日の日誌をご覧下さい。)
この債権譲渡の登記は昔からあるものではなく、平成10年10月1日に施行された比較的新しいものです。司法書士の試験問題で出題されたこともありませんし(最近の問題をチェックしてないので、あったらごめんなさい。)、この登記をやっている事務所は、そう多くもありませんから、司法書士試験合格者や登録したての司法書士の方は、そういう登記があるのは知っていても全然イメージが湧かないと思います。当事者出頭主義の例外ですし、全国で中野の出張所のみの取扱ですし、貼る印紙は登記印紙ですし、データはフロッピーでの申請と例外だらけです。
つづく(←せこいなあ(笑)。)

2004年08月17日

裁判官が手術見学

連載ネタがないとこんなに日誌の更新が辛いとは。。。日々こんな荒行を続けていたとは、今までの自分を誉めてあげたいです。基本的にこの時期、司法書士業界(別にこの業界でなくても)は暇です。そんな暇な中、せっかくのいいネタがあっても、守秘義務で書けなかったりしますし、辛い辛い。とりあえず今日の新聞を隅から隅まで読んでみました。
唯一こんな記事がありました。『裁判官が手術見学』
以前は医療訴訟は数年(4〜5年)かかっていましたが、迅速な裁判実現のために、このような『裁判官が手術見学』という試みが始まったようです。実際医療の現場を知る医師の免許を持つ裁判官や弁護士は、現在ほとんどいません。(東大法学部と東大医学部を卒業したようなツワモノが、極々稀にいるそうですが。)高度で専門性の高い分野なだけに、普通では中々対応できません。片方の分野に精通するだけでも大変なのに、両方の分野に精通するとなると余程のスーパーマンでなければ無理ですよね。
しかし卒業すれば殆どの人が司法試験にパスするという話で始まったロースクール(実際どうなるかは数年後わかります。個人的にはそう甘いもんじゃないと思ってますけど。)には、医師免許を持った社会人が少なからずいるようです。そう甘い試験になるとは思えませんが、なんとか高いハードルを乗り越えて、この特殊な分野で活躍してもらいたいもんです。
追伸
日々のネタ探しに苦労しております。取り上げて欲しいテーマ募集してます。(真剣)

2004年08月16日

祝!北島、100平で金!!

久しぶりの通常の業務日誌です。
皆さんお盆休みはいかがでしたか?私は東京湾花火大会に行ったのみで、他はどこへ行くこともなく、テレビでオリンピック観戦していました。深夜遅くまで応援していますので、毎日睡眠不足です。
まだまだ景気が回復しない重く暗い日本ですが、これだけの金メダルラッシュに気を良くされている方も多いと思います。柔道の金3個、銀1個、北島の100平の金、本当に良かったですね。
私は小学校の頃、夏休みには毎日3000〜4000m泳いでいた(泳がされていた)水泳少年でしたので、日本水泳男子(女子も)には特に思い入れがあります。私なんか市の水泳大会ですら、緊張していましたから(先日の裁判でも多少緊張するぐらいですから)、オリンピックの大舞台で実力を発揮する選手を見ると羨ましくなります。
年に1回の司法試験や司法書士試験でも緊張する方は大勢いると思いますが、オリンピックは4年に1度。年齢的にピークを超えている選手にとっては最後の舞台、緊張しないことはないと思います。過酷な状況の中、強靭な肉体と精神力でベストを尽くしてもらいたいですね。
頑張れニッポン!!

2004年08月11日

法廷デビューの道 その22(最終回)

今日は電車も空いていましたし、目の前の司法書士事務所もお盆休みです。本格的なお盆シーズンの到来です。だからという訳ではないですが、12日・13日の日誌はお休みさせて頂きます。
強引に長々と連載を続けていた『法廷デビューの道』もいよいよ最終回です。連載中は、日誌のテーマを考えなくて良かったので、ずいぶん楽させてもらいました。週明けからの産みの苦しみを考えるとかなり辛そうです。また長期連載できるネタを探します。(ネタ募集中!!)
さてラストです。
時間をずらしてエレベーターに乗り、東京簡易裁判所の建物から外にでました。清々しい気分です。
すっかり夕方になったので、本来ならこれから祝杯をあげるところですが、生憎風邪気味です。
私「風邪治ったら、(飲み)行こう。」
たーさん「うん、今日はほんとありがとね。」
私「いえいえ、でもおかげで勝率100%の代理人だよ(笑)。」
たーさん「このまま(他の事件)やらなきゃ、ずっと100%ね(笑)。」
私「それじゃ、またね。」
たーさん「うん。バイバイ。」
数日後、裁判所から1050円もの切手を貼った小さい封筒(普通だと80円か?)が届きました。見ると特別送達との記載のある封筒です。早速開けて見ると、先日の和解調書の正本でした。これで一件落着です。しかも後日、たーさんと飲みに行ったところ、相手方から入金があったようです。良かった良かった。
こうしてひよっこ訴訟代理人の私は、法廷にデビューすることが出来ました。20回以上の日誌ネタも出来ましたし、色々いい経験をさせてもらえました。依頼人であるたーさんもハッピーな結果になり満足しています。ずっと登記業務中心だと煮詰まってきますが、たまにはこんな訴訟業務も刺激があっていいかなとも思いました。長々とした連載でしたが、実際の雰囲気は伝わったでしょうか?
今後訴訟代理人やるか?って。勝てそうだったらやりますよ。いきなり勝率50%にはしたくないですから(笑)。
終わり。