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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年06月25日

法人後見委員会の罠

梅雨っぽい天気でしたね。株主総会が次々開催されるこの時期、ジメジメした地味な仕事をやっていました。
先日のリーガルサポート本部の法人後見委員会で、委員の担当が都道府県別に割り振られました。原則1都道府県に担当1人が責任をもって当たることになったので、責任が明確になりました。(今までは複数で担当。)
この担当の仕事は、リーガルの社員(司法書士)が就任している後見人の事務をリーガルサポートが法人として監督する業務が中心になります。具体的には担当する都道府県の後見人の業務資料を全てチェックし、個別に承認が必要なケースでは、契約書等を丁寧に確認していくお仕事です。地味ですけど、結構重要な役割です。
法人後見委員会では新参者ですし、これでも1番若いので、無理やり(?)大都市を担当させられました。「あそこはあまり案件ないから(笑)。」という声に背中を押されてやることになったのですが、担当してすぐ、確認が必要なファイルがどんどんメールで送られてきます。やっぱり騙されました(泣)。責任が明確な分逃げれません。後の祭です。
地味な仕事ですが、これが将来の血となり肉となるとでも思わないとモチベーション0です(笑)。
明日健康診断です。TGIF(花の金曜日)ですが、お酒を飲まずに帰ります。く〜(叫)。

2004年06月24日

今日からまた産みの苦しみです

昨日ほどギラギラした太陽ではないものの、今日一日暑かったですね。うちの事務所の目の前の道路が工事のため、今日は騒音の中仕事しておりました。ビルの1階に事務所があるのは便利ですけど、こんな時はハマリますね。電話が聞き取りにくかった方失礼しました。
昨日までは、法廷デビューの道というネタがありましたので、日誌の更新は割りと楽でしたが、今日からまた産みの苦しみです。というのも、法廷デビューの道のつづきは、基本的には期日に出頭しないとお話が進まないからです。裁判は60分から90分ぐらいでしょうけど、その内容を数日に渡って更新したいと思います。(←せこい?)まるで翼君がシュート態勢に入って、シュートするまで、4週間はかかる『キャプテン翼』並のせこさで更新したいと思います。期日は来月の中頃ですので、しばらくは別のネタで行きます。
法廷デビューの道ネタで、しばらく登記ネタの更新はしていませんでしたが、ちょっと前に我々の業界的には大変革である不動産登記法の改正が決まりました。電子政府化の一環としていよいよ権利証がこの世から消える日もそろそろです。

2004年06月23日

法廷デビューの道 その8

台風が過ぎ去ったと思ったら、今日の東京地方は真夏日のようでした。ジリジリと焼けつくような1日だったので、最寄駅から遠い(徒歩15分くらい)の法務局に申請に行ったスタッフはちょっとグッタリして帰ってきました。そろそろ法務局回りが厳しい季節です。厳しい季節といっても、私は1日中事務所にいました(笑)。
さて、またつづき。
たーさんは有休を取ると言っていたので、期日に出頭できるかどうか、取り合えず連絡しました。
私「もしも〜し、例の件、期日が7月○○日午後○○時○○分になったけど、どう?出れる?」
たーさん「7月○○日ね。休み取るから、全然おっけーよ。いろいろありがとね。」
私「当日証拠の原本持って来てね。」
たーさん「了解、了解。」
私「当日どうする?どっかで待ち合わせする?早めに集合して、ちょっと打ち合わせしたいし。」
たーさん「じゃあ、事務所に行くから、一緒に(簡裁に)行きましょ。」
私「OK,OK.」
私「(少額訴訟なので)1日で終わるから、その後軽く飲みにでも行く?」
たーさん「いいねえ。じゃ、そうしましょ。」
私「じゃあ、当日ね。」
たーさん「はいはーい。」
本人のOKでたので、裁判所に請書を送りました。

2004年06月22日

法廷デビューの道 その7

今日は、ばたばたしてました。疲労困憊ですが、これからリーガルサポート東京支部の部会です。リーガル・リーガルと仕事外でもばたばたです。遅刻しそうですが、律儀につづき。
しばらくすると、ご大層なファックスが送られてきました。原告田中一郎訴訟代理人司法書士原田正誉殿との宛名があります。送られてきたのは『口頭弁論期日呼出状』と『期日請書』でした。『口頭弁論期日呼出状』は、文面見るだけでも迫力のタイトルです(笑)。呼出と命令口調っぽいのがすごいですね。一般の方は(裁判をやった事がない司法書士を含む(笑)。)見る機会のないこれらの書面ですが、事件番号(平成16年(少コ)第○○○○号)や事件名、担当の書記官の名前、口頭弁論期日などが記載されています。当日どこの法廷であるかも指示されています。
「ウケショって何だ?」と戸惑ったウケショも一緒に送られてきました。結局『期日請書』のことだったんですね。「頭書の事件につき、口頭弁論期日を平成16年7月○○日午後○○時○○分と指定告知されたので、に出頭します。」と記載されたウケショに署名押印してファックスすればいいようです。その点、当事者出頭主義の登記と違ってわざわざ出向かなくていいのがいいですね。
時間いっぱいです。急いで司法書士会館に行ってきます。

2004年06月21日

法廷デビューの道 その6

台風のせいか雨降ってる東京です。じめじめしますね。さて、つづきの法廷デビューのお話。
早速次の日、東京簡易裁判所から電話がかかってきました。「原告田中さん(仮名)の事件担当されている原田先生いらっしゃいますか?」慣れてないひよっこの私も向こうから見れば先生。ひよっこと先生とのギャップに、事務所内で、「くすっ。」と笑い声が。どうせ慣れてないひよっこですよ、私なんかね(笑)。
電話してきた先(簡裁)は、ひよっこ先生とはご存知ありませんから、大真面目です。
裁「原告田中さんの事件担当されてらっしゃる原田先生ですか?」お尻がムズムズしますが、「はい、そうです。」と答えました。
裁「期日の打ち合わせの件ですけど、7月○○日の午後3時半なんですが、ご都合よろしいですか?」
私「(たーさん、休み取るって言ってたし、まあいいか。)はい、大丈夫です。」
裁「それじゃ、ウケショお送りしますから、流して下さい。」
私「(ウケショ??ウケショって何だ?研修に出てこなかったぞ。でも折角先生と呼んでもらってるからバカな質問はできないし。ま、後でだれかに聞こう!)はい、わかりました。」
慣れないと一々大変です。登記やってるほうが楽です(笑)。
せこくつづく。