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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年05月07日

外国会社の登記

自分で書いていて悲しくなるような支部だよりを書き終えました。特別研修もあり、特にこの3・4月の間支部としてあまり活発に活動していなかったので、内容がとても薄いものとなってしまいました。じゃあ、この業務日誌の内容は濃いのか?と尋ねられるとちょっと返答に窮してしまいます(笑)。
今日は外国会社の登記のお話。(めちゃくちゃマイナーなネタですみません。)
この業界でもとてもメジャーとはいえない外国会社です。余程の都心部でないと滅多にお目にかからない外国会社ですから、司法書士でも頻繁に扱ってらっしゃる事務所はそう多くないと思います。地方の先生だと登記したこと無いのが普通だと思います。もともと参考文献が非常に少ない分野ですから、資料として持っていたとしても商事法務研究会の出している、その名もズバリ『外国会社と登記』(法務省法務総合研究所教官 亀田哲著)しかないのが実情です。しかも相当でかい本屋にしか置いてません。(大きい本屋でも取寄せ??)
このマイナーな分野にも商法改正の影響がかなりあります。いかに勉強熱心な先生もご自分の仕事にほとんど関係が無いこの分野まで網羅されるのは難しいと思います。たぶん『外国会社と登記』も改訂版が出てないと思いますので、古いままのこの資料をベースにお話を進めると痛い目に合いますのでご注意下さい。
連合会が会員に無料配布した『改正商法とその実務対応』にはちゃんと載っていますが、外国会社で日本の株式会社類似の会社は、貸借対照表と同種のもしくはこれに類似するものまたは要旨を、日本において官報または時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙に掲げて、公告しなければならない。(商483ノ2第1項・166条5項)などは気を付けなければなりません。また日本におけるすべての代表者の退任の場面では債権者保護手続が必要になってますので、このあたりも要注意です。このあたりも渉外を中心にご活躍の先生から見ると今更何を?と思われるかもしれませんが、多くの先生は馴染みのあまり無いところだと思いますので、この機会に条文で確認されるとよろしいかと思います。(余計なお世話か(笑)?)

2004年05月06日

ゴールデンウィーク呆け

ゴールデンウィークは皆さんどうお過ごしになられましたか?私は中途半端に事務所に出てしまったりしてましたので、近場に軽く出かけて終了しました。東京は何日か雨に降られましたので、アウトドアでの活動はちょっと辛かったんじゃないでしょうか。
さて、日々のつらい日誌の更新をやらなくて済む貴重な日々も過ぎ去り、あっという間にゴールデンウィークも終ってしまいました(泣)。昨日の夜からブルー・マンデーならぬブルー・ゴールデンウィーク明けになっていました。
普段はあまり意識せず、日々淡々と業務をこなしていますが、仕事からしばらく遠ざかると淡々とやっていた業務のつらさが身にしみます。結構しんどい仕事してるんだなと再認識しました(笑)。こんな状態でしたから、しばらくはゴールデンウィーク呆けかな?と思っていましたが、午前中いきなりのアポですっかり元のモードになってしまいました。
元の戦闘モードになりましたので、夏休みまではなんとかなりそうです(笑)。
法律・業務には関係ない話で恐縮です。東京司法書士会港支部では、役員が持ち回りで支部だよりを発行しています。4月は私の担当だったのですが、まだ原稿を書き始めていません。(大丈夫??)日誌を書き慣れているから楽勝だろうという気もしますが、ちょっと勝手が違うので苦戦しています。支部特有のネタもなく、業務日誌のネタもなく、本来の業務とかけ離れたところでワードと格闘しています。

2004年04月30日

日誌はお休みします

ゴールデン・ウィーク中につき、5月5日まで日誌はお休みします。6日には再開します。よい休暇をお過ごし下さい。

2004年04月28日

復代理申請の裏話

昨日の日誌が愚痴っぽいとの指摘がありましたが、そのとおりでございます。アドバイスとおり、思いきって休むのも大事なのも分かってます。でもねえ。。。と再度愚痴っぽくなったところで、今日は復代理申請のお話。
登記がオンライン申請になれば事情は変わってきますが、現行の登記申請は当事者出頭主義です。(過去に何度か説明しました。)要は申請書をその管轄の法務局に持って行って申請します。港区の管轄のものなら、トコトコ歩いてすぐの港出張所に行けばいいのですが、関東のはじっこの管轄とかは、申請するだけで丸一日終ってしまいます。商業登記と違って不動産登記は申請と権利証等の回収もありますから、2回行かなければなりません。
登記の内容によっては、北海道とか九州などの法務局にも飛行機や新幹線に乗って申請に行きます。
でも飛行機などを利用すると、高額な交通費・日当などが余計にかかってしまいます。お客の立場で考えると、うちが遠方の申請に行かないで、現地の先生に復代理申請をお願いしたほうが登記費用は安くなります。現地の先生とは書類のやり取りを郵送で行いますが、現地の先生が実際にその管轄法務局に行きますから、かろうじて当事者出頭主義は守られる訳です。
この復代理ですが、一応司法書士報酬の相場があります。今は報酬基準もなくなりましたから、個々の先生によって費用が違ってきます。自分の知っている先生に頼めれば良いのですが、全国各地に知り合いはいませんので、『全国司法書士名簿』に載っている先生で、その管轄法務局に近い先生に頼んだりしてます。当然高い先生、安い良心的な先生がおられます。「うそでしょ!!」みたいな請求書を送られると、『全国司法書士名簿』の該当箇所に大きくバツをつけたり、花丸をつけたりしています(笑)。
追伸
「関西方面においで。」と掲示板にお誘いがありましたが、今日関西方面の登記を復代理で頼んでしまいました。ちと残念です。

2004年04月27日

ゴールデン・ウィーク

ご存知のとおり今年のゴールデン・ウィークは30日(金)を休むと7連休になります。実は密かに30日は、事務所をお休みにしようと思っていましたが、やっぱり無理無理。月末ですからね。29日は後輩の結婚式がありますし、ついでに1日は終日グループ研修もありますから、最大で休めて4連休です。こういう時期でないとやれないバック・オフィス系のお仕事を1・2日でもやると、ただの週末になってしまいます。ちなみに6日は朝一でアポが入ってます。
働くのは素敵なことですけど、しっかり休暇を取って心身ともにリフレッシュして次のお仕事の英気を養いたいですよね。
ほんと海外でも行ってのんびりしたいです。サラリーマン時代はちょこちょこ海外に行ってましたが、この業界に入ってからは渡航0です(涙)。黄熱病の予防接種の有効期限(10年)内である今年のうちにまたキリマンジャロにでも登りたいです。←大嘘です(笑)。あんなつらい休暇は過ごしたくありません。(キリマンジャロ登山日誌をまだお読みでない方は2003年5月23日から始まる業務日誌のバックナンバーをご覧下さい。)
実際ゴールデンウィークはどこに行っても人人人。ゆっくりとした休暇には程遠いです。どこぞの会社のように、盆正月以外にドカンとお休み取って、ビーチでノンビリ。いいなあ。。。この業界にいる限り無理ですかね。