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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2004年03月15日

たまには愚痴ってみました。

3月になったのに、まだまだ寒いと思っておりましたが、3月も中旬になり、ようやく春めいてきました。そろそろ花見のシーズンですね。
先般お話した通り、第3回の特別研修のチューターをやる事になりました。明日説明会があり、4月から本格的に始まります。1回目よりもスケジュールに余裕がありますので、土日・休日にグループ研修をやれば、平日はやらなくて済みそうです。とはいえ、多少は日誌の更新に支障がでるかもしれませんが、その場合はご了承願いたいと思います。
今日は、ちょっと愚痴っぽい話。
インターネットや司法書士会を通じて、うちの事務所を知り、ご相談される方がいらっしゃいます。電話でのご相談が多いのですが、慣れた分野の質問には、すぐその場で即答しています。質問によっては、すぐに問題が解決してしまう場合もあります。ものの数分ですから、相手も、まさか相談料が発生するとも思いませんし、こちらも請求するつもりはありません。あまりにあっけなく解決すると、それ程感謝される事もありません。それに感謝して欲しいとも思いません。
しかし、(ここから愚痴っぽくなります。)相談の中身によっては、たまたまうちの事務所で似たような案件を最近処理していたり、慣れている分野だからこその質問に対する即答であって、他の事務所では、調べないとわからない質問かもしれません。広い分野で即答できればできる程、業務に精通しているのです。即答できる自分になるために、多くの時間を費やし、費用もかけているのです。この点をご理解頂きたい。(←かなり愚痴ってます(笑)。)
とはいえ、基本的にはお人好しですから、どしどし質問して下さい。貴方の質問で、私はさらに成長し、業務に精通していくのです。ですから質問大歓迎です(笑)。

2004年03月12日

業界内有名人の憂鬱

とうとう日誌をアップし始めて1年が経ちました。三日坊主になるだろうなあと思っていましたが、思ったより続いてますね。よく「継続は力なり。」といいますが、この1年間で司法書士としての力ついたかどうかは微妙です(笑)。守秘義務や倫理上の問題から、業務日誌とは名ばかりのコラムになっちゃってますけど、今後ともご声援宜しくお願いします。
日誌を継続する気力のャは「日誌読んでますよ。」の一言です。メールでも何でも結構です。気軽に励ましのお便りを頂ければ幸いです。(ついでに扱って欲しいテーマまで書いて頂けるともっと助かります(笑)。)
昨日は法人後見委員会に出席してきました。思ったより早く終ったので、また委員会の皆さんと飲みに行きました。話題の中心はやっぱり特別研修。3回目を受講予定の方々はかなりナーバスになられているようです。その中で話題になったのが、この研修を受ける業界内有名人の話でした。この司法書士業界にも業界の有名人はいます。日司連(日本司法書士会連合会)等いろいろな会の役員をやられている方などは、司法書士のみんなが知っている有名人です。そんな有名な先生が、万が一不合格になったりすると、面子がありますから、大変だろうと思います。日常業務以外にも色々な会の仕事がありますから、のんびり受験勉強もできないでしょうし、落ちたら大変だし、気の毒です。
私が受けた去年は、そんな嫌なプレッシャーもありませんでした。お気軽な無名の存在で良かったなあとしみじみ思います(笑)。

2004年03月11日

すみませぬ。

今日は、先日お話した法人後見委員会です。2時開始・10時終了なので、今日の日誌は勘弁して下さい。

2004年03月10日

非嫡出子

世間では戸籍続柄での非嫡出子区別が議論されているようです。そこで今日は「非嫡出子」のお話。一般の方には、この「非嫡出子」という言葉は、あまり馴染みのないものだと思います。実際私もこの業界に入るまで、他人の戸籍を見る機会はほとんどありませんでしたし、自分の戸籍もマジマジと見たこともありませんでした。普段戸籍をあまり見ない一般の方は、「非嫡出子」なんて知らないですよね。(昔中学校の公民の授業で多少習った記憶はありますが。)この「非嫡出子」は「嫡出子」の反対の意味があります。要は法律上婚姻した夫婦の子(嫡出子)じゃない場合が「非嫡出子」です。区別されていると問題になっていますが、実際は民法上も戸籍法上も明らかに区別されています。民法では、法定相続分も「非嫡出子」は「嫡出子」の2分の1とされていますし(民900条)、戸籍法では嫡出または嫡出でない子の別を戸籍に記載することとなっています。(戸49条)この業界に入って他人様の戸籍を見るようになってからは、この「非嫡出子」に遭遇する事も多くなりました。戸籍を見れば確かに一目瞭然ですが、別にこの区別がなくても、我々には解ります。今後この区別をなくす方向のようですが、だからといって仕事で困ることはありません。でも「非嫡出子」の記載があって仕事で困ることもあります。大抵は相続で揉めるんです。例えば、遺産分割協議が未了の状態で、戸籍の調査をしていて、この「非嫡出子」を見つけると、「この遺産分割揉めないかな?」と思ってしまいます。過去に冷遇され(一概にはそうとも言えませんが、多くは)、法定相続分もご丁寧に2分の1。それじゃあ分割協議書にハンコ押してくれないですよね。いい方向での法改正になるといいですね。(←ちょっと優等生発言)

2004年03月09日

法人後見委員会委員に指名されてしまいました

只今午後9時40分。クタクタです。疲労がピークに達していながら、日誌を書く自分を誉めたいです。
さて今日の話は「法人後見委員会」。
先日リーガルサポートの本部の理事会で法人後見委員会委員に指名されてしまいました。リーガルサポート東京の役員だけでもいっぱいいっぱいなのに、さらにヘビーな委員にさせられてしまいました。「司法書士会港支部の副支部長の仕事だけでも大変なので、辞退したいんですけど。」というと、他の委員から「私は○○の支部長。」「私も○○の支部長やってますよ。」と責められてしまい、とうとう受けてしまいました(泣)。なんとかして逃げよう逃げようとしていたこの「法人後見委員会」。とにかく忙しいのです。
リーガルサポートは法人として後見人を見張る後見監督人の役割を担っています。法人が監督人業務を行うといっても、実際はこの「法人後見委員会」の委員がやります。委員会は月に1度、平日の2時から8時(実際には10時になること多し。)に開かれます。委員は当然司法書士ですから、平日の業務を切り上げての参加です。月イチではありますが、業務に支障をきたします。この激務をこなしている委員の皆さんには頭があがりません。本部の委員会ですから、北海道や関西の先生は飛行機での参加になります。10時までミーティングをやりますから、本来はクタクタのはずです。しかしながら、委員全員がその後、終電まで飲み会に参加します。委員の中では私が最年少ですが、皆さんのパワーにただただ圧倒されるばかりです。