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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2003年09月25日

印紙売りのおばちゃん

昨日から東京地方は雨です。気温も低く、秋を飛ばして冬になったようです。今年は異常気象と言われてますが、本当にそうですね。
さて今日もネタ不足のため、苦労してますが、印紙購入のお話。
我々の業界で印紙というと収入印紙か登記印紙です。俗にいう登録免許税は、収入印紙を使用します。登記簿謄本や印鑑証明書を取得する場合は、登記印紙です。(とてもマイナーですが、債権譲渡登記の申請は登記印紙です。)
収入印紙はどこの郵便局でも購入できますが、登記印紙は大きな郵便局にしか置いてありません。結構頻繁に登記印紙は使用するので、事務所を今の場所に移転するまではとても不便でした。今は目の前の東京法務局港出張所で購入できるので便利です。
法務局で購入できるので便利と言いながら、うちの事務所は法務局では購入しません。ではどうしているのでしょう?
実は毎日印紙売りのおばちゃんが事務所に来てくれるんです。おばちゃんは事務所のすぐ近くにいるので、連絡するとすぐ来てくれます。とても便利です。
便利、便利と言いながらちょっと困ったことがあります。というのも、このおばちゃんと私は趣味が同じ(パチスロ)で、近所のパチンコ屋さんで良く会ってしまうのです。
とても元気なおばちゃんなので、ホールで会うと、大きい声で「あら、先生〜〜!」と声をかけてきます。回りの人は変な目で見るし、ちょっと居心地が悪いです。
先日このおばちゃんが「先生ご紹介します。」とホールで声をかけてきました。見るとおばちゃんの隣りに見知らぬ人がいます。こちらは「原田先生です。」そう紹介されたので、スロットを打つ手を止め軽く挨拶しました。誰だろうと思っていると「今度来られた新しい登記官の方です。」と無邪気に紹介されました。
私「登記官?」
登記官「司法書士?」
紹介したおばちゃんはご機嫌でしたが、紹介された我々はスロットの台の」で固まっていました(笑)。勘弁してね。おばちゃん。

2003年09月24日

実は大変なことに

司法書士のメイン業務に不動産の売買の立会いがあります。Aさんの不動産をBさんが買う場合、Aさんの物件に設定されている抵当権を抹消し、AからBへ所有権を移転し、Bの物件にBが借りた銀行ローンの抵当権を設定します。ほとんどの場合Bさんがローンを組んだ銀行に関係当事者が集まります。関係当事者はAさん、Aが借入していた銀行の担当者、Aの仲介業者、Bさん、Bが借入れる銀行の担当者、Bの仲介業者、司法書士などです。10名ぐらい集まる場合もあります。司法書士はその場で何をするかというと、1.物の確認 2.人の確認 3.申請意思の確認をし、必要書類を揃え、登記申請します。今日はそんな立会いに出なくてはならない日でした。
ところが、朝一で不動産の仲介業者の方が慌てて連絡をしてきました。
仲介業者「あの〜、実は大変なことになりまして。。。」
なんとなくピンときました。
私「どうしたんですか?」
仲介業者「じつは売主さんの権利証が見つからないのです。昨日から探してもらっているんですけど。」
私「は〜〜(ため息)。」
仲介業者「今日中になんとかなる裏技ありませんか?」
私「あ り ま せ ん。」
仲介業者「やっぱり保証書ですか?」
私「そうなりますね。取引も延期ですね。」
仲介業者「はあああ。。。(深いため息。)」
おとといまで権利証があったので、仲介の担当者も私もすっかり安心していました。絶対探せば出てくると思うのですが、こういう時に限っていくら探しても見つからないもんです。
朝一で立会いの延期になりましたので、最悪の事態は免れました。どういうのが最悪かというと、関係者10名が勢ぞろいしている時に権利証がない場合です。過去に何度かありましたけど、ガックリします。
今日は朝から夕方までこの件に振りまわされてしまいました。傘が無いところに雨には降られビショビショになったりとグッタリの一日でした。

2003年09月22日

また芸能人か?

台風の影響なのか東京はいきなり寒くなりました。この間まで夏だったのに、いきなり冬到来みたいなかんじです。普段は冷房でキンキンに冷えている事務所も、今日は冷房の出番なしです。(暑がりの私を除くスタッフは喜んでましたけど。)こういう季節の変わり目は風邪をひきやすいのでお互い注意しましょう。
さて先日VIP登場のお話をしましたが、今日も事務所に有名人が来ました。名前がパッと出てこないんですが、火曜サスペンス劇場などで良く殺される役の俳優さんです。
おっ、芸能人だ。と思っていると
芸能人「あの〜、東京法務局港出張所はどこですか?」
私「あのビルです。」
芸能人「ああ、そうですか、あのガラス張りの。ありがとうございます。」と言って出て行きました。
道を教えただけなんで、この芸能人に関していえば守秘義務もなにもありません(笑)。名前を思い出したら、掲示板にでも書き込んでおきます。
法務局の方が全然大きいビルなんですけど、うちの事務所の方が目立つんですかね(笑)。こうやって法務局の場所を聞いていく人は結構います。そりゃ司法書士事務所ですから、近所の法務局の場所は知ってますけど、用事がそれだけってのも寂しいですね。またいつか来られる事に期待しましょう。

2003年09月19日

権利証の盗難

不動産の権利証が盗まれたりすると、司法書士会から「○○区○○○町○○○○、所有者Aさんの登記済証が紛失しました。この物件の取引にはご注意下さい。」とのお触れが出ます。今日も権利証と実印が盗まれたとの連絡がありました。間違ってこの被害者の登記を行わないように、一応被害者のお名前は見えるところに書いて覚えるようにしています。
権利証・実印・印鑑カード・銀行の通帳・銀行印などは全部大事なものですが、同じところに保管してる方が多いようです。同じところに保管しているとセットで盗んで下さいみたいな状態です。別々に保管しましょう。もしも権利証が盗まれた時は、知り合いの司法書士か地元の司法書士会にすぐ連絡して下さい。被害が食い止められるかもしれません。権利証を紛失すると再発行はできません。保証書というものを使うことになります。とても面倒です。大切に保管しましょう。
と現在では説明してますが、IT政府の実現とともにこの『権利証』も無くなりそうです。(以前日誌で紹介したID番号になります。)試験で憶えた膨大な登記の先例も意味の無いものになる日が来るんでしょうか?
P.S.
今日のネタのいまいちでした。また来週頑張ります。

2003年09月18日

新しい名刺

簡裁代理権取得のための2回目の特別研修もやっと開かれるようです。東京では受講希望者が多いため、今回もくじ引きだそうです。公平のため、くじは公開形式で行われるそうです。2回目希望の先生方はとりあえず、当たりが引けるといいですね。
1回目の考査に合格した人たちは他の司法書士との区別化?を計るため、新しい名刺を作る方が多いようです。私は張りきって新しい名刺を作ろうとは思ってなかったんですが、ちょうど名刺が切れたので『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』と非常に小さく入れることにしました。入れてみたところで、今の業務にあまり影響はないと思いますが、一応念の為(笑)。
この新しい名刺は、いつものはんこ屋さんに頼みました。そこのスタッフはわざわざ事務所に持って来てくれます。そこのスタッフが来た時、ちょうどドタバタしていたので、座って待ってもらいました。座ったところに司法書士会の『裁判もやるってか?!』という冊子が置いてあったので、彼はその冊子をパラパラ読んでいました。新しい名刺の『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』の文字と『裁判もやるってか?!』の文字が彼に何かを訴えたのでしょうか、「これもらって帰ってもいいですか?」と言うと、その冊子を持って行きました。何かトラブル抱えているんでしょうか?もしかしたら、最初に『簡裁訴訟代理関係業務認定会員』を見た彼がお客様になるかも知れませんね(笑)。