2013年04月30日
麻雀放浪記 その1
坊や哲、ドサ健、出目徳をご存じでしょうか。
若い方は、週刊少年マガジンで連載されていたので、ギリギリご存じかもしれません。
彼らは、阿佐田哲也原作の麻雀放浪記の登場人物です。
大学生1年生の頃、真田広之が坊や哲、鹿賀丈史がドサ健を演じ、映画化されました。当時としては、珍しいモノクロの映画でしたが、
そこそこヒットしました。
映画より先に阿佐田哲也原作の小説麻雀放浪記を全巻読んでいた私は、当時の大学生らしく、大学の空き時間には、
友達と麻雀をして過ごしていました。もしかすると大学で授業を受けた時間より、雀荘にいた時間のほうが長かったかもしれません。
早稲田大学の法学部の校舎に一番近い南門を出たところにある雀荘「早苗」、ここが友達との待ち合わせ場所であり、
大学時代に一番時間を過ごした場所でもあります。
(ここから多少の専門用語が混じります。)
当時一緒に卓を囲んでいたメンバーは、それぞれ麻雀放浪記の熱心な読者で、麻雀放浪記に限らず、阿佐田哲也の麻雀小説は、
東一局五十二本場等、全て読んでおり、初歩的な元禄積み、拾い、小手返し、いくやまこえてはつ等の通し等は、
問題なくできるそこそこのレベルでした。
熱心に麻雀を研究さればするほど、一緒に卓を囲んでいたメンバーである打ち手3人のレベルが高くなってしまい、「カモにされたくない」
と、あと一人の面子を揃えることができなくなってしまいました。
つづく