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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2012年06月18日

ミャンマーでの会社設立

商事法務#1968に「ミャンマーへの投資に関する法規制の概要」という記事があります。
直接顧客でミャンマーに進出する企業がある訳でもないのですが、ちょっと気になったので、ご紹介します。

ミャンマーの会社法は、1929年のインド会社法と類似しているそうで、会社の種類は、
ミャンマー国民のみで運営されるミャンマー会社と外国会社があるようです。この他公開会社、非公開会社の区別や株主の有限責任とかは、
そこそこ想像できそうな形態です。

一番気になったのは、商号。
類似商号は、日本の要件よりずっと、厳しく、同一商号は難しいようです。

また商号の中に使えない文字があり、

Crown
Emperor
Empire

などは登録できないようです。
日本だと、株式会社エンパイア・ステート・ビルとか株式会社帝国金融とかが登記できないというかんじでしょうか?

所変わればですね。

2012年06月15日

株主総会の複数地開催も珍しくなくなってきた

今年は株主総会の集中日は6月28日のようです。

通信回線のトラブルなど、上場企業にとっては、多少リスクのある複数地での株主総会の開催ですが、
ちゃんとやってる企業もあるんですね。

複数地開催に似てますけど、会場は東京で、その様子を大阪会場で上映するという方法をとっていた企業もありましたが、トラスコ中山は、
完全な複数地開催。

同社のHPで、東京と大阪で開催した様子が掲載されています。
http://www.trusco.co.jp/ir/investor/stock/meeting.html

同社の株主総会では、事前議決権行使結果を総会当日に開示したりと、結構工夫されているようです。

同社の今年の総会は、
出席総株主数 988名(昨年 857名)
・大阪会場出席株主数 612名
・東京会場出席株主数 376名

とまずまずの成果。

こちらが同社の招集通知。
http://www.trusco.co.jp/ir/stock/pdf/2012_tsuuchi.pdf

候補者のカラー写真や来期の抱負(毛筆での書?)など、ちょっと毛色の違う気がしますが、これからは、
このような招集通知も珍しくなくなるかもしれません。

2012年06月14日

司法書士制度140周年記念ピンバッチ

今日、司法書士会から、いつものように郵便物が届きました。

封筒を手に取ると、

あれ?何か入ってる。

写真↑ 「司法書士制度140周年記念ピンバッチ」を手に入れた。

 

関東ブロック司法書士会協議会より

無償にて

手に入れたものを今回配布されたようです。(貰えるのは関東だけなのかな?)

名刺に貼る用のシールも同封されてました。

140周年がちと、中途半端じゃないかという話もありますが、まあ、これはこれで。

ちなみに、資生堂や明治座、品川駅なんかも今年140周年みたいです。

このへんと司法書士は同い年なんですねw

2012年06月12日

大阪弁護士会が面白そうなことやってます。

大阪弁護士会が面白そうなことやってます。

ゲームで裁判員!スイートホーム炎上事件

こんなバナーまで準備して気合が入ってますね。

一単位会でこれだけやれるとは、羨ましい。

すごろくゲームだけじゃだめでしょうね。司法書士会も頑張れ!

2012年06月11日

難しい金融商品を認知症患者に


投資信託等の金融商品は、その商品の仕組みを理解するのが簡単ではありません。投資信託の購入者が、
正しくその商品を理解しているというより、断れずに購入したり、なんとなくリスクがあるのを承知した上で購入するレベルだと思います。
金融のマーケットに縁遠い方なら、そこそこ勉強されないと、厳しいと思います。中には、素人にはほぼ理解不能な難しい商品もありますから。

一般の方でも理解するのが、難しい商品を認知症患者に売りまくったというニュース。

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認知症患者も「食いもの」に… 銀行・
証券の投信販売「大手の安心は『幻想』だ」
(産経新聞 6月9日)
 認知症の89歳の男性に投資信託を販売したとして、男性の家族らが大和証券に損害賠償を求めた東京地裁の訴訟で、
大和側が請求の約7割にあたる600万円を支払う内容で和解が成立した。法廷に提出された証拠からは、
契約内容を理解していない男性に対し、外務員が一方的に契約手続きを進める様子が浮き彫りとなった。
高齢者向け投信販売のトラブルは近年急増しており、専門家は「強引な勧誘も目立ち、大手の銀行、
証券会社だからといって油断してはいけない」と警鐘を鳴らしている。(以下略)

購入総額が6000万円を超えていたようですから、10%ちょっとは、損が出てたんでしょうね。(もちろん、儲かっていれば、
こんな裁判もやらないと思いますが。)

報道によれば、大手の大和証券がやっていたとありますが、他の大手でも似た話はいくらでもありそうです。

営業「ここまでご理解頂けましたか?」
高齢者「はい。」
営業「ご契約頂けますか?」
高齢者「はい。」
営業「ここに、ハンコお願いします。」
高齢者「はい。」

みたいな理解しているかそうでないのか微妙なやり取りを、ノルマが厳しいとの理由で、
強引に進めてしまっている業界のような気もします。

そもそも規制が非常に厳しい業界、今後ますます増える高齢者に、どう対応していけばよいのか、考えさせられるニュースでした。