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司法書士法人ファルコは商業登記・会社登記・法人登記を中心とした企業法務コンサルティングに特化した専門家集団です。

ブログ

2012年04月25日

すぐに役立つ 改訂新版 成年後見制度の法律と手続き

改訂版が出ました。

すぐに役立つ 改訂新版 成年後見制度の法律と手続き

ご興味ある方は、どうぞ。

2012年04月20日

オリンパスの臨時株主総会


例のオリンパスの臨時株主総会があったようです。

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オリンパス臨時総会で新経営陣の選任を可決、
元社長が決議無効の提訴も(ロイター 4月20日)
オリンパスは20日、東京都内のホテルで臨時株主総会を開催し、三井住友銀行元専務の木本泰行氏、
執行役員の笹宏行氏ら新経営陣の選任を賛成多数で可決・承認した。(略)一方で、総会で質問に立った元社長のマイケル・
ウッドフォード氏は、自身の解職理由に対する会社側の回答が不十分だとして、総会決議の無効を求める訴訟を検討する意向を示した。(略)

 

臨時株主総会の決議に関するお知らせ(オリンパス社HP)

http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/data/tes/2012/pdf/nr20120420.pdf

 

あまり普段見ることのない「訂正後の計算書類の承認の件」が5期分で5議案あります。

総会の開催時間は10時、終了は12時59分。ほぼ3時間という長い株主総会だったようです。取締役には、
だいぶ居心地の悪い時間だったでしょう。

マイケル・ウッドフォード氏が会社側の回答が不十分としてるのは、
これのようです。↓

(取締役等の説明義務)
第三百十四条  取締役、会計参与、監査役及び執行役は、株主総会において、株主から特定の事項について説明を求められた場合には、
当該事項について必要な説明をしなければならない。ただし、当該事項が株主総会の目的である事項に関しないものである場合、
その説明をすることにより株主の共同の利益を著しく害する場合その他正当な理由がある場合として法務省令で定める場合は、この限りでない。

 

司法書士の実務ではあまり問題にならない条文ですが、こういった背景のある役員変更登記は、気持ちよくやれるもんではないですね。

結局このまま終わるのでしょうか?

2012年04月18日

第 207条9項4号不動産の価額が相当である旨の不動産鑑定士の鑑定評価書及び弁護士の証明書


今日は「金銭以外の財産の出資」のドラマのようなお話。

数年前より、会社法第二百七条から司法書士試験が出題されるんじゃないかと思っておりますが、そんな条文と関係のある話。

まず条文(事件と関係ある部分を抜粋)
第二百七条  株式会社は、第百九十九条第一項第三号に掲げる事項を定めたときは、
募集事項の決定の後遅滞なく、同号の財産(以下この節において「現物出資財産」という。)の価額を調査させるため、裁判所に対し、
検査役の選任の申立てをしなければならない。
9  前各項の規定は、次の各号に掲げる場合には、当該各号に定める事項については、適用しない。
四  現物出資財産について定められた第百九十九条第一項第三号の価額が相当であることについて弁護士、弁護士法人、公認会計士、監査法人、
税理士又は税理士法人の証明(現物出資財産が不動産である場合にあっては、
当該証明及び不動産鑑定士の鑑定評価
。以下この号において同じ。)
を受けた場合 当該証明を受けた現物出資財産の価額

そしてこのニュース。

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マンション分譲会社を捜索 増資額水増し容疑 大阪府警
(2012年4月18日朝日新聞)
 ジャスダックを上場廃止になった大阪市中央区の分譲マンション販売会社「セイクレスト」(破産手続き中)
が山林の現物出資で第三者割当増資をした際、山林の価値を過大に評価して増資額を水増しした疑いが強まったとして、大阪府警は18日、
金融商品取引法違反(偽計)容疑で元役員の自宅などを家宅捜索した。(以下略)

 

そして散々ググった結果、見つけた当時のプレスリリース
http://ke.kabupro.jp/tsp/20100218/140120100218026612.pdf

 

普通のプレスリリースと比較するとかなり長文。時間かかりますが、上場を維持するために、
もうこの手しかなかったのかという背景が分かってきます。

そして問題の「第 207 条9項4号不動産の価額が相当である旨の不動産鑑定士の鑑定評価書及び弁護士の証明書」

NHKで放送されそうなドラマみたいな内容になっています。時間ある方は、ゆっくり検討なさって下さい。

2012年04月17日

ホームレスな会社って?


今日は会社の本店のお話。一般の方向けです。

会社の本店所在地は、当然登記事項。

会社設立の場面や本店移転の場面で、
「本店所在地の証明、例えば賃貸借契約書とか必要ですか?」
みたいな質問を受けるときがあります。あるいは、必要なんだろうなと、きちんと賃貸借契約書のコピーを準備されるお客様もいらっしゃいます。

しかし、結論から言えば、「本店所在地の証明なんてものは、必要ありません。」

「郵便物を預かり、登記の住所に利用可能」というのが、はやりのバーチャルオフィスの典型ですので、
実際に事業を行っている場所と登記簿上の住所が別という会社はいっぱいあります。

「うちの会社の本店はここです。」と宣言されてしまえば、登記はそのまま受理されてしまいます。
添付書類として賃貸借契約みたいなものが不要である分、虚偽登記の可能性がなくはないといったところでしょうか。

 

そんな割と雑な扱いの会社の本店所在地ですが、究極の本店所在地をプレスリリースしている会社がありました。

本日より当社は「ホームレス」となります。

http://www.value-press.com/pressrelease/95179

一応、登記上の住所は別にあるみたいですので、不便はないのかもしれません。

 

今後、クラウド・コンピューティングの技術が進み、スタッフは全て自宅で活動するみたいなことも夢ではなくなっていますので、
本店はサーバーの設置場所なんて会社も出てくるのかもしれませんね。

2012年04月16日

月9に司法書士が出るらしいが。。。


月曜日です。月曜日といえば、「月9」というくらいヒットしたドラマは過去にありましたが、個人的には、最近全然見ておりません。

他の曜日のドラマに比べると、注目を浴びる「月9」ですが、今日から始まるのは、「鍵のかかった部屋」、
嵐の大野くんが防犯オタクという設定の密室ミステリーらしいです。

なんでこんな番宣的なことを書いているかというと、一瞬脇役で堀部圭亮が司法書士役で出るらしいから。

中村玉緒の変な司法書士が主演のドラマ以降、司法書士が取り上げられることは、最近無かったので、一応ご紹介しときます。

しかし、司法書士も注目を浴びませんね。今後の何かに期待しましょう。
では。