2011年12月21日
科学は平和利用でお願いします
ちょっと考えさせられるニュース。
イラン国籍理由に入学拒否、 違憲 東工大が敗訴(朝日新聞2011年12月20日)
難民として日本で暮らすイラン国籍の男性(43)が、東京工業大(東京都目黒区)の原子炉工学研究所への入学を拒否されたのは 「国籍を理由にした不当な差別だ」として大学を訴えた訴訟で、東京地裁は19日、入学不許可決定を無効とする判決を言い渡した。 (以下略)
「国籍を理由に入学を拒否された」
そりゃいかんよね。と思うのが当然でしょう。
でも「イラン国籍」「原子炉工学研究所」というキーワードが並ぶと東工大の判断も難しかったのではないかとも思えます。
金正日総書記死去の報道もここ数日多いですが、安全保障の問題を考えると、慎重に判断せざるをえないのも事実です。まだ地裁の判決ですから、今後どうなるかわかりませんが、実に微妙です。
会社設立の場面や増資の場面などで外為法の報告などの手続きに留意しますが、かなり個別に制限されています。
ぞっとする固有名詞が並ぶ「財務大臣所管の許可対象取引」
http://www.boj.or.jp/about/services/tame/t_seido.htm/#0110
性善説か性悪説か。
いずれにせよ、科学は平和利用を目的としたものにしてもらいたいもんです。